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宵々町奇譚―オカルト同好会編―  作者: Ree
chapter4 未知との遭遇 
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「気を取り直していくぞ!」

 呪文をマスターした僕らはシンラくんの指示で再び輪になって手を繋ぎ呪文を唱えた。


 パッパラプト・ポッポルンパ・プピリッポ・パロ

 パッパラプト・ポッポルンパ・プピリッポ・パロ


 目を閉じ、宇宙を思い描きながら、延々と唱え続けた。

 いつから始まったのか、そして誰から始めたのか分からないけど、いつの間にか足が勝手に横へ動き出して僕らは手を繋いだままグルグルと回っていた。

 まるで、『かごめかごめ』のように。


 パッパラプト・ポッポルンパ・プピリッポ・パロ

 パッパラプト・ポッポルンパ・プピリッポ・パロ


 段々回る速度が速くなっているような気がする。

 目を閉じてるから分からないけど、多分開けてたら目が回ってしまうんじゃないかってくらい。


 パッパラプト・ポッポルンパ・プピリッポ・パロ

 パッパラプト・ポッポルンパ・プピリッポ・パロ


 僕らは呪文を唱えながら、取り憑かれたように延々とグルグル回り続けた。

 不思議と体は疲れなかった。

 寧ろ、心地良さすら感じていた。

 このまま一生回ってられるって思うくらい。

 でも、終わりは必ず訪れる。


「よし、今日はここまでだ」

 シンラ君の号令で僕らは夢から覚めたように足を止めて繋いでた手を離すと目を開いた。

 解放され一安心したと共に、名残惜しさも感じ、みんなから思わず「ほぅ…」と恍惚とした溜息が漏れていた。

「何か凄く不思議な感じがしたニャ」

「そうね、案外悪くなかったわ!」

「貴重な体験でしたね」

「ウフフ……なかなかエキサイティングだったわ」

 僕らは口々に感想を述べた。

「お前達、なかなか良かったぞ!」

 シンラ君からお褒めの言葉まで貰った。

「僕たちの想い、宇宙人に届きましたかね?」

 僕はシンラ君に尋ねた。

「ウム、恐らくは届いているだろう。しかし、彼らはまだ此方に辿り着けないでいる。三日後の満月の日までにより強いメッセージを送り続けなければならない!」

 シンラ君の言葉に僕らは使命感のようなものが芽生え、頷いた。



 ――――今にして思えば、あの時、僕らは洗脳や催眠術に似た感覚に陥っていたのかもしれない……。




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