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宵々町奇譚―オカルト同好会編―  作者: Ree
chapter1 黒魔術と新興宗教
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 さて、僕が部長である経緯の話はここで終わり、次はミステリー研究会の話をば。

 ミステリー研究会……略してミス研は、名前の通り、僕らのオカルト同好会とちょっと、いや、かなり(かぶ)っている。

 名前だけじゃなく、活動内容までほぼ同じだ。

 僕らもミス研も怪奇現象なんかの噂や、その真相解明、現場写真なんかを抑えて新聞にし、各階の廊下にある掲示板に貼り出すのが主な活動だ。

 オカルト同好会は『怪奇新聞』、ミステリー研究会は『ミステリーレポート』の名で発行していて、校内で割と人気を(はく)している。

 新聞は部をアピールするのに最も効果的な方法で、僕らは日々、競うようにしてネタを探している。

 何故、競うようにしてアピール合戦を繰り広げているかというと理由は二つある。

 一つは、部員を増やす為。

 そして、もう一つが、僕らが争う最大の理由……部の承認を得ること。

 オカルト同好会もミス研も、実はまだ正式に認められた部じゃないのだ。

 部を新規で設立するには学校の承認が必要なんだけど、条件を満たしてないと駄目らしい。

 その条件ってのは活動の内容、需要、一定の部員数の確保。

 最低三人は必要らしいから、そういう意味ではミス研は条件クリアで、僕らよりやや優位にいる。

 だから僕らもあと一人は最低でも勧誘しなきゃならないんだ。

 部に承認されると顧問の先生が付くけど、部費が貰えるし、そしたら活動の幅も広がる。

バスに乗って遠出で心霊スポット巡りや、合宿という名の小旅行なんかも出来るようになるかもってモミジ先輩が言ってた。

 だから何としても部に認定して貰いたいんだ。

 だったら手っ取り早く、ミス研とオカルト同好会で合体すればいいじゃん、って?

 残念ながらその選択肢はない。

 ミス研トリオとモミジ先輩は、同級生で昔からとっても仲が悪いのだ。

 それに……まあ、僕も何となく、あの人たちと仲良くなれる気がしないし。

 そんな訳で、僕らはミス研に負けないよう、日々、怪奇新聞に載せるスクープを探し回っているという訳。




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