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設定とか考えずその場のノリで書いてるから矛盾点はないと思う←タイトルがすでに矛盾

「ただいまより、表彰式を行います。あべこべチャンプルーあなたは、ジャンル別日刊ランキングで「ありがとうございますっ!」」


「食い気味だね……まぁ、いいけど、それより今の気持ちをどうぞ」


「そうですね、やっぱり、常々……俺はこんなもんじゃない、もっと成り上がれる。そう思っていたので、今回はそれが結果として現れたって……感じですかね?」


「本田圭佑かよ……今の気持ちを、誰に伝えたいですか?」

「俺よりも下のランキングの人たち」

「性格わるすぎかよ」


あ、ジャンル別日刊ランキングで、1位になれましたー(棒)

さて……林間学校当日な訳ですが……


「やべえ! 寝坊した!」


集合時間が八時丁度で、今起きたのが七時二十分。自転車で三十分はかかるので、もう家を出ておきたい時間だ。


「ヤバイヤバイ」


俺はジャージの上を脱ぎ、体操着を着てさっき脱いだジャージを羽織ると、慌てて他の準備をして、エミに頼んで朝食はパンを焼いてもらいそれをくわえて学校に向かう。


あ、林間学校だから制服じゃなくてジャージでいいんだわ。


家を出てしばらくすると、ポケットにいれていた携帯からLIMEの通知音が鳴り、俺は自転車に乗ったまま画面を開く。


七時四十分か……ギリギリ間に合うかな。


画面を開くと、時間が表示されるのだが、それを見て間に合いそうだと安心する。


LIMEの通知は、林間学校の班のグループLIMEだった。


日曜日のうちに龍之介が作ったらしく、招待されていたのだが……あいつ、どうやって来栖さんのLIME知ったんだ?


まぁ、それはいいや。


俺はLIMEのメッセージを確認する。


龍之介『有利、まだ来てねーみたいだが寝坊か?』


ええ、寝坊ですとも。


俺は七時五十分には着けると返信し、携帯をポケットにしまう。


本当は自転車に乗りながら携帯いじるのは違反だからやっちゃダメだけどな。


そこから必死にペダルをを漕ぎ、五十分になる前には学校に到着できた。


「あー疲れた……お、返信来てる」


俺は自転車を止めて、集合場所である体育館に向かいながら携帯の画面を確認する。


龍之介『有利、まだ来てねーみたいだが寝坊か?』

ユーリ『7時5分には着く』

奏『タイムスリップ?』

龍之介『タイムマシン完成してたのか』

けい『天才だな』

龍之介『今度貸してくれ』

奏『細胞バラバラにならないといいけど……』


龍之介『返信がないな』

けい『……まさか』

奏『細胞が……』


龍之介と奏は誰かわかると思うからとばして、ユーリってのが俺の名前で、けいっていうのは来栖さんだ。


来栖恵(くるすけい)で、下の名前が(けい)だから。


てか、7時50分に着くって書いたつもりだったのに、0が抜けてた。


でも、流石にいじり過ぎだろお前ら。


ユーリ『今着いた……つかイジりすぎだろ』


そう送ると、すぐに龍之介から返信が来る


龍之介『ちっ、死んでなかったのか』


龍之介テメェ覚えてろよ……


俺は携帯をポケットにしまって体育館に向かう。


「おお、全員来てるっぽい……皆はどこだ?」


班になって別れているらしく、自分の班の場所を探す。


「あ、おった」


龍之介がデカイからすぐに見つけられることができた。


俺は、龍之介達の所に歩いていく。


「お待たせ」


「おう、時をかける少年」

「遅かったねドラ○もん」

「よう、日○かごめ」


「おう、お待たせ……」


ことごとくタイムスリップするキャラばかり並べて……


「ごめんね有利君、龍之介君が言おうって」


と、少し悪びれながらそう言う奏ちゃん


「やっぱりお前が主犯か」


というか、お前以外に言いそうなやつ居ないしな。


「当たり前だろ」


と、悪びれる様子もなくそう言う龍之介。


「少しは悪びれろよ」


「お、有利君は社長出勤ね……それじゃあ、八班も全員揃ったし、これで全班揃ったかな」


と、俺の姿を見つけた俺のクラスの担任である斉藤先生が、そう言いながら名簿にチェックを付ける。


俺が最後だったわけね……すいません。

まぁ、時間には間に合ってるし、怒られはしなかったからよかった。


「それでは、少し速いですが説明会を始めます」


マイクを持った先生が前に出て林間学校の説明を始める。


長いので要約すると


林間学校は一泊二日を予定しており、バスに乗って移動し、十時頃に着くのでそこから野外炊飯をする。

その後は登山をして、夜にはキャンプファイアーや肝だめしなどをやるらしい。


二日目は特になにもない。帰るだけだ。



二日目も何かしようぜとは思ったが、それ以外が別に何もおかしな点はない。おかしな点はないのだが……。


え? 肝だめし……やんの? マジで?

