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[週間ランキングランクイン]時間貸し『ダンジョン』経営奮闘記  作者: ざつ


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異世界ビジネスコラム:デッドエンド流 チームを育む羅針盤(第3回)

仲間を「最強の戦力」へと導くリーダーの知恵


デッドエンド・ダンジョン経営者の山田耕太です。


前回は、人との繋がりを深めるコミュニケーションスキルについてお話ししました。


今回は、個々のスタッフやモンスターの能力を最大限に引き出し、チーム全体を一つの生命体のように機能させるための「リーダーシップと組織マネジメントの知恵」について深掘りしていきましょう。



チームを動かす「生命の息吹」:多様なリーダーシップ


リーダーシップは、一方的に指示を出すだけではありません。

メンバーの成長段階や状況に合わせて、その形を変えることが重要です。



•サーバントリーダーシップ(奉仕するリーダー):


o概説: リーダーが「奉仕者」として、部下やチームメンバーが能力を最大限に発揮できるよう、環境を整え、支援することに徹するスタイルです。

oデッドエンドでの学び: 経理のセリアが新しいシステム導入に苦戦した際、僕が直接解決せず、彼女自身が答えを見つけられるようサポートすることで、彼女の自律性と自信が育ちました。


•シチュエーショナルリーダーシップ(状況適応型リーダー):


o概説: 相手のスキルレベルと意欲に応じて、リーダーシップのスタイルを使い分ける柔軟なアプローチです。未熟な者には具体的な「指示」を、経験を積んだ者には「委任」するなど、最適な関わり方を選びます。

oデッドエンドでの学び: 新しいゴブリン隊長にはまず明確な指示から始め、小さな成功を体験させ、成長に応じて「コーチング」に切り替えることで、彼のリーダーとしての成長を加速させました。


•コーチング(潜在能力を引き出す):


o概説: 一方的に答えを教えるのではなく、質問を通じて相手自身に答えを見つけさせ、自律的な成長を促す対話の技術です。

oデッドエンドでの学び: 広報のリリエルが企画に悩んだ際、僕が答えを与えるのではなく、質問を重ねることで、彼女自身が最高のアイデアを生み出す力を引き出すことができました。



組織を強くする「心の絆」:働きがいと一体感


チームメンバーが「働きがい」を感じ、組織に深く愛着を持つことが、チームの真の力を引き出します。


•心理的安全性(安心して発言できる環境):


o概説: チームのメンバーが、無知、無能、邪魔、ネガティブだと思われることを恐れずに、安心して発言できる環境のことです。失敗を恐れず、疑問を呈し、新しいアイデアを提案できる雰囲気を指します。

oデッドエンドでの学び: ブルダがミスを厳しく叱責していたことでモンスターたちが問題を隠蔽しましたが、僕が自身の失敗談を語り、失敗を許容する姿勢を示すことで、彼らは安心して本音を話せるようになり、チームのパフォーマンスが向上しました。


•エンゲージメント(仕事への深い愛着):


o概説: 単に報酬だけでなく、仕事への深い愛着や組織への貢献意欲を持つ状態を指します。

 自分の仕事が組織の目標にどう繋がるかを明確にし、その貢献を「承認」することで高まります。

oデッドエンドでの学び: 物理的な距離があるスタッフやモンスターに対し、魔法通信を通じて感謝を伝えたり、彼らの仕事が冒険者の喜びやダンジョンの成長にどう貢献しているかを明確に伝えることで、一体感と働きがいが生まれました。


•集合的責任とオーナーシップ(「自分ごと」意識):


o概説: 個々の役割だけでなく、チーム全体で目標達成に責任を持つ「集合的責任」と、自分の仕事だけでなくダンジョン全体を「自分自身のもの」として捉え、自律的に行動する「オーナーシップ」の意識です。

oデッドエンドでの学び: トラップとモンスターの連携ミスが発生した際、誰か一人の責任ではなく、チーム全体の連携ミスだと認識し、全員で改善策を考えることで、メンバーの主体性と責任感を高めました。


•フィードバック文化の醸成(学び合う環境):


o概説: 互いの成長を願い、率直かつ建設的な意見を交換し合う環境を築くことです。

 「I(私)メッセージ」で具体的に伝え、受け手は感謝して受け止めることで、チーム全体が常に学び、成長し続けます。

oデッドエンドでの学び: ゴブリンリーダーAが部下への指導に悩んだ際、双方向のフィードバックを促すことで、互いに安心して意見を言い合い、学び合う文化が芽生えました。



終わりに


これらのスキルは、個々のメンバーの力を引き出すだけでなく、チーム全体を一つの大きな力に変えるための「魔法」です。

リーダーがこれらの知恵を使いこなすことで、デッドエンド・ダンジョンは、単なる機能の集合体ではなく、心の絆で結ばれた「生命体」へと進化していきました。



皆さんの日々の「冒険」においても, これらの知恵が、チームの力を最大限に引き出す助けとなることを願っています。


ようこそ、新たなビジネスの舞台へ!


デッドエンド・ダンジョン経営者の山田耕太です。 僕が突然転移してきたこの異世界で、戸惑いながらも学んできた「世界の仕組み」や「常識」「ビジネススキル」について、みなさんに共有できれば幸いです!

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