魔公爵家 そしてごみステータス
すいません、やっと更新です。
急いで書いたので短めです
あの日、魔族に転生した俺は2歳になっていた。
まぁ時の流れは速いものでなんだかんだ魔族に馴染んでいた。
ちなみに今、俺の前には男と女がいる。
とてつもない美人の女性がお母さんのエルザール・バートン。
そして男の方は、当然お父さんなのだが…………これがまたとんでもない大物なわけで――フリュードラーク・バートン――かつての魔王側近の第3席の男。
そして俺が戦い、瀕死まで追い込んだが逃げられた男。
(ここがそれなりの階級の魔族の家だとは思っていたけど、まさかこんな大物だったのかよ。)
「ハルはかわいいな~、よしよし。
いずれは俺のあとをついで魔王軍の将軍だなぁ。」
「まぁ、貴方たらハルはまだ2歳よ。
それに今は魔王様のあとをつぐ人がいないから、魔族連合軍でしょ。」
ああ、そうそう俺の名前はハルード・バートンと言うらしい。
それで愛称がハル。
よりにもよって魔王側近の父親かよ。あ~、あいつらを倒すための修行を早くしてーけどやっぱ2歳じゃなかなか一人になれねーんだよな。
一歳の頃に一度だけ魔法を使ってみたんだが、父親にばれて色々とめんどくさいことになって以来強さを試すことができずにいる。
つーか、流石は魔王軍の幹部か~。フツー意識もせずにあんな微弱な魔力感知できるか?むちゃくちゃだな。
まぁ、そんなむちゃくちゃな奴を倒してた俺も相当人間離れしてたんだろうけどな。
ちなみに今の俺のステータスがこんな感じだ。
ハルード・バートンlevel1
種族 魔族
年齢 2歳
職業 赤ちゃん
スキル
スラッシュ 10(ロック中)
光の剣 10(ロック中)
王の太刀 10(ロック中)
王の障壁 10(ロック中)
闇の太刀1
全属性魔術 10(ロック中)
光属性魔術 10(ロック中)
闇属性魔術 1
etc……
称号
光の勇者 女神に愛されし者 魔神に目をつけられた者 闇の貴公子 復讐者 闇のhope
と、まぁこんな感じだ主要な物以外は出していないが……
何なんだよ、これは!!あのポンコツ女神がスキルを残したまま転生させてくれるって言うから期待したのに全部にロックがかかってる!!まぁ、レベルが伴ってないからだろうな。
それはそうと、魔族固有の闇のスキルを手にいれたようだ。
これは魔族が当たり前に持っているものでこれこそが人間が魔族に手こずる一番の理由だ。つまり、魔族は生まれもっての戦闘民族なのだ。
ちなみにこの世界にはステータスがある、ステータスオープンと念じると頭の中にステータスが浮かんでくるのだ。
まるで、RPGのようだな。
それで、今回の俺のステータスだがほぼ全部にロッックがかかっててレベル1程度の威力しか出せない。これは1歳のときに検証済みだ。
魔法もレベル1魔法しか撃てなかった。
この世界の魔法はその属性のスキルレベルで撃てる魔法が決まる。
例えば風邪属性魔術4を持っていれば風の4までの魔術が使えるという感じだ。
まぁ、俺は全属性10だけど。ちなみにどれかの属性が7以上で一国の宮廷魔術師並みだ。
あぁ、光属性と闇属性は別枠だよ。
まぁ、魔法にかんしてはこれくらいかな?
「ハルー?何してるの?」
そう呼び掛けるのは俺の母だ。
「む、エルザール。どうした?」
「うーん、ハルがさボーとしているんだけど。たまに有るのよねハルが何かを考えているかのようにボーとすること。」
げ、やっぱり母にはばれているのか~
こうして、俺のほのぼの復讐LIFEが始まるのだった。