俺……お化けとか……そういうの嫌いなんだけど……。

小さい頃に、貞子を見て……それ以降トラウマになったんだけど……。


ヤバイわ。マジで。

「それでは、班に別れてバスに乗ってください」


先生がそう言うと、皆荷物を持ってバスの止まっている校庭へと向かう。


荷物を運転手に預けてバスのトランクに入れてもらい、バスに乗り込む。


班毎に席が決められており、俺達の八班は座席の右側の二列目と三列目だった。


俺と龍之介が二列目に座り、来栖さんと奏ちゃんが三列目に座る。


一列目は引率の先生であり、俺達の乗っているバスは斉藤先生が引率らしく、俺たちの前の席に座る。


「やあ、タイムトラベラーの有利君」


前に座った斉藤先生が、こちらを振り返りそう話しかけてくる。


「待って、なんで先生が知ってるんですか?」


「俺らがLIMEしてる時に一緒に居たからな。あとお前だけだったから、どうしているか聞いてくれと頼まれたからな」


「マジかよ」


「マジだよ。説明会は八時からだったけど、集合自体は七時半だったからね」


あれ? 集合時間が八時かと思ってた……間違えた。


「すいません」


「まぁいいさ、正直八時集合みたいなところだからね」


そうっすよね。説明会に間に合えばいいんだから八時でも全然オッケーですよね。


こういう考えが、現代のゆとり社会を作り出していると、現代のゆとりは思うんだ。


どーでもいいけどなっ!


「それより龍之介、暇だ。なんかやろうぜ」


「一人で遊んでろ」


「……奏ちゃん、なんかして遊ぼうぜ」


「モッツァレラチーズゲームとか?」


車内でモッツァレラチーズゲームをチョイスするか。すげえセンスだな。


けど、モッツァレラチーズって、どんどんテンションを上げて言っていくやつゲームだから、後半になるにつれ、どんどんやかましさが増していくんだよな。


バスのなかでやるとか、迷惑なことこの上極まりない。


けど、俺は気にせずやっちゃう


「モッツァレラチーズ」


「え? 本当にやるの?」


「やんないの?」


振ってきたのはそっちなのに。


「……モ、モッツァレラチーズ!」


おおう、いきなり声を出してきたな……ならば俺も負けてはいられない


「モッッツァレラ」

「うるさい」

「いたい!」


龍之介に怒られてしまった。アイアンクローのおまけ付きで


せめてアイアンクローはやめてもらっていいですか? 痛いっす。


「マジ痛いマジ痛い! 割れるっ! 割れちゃうっ!」


「耳元で大声出すからだ」


俺の頭から手を離してそう言う龍之介


「だって暇だしよ」


二時間もおとなしく待つのは拷問だぜ。


「ソシャゲでもしてればいい」


「ああ、その手があったか」


そこは盲点だった! こいつ天才だろ……

俺ソシャゲなにもダウンロードしてねぇけど。


「龍之介、なんのゲームが面白い?」


ソシャゲなど殆ど触ったことがないので、龍之介におすすめを訊ねる。


「これだ。麻雀をしてダンジョンを進むゲームだ。マージャン&ドラゴン」


名前パクリじゃねぇか。普通にネット麻雀でいいわ。


「あ、それ先生もやってるわ。結構好きよ」


うん、知ってるっす。麻雀強いってしおりにも書いてあったから。つーか、やってたんだな。


まぁ、おすすめというならやろうじゃないか。


俺は龍之介に進められたアプリをインストールしてやってみる。



なかなか面白いじゃないか。


俺はチュートリアルを終えると、龍之介と先生とフレンド登録をした。


けど、ソシャゲのフレンド欄に先生が居るってのは妙な気分だな。


先生のゲーム名が『混沌なる暗黒の支配者』だからなおさらに……。


混沌なる暗黒って……うっ、頭が……

こうして、1位をとれたのも、すべて一重に皆さんのおかげ……とでも言うと思いましたか?


すべては前書きと後書きのおかげです。


本当にありがとうございます。

と、感謝の言葉を綴らせて頂きます……俺のセンスによ。




応援してくれた皆様もありがとうございます。


しかし、ジャンルで1位になれたからといって、終わりではない。

次は総合1位だ!

そして書籍化だ!

リメイクしてもっと笑える小説にしてやるぜ!


まだまだ俺達の冒険は続く


キクチ様先生の次回作にご期待ください!

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