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愛妹弁当と書いて、あいまい弁当と読む。

レビューおくれ、レビュー。あとポイント評価おくれ。10pおくれ


追記:異世界転移の日刊に載ってた。44位だった。44ポイントで……

どうして4444のゾロ目なんだよっ! ええ!? おい! 俺は4って数字が大っ嫌いなんだよォーー!

追記その2:週間の方にも載ってた。 

「そろそろお昼終わるな」


「あ、そうだね……有利君、弁当おいしかったよ。これは洗って返すね」


「いいよ、纏めて洗うからそのまま返してくれたんで」


どうせ、俺のとお姉ちゃんのと洗わなきゃならんしな。


「そう? じゃあ、ごちそうさま」


そう言って空になった弁当箱を俺に手渡す。


その際、周りからバキッと、何かの折れるような音が聞こえた気がするが……気のせいだろう。


多分。気のせい。俺は何も見ていない。プラスチック製の箸を指の力だけでへし折る女の子達が見えた気がするが、気のせいだ。


「…………」


あ、気のせいじゃないわ。奏ちゃんめっちゃ震えてらぁ……。


子鹿みたいで可愛い。もっとイジめたくなる……おっと、いかん。俺は女の子をイジめる趣味はない。


まぁ……夜道に気を付けな。


「……お前らそういう仲だったのか?」


少し驚いた様子の龍之介がそう言う。


「いや、そういう訳じゃないぜ」

「うん、ちゃんと知り合ったの昨日だしね」


「昨日の知り合った奴に弁当作ってきたのか? ……流石に引くぞ」


「いや、妹の分も間違えて作って…本当はお前に無理矢理食わせようと思ったんだけど、ここに丁度いいのが居たから」


裏目に出たみたいだが。


「そういうことか……っと、それより急がねぇと遅れるな」


「本当だ」


俺は弁当を片付けると、急ぎ足で教室に戻る。



◇◆◇◆


午後の授業……


やはりなんだか女子がヒソヒソと話をしているので耳を傾ける。


「有利君、デートに誘えば誰とでも行くらしいよ」

「嘘、じゃあ誰でもチャンスあるじゃん」

「勝負かけるならデートの内容だね」


……俺、そんな事いった覚えない。

いや、けど可愛い子からのお誘いだったら断らないし、あながち間違いではないかもしれない。


「あとさ、なんかお弁当作ってきてって頼んだら、本当に作ってくれるんだって」

「あ、それは知ってる。隣のクラスの子が昼休み食べてたやつでしょ? 本当羨ましいわ」


あ、それは否定しない。けど、たまたまだからな?

そもそも、いつもはエミお手製の愛妻……愛妹弁当だし。


なんか弁当かどうか曖昧なものに聞こえてくる。


つーか、むしろ俺は女の子にお弁当作ってきてもらいたいわ。

こう……センパーイ、お弁当作ってきたんですけど、食べませんか?

って感じにさ。


「けど隣のクラスの子、ファンクラブとかに狙われないかな?」

「さあ? 誘ったのが有利君からっていうし、対象外じゃない?」

「いいなぁ、私お誘いされないかな?」

「いや、ないでしょ。つーかアンタすぐに押し倒して嫌われるのがオチよ」

「くっ、本当にそうなりそう……」


待って、ファンクラブってなんぞ。俺はそんなの聞いてない。

いや、ファンクラブがあるのは嬉しいが……勝手に作られてもな……


というか、君、今押し倒すって言ったな。


…………………………バッチコイだ。


と、午後は授業ではなく女子の噂話に耳を傾けて過ごした。


しかし、昨日は内容がアレだったから地獄だったけど、内容によっては、自分の噂話を聞くのも案外楽しいものだな。


内容は、実際ビッチとかそういうのばっかだけど……

一概に間違ってるとも言えんしな。女の子は大好きだし、可愛い子とか特に。


ただな……俺はビッチじゃねぇんだよな。


そこは理解して欲しいです……とそこまで思ったところで午後の授業が終わり放課後となった。


「よし、部活だな」


俺は荷物を片付けると、部室へと向かう。



たった一人のボ……おっと、危ない危ない


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