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深夜書いて翌朝になって読み返すと、なんかすっげぇ馬鹿馬鹿しいこと書いてるなって思う。俗に言う翌朝賢者タイム。下ネタじゃないぞ。

夜中に歩いてたら

「ハイ! ジャパニーズガール キョウミナイデスカ? カワイイコ イッパイ イルネ」


って片言の日本語で話しかけられる。


俺ちゃん日本人な。日系人に見えんかもしれんが

奏side


「……」


ヤバイ……可愛いかった……


有利君が帰っていくのを見送りながら、内心興奮を押さえられないでいた。


空条有利……隣のクラスだし、朝はじめて話した……それも、私のせいで怪我したのを、心配して話しかけただけで、これといって面識はない。赤の他人だ。


だが、嫌でも有利君の噂は耳に入ってくる。それほどまでに、彼は女子の間では有名だからだ。


その噂の殆どが、女関係の噂だ。


しかし今日聞いた話では、どうやら童貞らしい……

遊んでいると思っていた同級生が実は童貞だったという展開……これだけで今夜は気持ちよく寝れる。


いや、そうではなくて、重要なのは童貞ながらもビッチということ……


しかも有利君は自覚がない。


つまりは天然童貞ビッチ


童貞の癖に無意識のうちにビッチのような行動をとってしまう、女子が一度は憧れる存在。


有利君がそうだと知り、何人の女子が抱きたいと思っただろうか。


私もその一人だ。


さっきも何度無防備に構えている彼を襲いたいと思ったか……携帯を後ろから覗きこまれた時は、必死に理性を保つのに苦労した。




「……お弁当…作ってもらえばよかったかも…」


折角、お弁当を作ってくれると言っていたのだ。冗談でも「うん」と言っておけばよかった。


学校中の女子を敵に回しかねないが……それでも有利君の手料理を食べれるなら。それだけの価値はあった。


「勿体ないことしたなぁ……」


後悔するくらいなら、あの時言えばよかった……肝心なところでヘタレな自分が情けない……


「いや……水泳部に入るって言ってるんだし……うん、まだチャンスはいくらでもある。むしろ、他の人よりもリードしてるじゃん」


いよっしゃああああああ!


落ち込んだり歓喜したり……自分でも忙しいやつだと思うけど、嬉しいものは仕方ない!


奏sideend




有利side


「たっだいまー! よし、誰も居ないな」


家に帰ると、誰も居ないことを確認する。


ふっ……俺のやりたいこと……それはな


「エロ本探しだっ!」


妹の部屋に入りながらそう言う俺


「ふっふっふ……」


以前の世界ならば、妹はエロ本なんぞ持っていなかっただろう。

だがな……この世界ではどうだろう?


妹は中三……性欲的には最もピーク!


そんな妹エロ本の一つや二つ……隠し持っていないわけはない。


妹の部屋を物色する兄……絵面的にも文面的にもアウトだが許せ。

衣類タンスは漁らないから。


「まぁ、とりあえずベッドの裏……」


ベッドの裏を覗きこむが……ここには何もないか


となると……本棚だな。こう、手前にマンガを置いて、その奥にエロ本を置く。これも定番だが……ここにもないか


となると……ん、参考書の箱か……


俺は本棚の一番下にしまってある参考書の箱を見つける


勉強熱心だから、参考書があるのはなんの不思議もない……だが、肝心の参考書は机の横に積み重ねられている。


本棚には参考書が入っていた箱のみ……


怪しい……実に怪しい……


「怪しいと思った時には既にっ! 確認し終わっているのさ!」


ビンゴ! 参考書の箱に綺麗にエロ本が収まっていやがる!


甘かったな妹よ……次は参考書を隠しておくといい。


さて、エロ本の中身を拝見……


次に、俺が確認したかったことだが……男女の価値観が変わってるということは、もしかしたらエロ本も男がメインになってるんじゃないかと……思った……次第で……


「……ぉおう……マジか……」


見開きにドーンと野郎のケツが……うっ、気分が悪くなってきた……なんてバイオ兵器なんだ……男に対して効果抜群じゃないか。


これを元の世界に持っていけば戦争は終わるに違いない。


俺は、これ以上見るのを止め、エロ本を元に戻して妹の部屋を出る。


ちなみに俺はエロ動画派なんでエロ本は持ってない。


まあ、中三までは持ってたけど、ねーちゃんに隠し場所バレたから泣く泣く捨てたから、持ってないんだ。


安心しろエミ……えろ本を見たことは内緒にしとく。


「…………ん? 待てよ。」


エロ本が男メインになってるってことはよ……エロ動画も……男メインになってるってことか……いや、エロ動画は普通にゲイもレズもあるからな。探せばある筈だ。

南米っぽいらしい。

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