チビエマ遥かなる旅路
魔王ダークネスチビエマがチビエマ達を恐怖に陥れていた。
度重なる押しくら饅頭のバトル。
逆らえば頭を噛み付かれ歯形を付けられてしまう。
チビエマ達は怯えて縮こまる悲しみの連鎖。
そこに、勇者チビエマ達が現れた。
彼等は魔王ダークネスチビエマを倒すために旅へと出る。
小さな御碗に乗って川をどんぶらこ、どんぶらこ。
おっかなそうなヤンキー達が集会を開く中を、勇者チビエマ達は抜き足、差し足。
ドリフト族が走り回る峠を、トロッコのジェットコースターで走り抜ける。
人々が歩き回る駅を勇者チビエマ達は匍匐前進で進む。
ボロボロになった勇者チビエマ達は、遂に魔王ダークネスチビエマが居る城へと着いた。
魔王ダークネスチビエマが放つ魔法。
チビエマ魔法使いが華麗に防ぎ、魔王の焔を利用し、手にした焼き鳥をこんがりと焼く。
続いて魔王が放つのは氷魔法。
チビエマ剣士が氷魔法を利用し、ビール缶をキンキンに冷やして御満悦。
悔しくて顔を真っ赤にした魔王ダークネスチビエマが放ったのは剣の斬檄。
聖女チビエマはマグロ1匹を器用に盾にし、魔王ダークネスチビエマにマグロを捌かせた。
勇者チビエマが酢飯を作ってその場で握り寿司を握り、魔王ダークネスチビエマにも握り寿司を分ける。
余りにも美味しさに魔王ダークネスチビエマは有頂天に。
寿司を通して勇者チビエマと魔王ダークネスチビエマは和解し、友情と平和を込めた親愛の押しくら饅頭を交わす。
チビエマは食いしん坊。
食によってチビエマ達は平和になり、多くのチビエマが押しくら饅頭をやって喜びに歓喜するのでした。
めでたしめでたし。