ストレス社会
掲載日:2015/03/31
このストレスがたまる一方の社会。
自分は、どうにかしたかった。
それが、全ての動機だ。
「………必要なものはそろった。か」
自分は最後の確認を済ませる。
これから、この社会を変えるための最初の一歩を刻むのだ。
自分はこれからをみることはかなわないが、きっと自分の後を継いでくれる人がいるに違いない。
それが心の支えだ。
「しようか」
公園のベンチに座っていた自分は、立ちあがって目標へと向かう。
手野グループ本社ビル群へと歩いていく。
必要なのは、後悔の想いと、社会の変革への気持ち。
手野グループ本社ビル群は、1階から5階までは共通の広い建物。その上に、にょきにょきと8つのビルが建っている。
そして、地下は3階建だ。1階と2階はそれぞれ巨大な会議室、とくに1階は株主総会用の手野グループ最大の会議室になっている。
ちなみに地下3階は駐車場だ。
「ここだな」
向かったのは、誰でも入れるエリア。
そして、近くのトイレへと入る。
「さよなら、社会よ」
そう言い残し、自分は持っていたスイッチを押した。
途端に、体がはじけ飛ぶ。
全ての視界が白へと変わる。
最期に見たのは、白の世界だった。




