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夏芭の上京の状況  作者: 西座屋


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13/17

『友顕のプロローグ』(2)

〇プロローグ

  男性は西藤友顕(28) 以前はインターネット配線工事会社に勤務。

  (会社ではさいとうが二人いて友顕は「にしの西藤」

  もう一人は「ひがしの柴東」と呼ばれている)

  仕事は直接依頼者の家へ出張して配線工事をする。

  その時隠れて盗聴器を仕掛けている友顕。

  そうやって独自に盗聴チャンネルを増やして来た。

  ネット上だけの盗聴仲間もいてチャンネルを共有している。

  ※注意・友顕がやっている事はアウトです。


  友顕はある依頼で配線工事に行くとそこのアパートに住む女性に

  愛嬌があって、一目惚れしてしまう。

  いつものように隙を見て盗聴器を仕掛ける…。

  しかもそのアパートの場所は友顕が住むアパートの目と鼻の先にあった…。

  友顕はその日から早速その部屋を盗聴する。

  家が近いためその女性と道で遭遇する事がよくある。

  途中まで向かう道が同じため声を掛ける事なく女性の背中を眺めながら

  歩くなど特に何をするでもなくただ眺めるだけだった…。

  しばらくして女性は引っ越してしまった。

  半年も経たないうちに…。

  もしかしたら変な視線をずっと感じていたのだろう…。


  次に夏芭が部屋に引っ越して来た。

  盗聴器はそのままで次の住人に対して特に興味はなかったが

  引き続き盗聴する事にした。

  というのも友顕は配線工事会社を辞めていた。

  機器いじりが好きで副業で不具合、故障、破損で壊れたデータの

  復旧を個人でやっていた。

  気付けば副業だけで生活出来るぐらい稼げていたため思い切って

  会社を辞めた。

  そのため新しく盗聴器を仕掛けられなくなり今まで仕掛けた場所と

  ネットで盗聴マニア専用の共有サイトからしか現在は盗聴していない。


  友顕は夏芭を耳で観察していたら少し興味が出て来たらしい。

  どんな容姿の子なのか。

  友顕は部屋の窓から確認してみた…。

  和柄が本当に好きらしい…。

  友顕が出掛け先から帰っていると夏芭と道で遭遇する。

友顕「!」

  途中まで道は一緒だから少しの間だけ夏芭の背後を眺めながら帰る友顕。

友顕「(夏芭の後ろを歩いていて)……」

  夏芭はその変な視線を感じていたのかもしれない…。


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