表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ガチャポンの流儀

作者: 歌池 聡


※写真が4枚ほどあります。



 1年ほど前、この『小説家になろう』の片隅でちょっとした『メロンクリームソーダ』ブームがありました。

『クリームソーダ祭り』『クリームソーダ後遺症祭り』という自主企画が立て続けに開催されたのです。


 クリームソーダにちなんだ小説を書く人やイラストを描く人はもちろん、中には理想のフォルムのクリームソーダを提供する店を求めて放浪し、エッセイに書く人もおられました。


 あと、ガチャポンで関連グッズを探してコレクションし、エッセイや活動報告を上げる方もいましたね。






 ──『ガチャポン』。

『ガチャガチャ』とか『ガシャポン』と呼ぶ人もいますが、コインを何枚か入れてレバーを回すとランダムにグッズ入りのカプセルが出てくるという、アレです。


 昔はショッピングモールの通路脇にちょっと並んでいるくらいで、中身も子供向けのものがほとんどだったんですけど、最近はだいぶ変わってきましたね。


 中身にかなり精巧なものやひねったアイデアのものが登場し、大人が思わずコレクションしたくなるようなものも増えてきました。実際、客層も子どもから結構な年配の方まで、幅広くなってきてますし。


 人気の上昇につれて設置台数も増え、今ではショップ1つ分のスペースが丸ごとガチャポン・コーナーになってるなんていうのも珍しくなくなりました。


 



 

 冒頭のふたつの企画でも、クリームソーダのガチャポンを回しまくって、『全種類獲得(フルコンプ)したぞ~!』なんていう猛者(モサ)も現れました。


 実は、自分もその企画に小説で参加しつつ、ちょっとガチャポンを探したりもしてたんです。

 ただ、2個ほどハズレを引いてしまった時点で、『まあ、もういいかな』って思っちゃったんですよね。


挿絵(By みてみん)


 なぜなら──実はメロンがあまり好きではないので、メロンクリームソーダにほとんど思い入れがなかったから(今さら!?


 それと、その横にもっと魅力的なガチャポンを見つけてしまったから、というのもあります。


挿絵(By みてみん)


 ──歴史もの書きのはしくれとしては、やっぱり火縄銃の方に食指が動いてしまうんですよね。






 さて、ガチャポンといえば『どれが出るか回してみるまでわからない』というワクワク感が、楽しみのひとつですね。

 その筐体(きょうたい)に入ってるものを全種類獲得(コンプリート)しようとするには、同じものが出てしまう『ダブり』も覚悟しなければなりません。なので、つい何回も回してしまう中毒性があるわけなんですが──。


『ハマり性』を自覚している自分は、際限なく金をつぎ込むような事態に陥らないために、自分自身にガチャポンをやる上での絶対に守るべき鉄の(おきて)を課しています。

 それは──。



 ガチャポンは【一期一会】!

 ひとつの筐体を回していいのは一日1回のみ!

 どうしても回したければ、日を改めるか、同じ内容の他の筐体を探すべし!



 ね、なかなかストイックでしょ? 

 こんな厳しい流儀なので、コンプリートはかなり至難の業です。なので、『ひとつふたつでもいいから絶対に欲しいな』というものを見つけた時にだけ回すようにしているのです。


 ただ、ごくたまーに、それでもコンプリートしたくなるものがあったりするんですよねぇ。


 というわけで、最近、ちょっと遠くのショッピングモールまで何度か足を運んで集めていたものがあったんですが────何と、あと1個というところで中身が入れ替えになってしまいました!


挿絵(By みてみん)


 歌池がよく行く『天下I品』の品々です。

 ラーメンは『こってり』『あっさり』の2種類。『炒飯』にはレンゲ付きで、『唐揚げ』にはお箸とおしぼりまで付いてます。

 ──あとは『羽根つき餃子』が出たらフルコンプだったのに。ダブりも1回だけで、効率よく進めていたのに。


 残念ながら、他のところでは同じガチャポンが見つからなかったので、結局コンプ出来ずに終わってしまいそうです。

 

 自分で選んだ途とはいえ、途半ばで断念せざるを得ないとは──無念。


 あまりに悔しかったので、ついエッセイにしてしまいました。

 たわいもない雑文におつき合いいただき、ありがとうございました。






【おまけ】


 麺類が好きなので、麺類のガチャポンを見かけるとつい回してみたくなります。


挿絵(By みてみん)


 手前が富士そばの『紅しょうが天そば』『コロッケそば』。おだしの透明感がいいですね。

 右奥は見えにくいですが『最強どん兵衛』です。


 なお、近所には『富士そば』も『日高屋』もないので、どんな味なのかも知らないんですけどね。



下に、冒頭の2企画で書いた作品のリンクを貼っておきます。


歴史もの書きのはしくれが、『クリームソーダ』というお題にどうアプローチしたのか、未読の方はぜひ覗いてみてください。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
この間、推しキャラ入りのガチャを見つけて、ひとつ400円のやつを7種コンプリート目指して、9回まわして3種ガブリました。 コンプリート系脳みそだとダメですね、つい財布の紐が緩みます(◍´ᯅ`◍) っ…
ミニチュアなのに、手抜き感が全然ない、ガチャポンの精度って本当にすごいですね。 火縄銃なんて、遠目で見たら本物かと思ってしまいそうです。 実は私もガチャポンが好きです。 なぜか、欲しいものはたいてい…
私もガチャポンのコーナー近くを通るとついどんなものがあるかと見てしまうのですが、 「これちょっと欲しいな」と思うものもあれば、「ニッチすぎないか…?」と思うものもありますね(笑) 画像の品々を見ると、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