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タイプ32「スリーS連合発足」

雫を幸せにする・・・うん、できるのかな?

 最近、狼と要弧の仲がぐっと縮んだような気がする今日この頃・・・・。

やっほ〜、羊だよ。最近の悩み事は雫がかわいくてしょうがない・・・うん、文句ある奴いる?


さて、皆さん。前回なんだかいい感じになった狼と要弧、まぁ一部の人には微笑ましいとの声もあったけど・・・これで本当にいいのでしょうか?

よくない事もあります、そう・・・雫を幸せにできないんです!!


「羊ちゃん、それは羊ちゃんのワガママやん」


骸骨が何かほざいてますけど無視しましょう。

いいですか?雫はこのメンバーのポジションで例えるなら、ヒロインなんですよ!


「もっと詳しく言ったら5人のうちの一番主人公と仲の悪いヒロインやでってバグハッ!」


骸骨のあごを粉砕しときました、再生するまで黙っててもらいます。

それと、はっきり言って主人公の分身である私が好きなんですから、どう考えても必然的に主人公も好きになるはずでしょう!これはマンガでいうお約束です!


「黒魔術で分身と女体化した自分が出てきている時点で他には類を見ない設定やろ?」


再生早いなおい。まぁいい、とにかく・・・。


「雫を、幸せに、しよう。名づけて『スリーS連合』を作ろうと思います」


羊が学校の誰も使っていない会議室で、そう決意を述べた。

「スリーS・・・・服のサイズかと思ったよ、しかもかなり小さいな」

羊に捕まった北崎が静かにつっこんだ。

「ったく、よりによって影薄しか捕まえられなかったわ、不覚ね」

「にしても困ったなぁ、僕は一応狼&要弧派なんだけどなぁ」


「・・・・そうそう、スリーS連合の掟、『雫を悲しませる者は死の制裁』ってのがあるから、命懸けてね?」


羊のとびっきりのダークな笑顔に、北崎も吹っ切った爽やかな笑顔で返事をした。

「それで?・・・この骸骨さんはどなた?」

「はぁ?オレは骸骨なんやから骸骨でええやん?何か問題でも?」

「・・・いえ、ナイデス」

「さぁて!我ら三人で雫の幸せ作りを手助けするわよ!」

羊は張り切ってホワイトボードを出してきた。

「さ!まずは狼と要弧の間を引き離すための作戦を!」

「はい」

「よしきた影薄!」

「≪影薄か・・・イケメン崎のほうが断然いいな≫とりあえず、要弧よりも雫のほうが良いという事を狼に気付かせればいいのでは?」

「ナイスアイディア!」

≪何でいきなり英語?≫

骸骨の奇怪な言動に北崎はついていけなかった。

「なるほど・・・雫でメロメロ作戦ってわけね、影薄もやるじゃない」

北崎はもはや心の中で口答えするのもあきらめる事にした。

「じゃあ!早速実戦!」

そう言って羊は出て行ってしまった。


 20分後

「・・・ダメだった、雫が恥ずかしいからイヤだって・・・」

羊が真っ白になって帰ってきた。

「まぁ、当然の結果だね。なんて頼んだの?」

「狼の前で悩殺ポーズしてきてって言った」

「それでやれる子かいな、しかもやったら狼はんドン引きやで?」

二人の正論に羊は更に真っ白になった。

「・・・どうすればいいの?」

「こういう時こそ・・・オレの出番だな」

北崎はそう言って雫の元へ向かった。


 3分後

北崎が頭から血を流しながらたんこぶを10個以上作って帰ってきた。

「・・・し・・し、死ぬ・・・雫マジギレしたよ」

「三分って・・・根性無いわね」

「三分近くサンドバック状態だったんだぞ?少しはいたわってくれてもいいだろ?」

「なんで怒らせたんな?」

「・・・狼に、『私を好きにして』って言えば万事うまくいくとアドバイスした」

「すごいな、武士も真青な自決行為やわ」

骸骨が鼻で笑った。

「さて、次骸骨行きなさいよ」

「ええで、オレは魔法が使えるんやから絶対成功するに決まってますやん」

「そうね、だったら雫を操って告白なり色仕掛けなりしてきて」

「サーイエッサー!」

骸骨はそう言って外へ出て行った。


 1分後

「あかん、近づけれへん」

「・・・・はぁ!?なんでよ!」

羊がキレて骸骨を粉々にするまで殴る。北崎は今だ動けない状態なので黙ってみていた。

「し!仕方ないやろ!銀の十字架首にぶら下げているんやから!!」

「ただのシルバーアクセサリーでしょうが!!根性で何とかしなさい根性で!!」

「無理やて、オレガリガリなんやから、骨のように、なんせ骨ですから・・・な〜んちゃって」



「さ、影薄、そこの粉片付けておいてね」

「・・・・はい」

北崎は骸骨の粉を丁寧に拾って捨てた。

「さぁ!次はどんな作戦で行く?」

「・・・・仲間を集めにいってきま〜す」

北崎はそう言って仕方の無い笑顔で会議室を出て行った。

そして更なる犠牲者を連れて来るのであった。



 おまけ〜 質問回答コーナァアアアアアアア!!!!


見習い様からの質問、全て羊がお答えします。


Q1 自然に女言葉を使う自分に違和感は無い?


「うん、ないよ?もはや身も心も乙女だからね〜」


Q2 海に行った際水着を着たりなど女物の服を着てどう思う?


「やっぱり初めて着た時は違和感あったけど、もう慣れちゃった。でもスカートは苦手です」


Q3 要弧達のグループにいて狼に好意を持ったりした事は?


「そんなのあるわけ無いじゃないですか〜、殺意ならいつも持ってますけどね」


Q4 男に戻りたい?


「う〜ん・・・そもそも戻る事ができるのかなぁ?黒魔術だと副作用で結局私はそのまんまでもう一人男の羊が誕生するだけだもんなぁ・・・まぁ、戻れるなら・・・戻りたいかな?・・・・でも、もう女の子に慣れちゃったし、これはこれでいいかも」


Q5 そもそも自分が元狼って覚えてる?


「・・・・ぅん、お、覚えてたよ!・・・でも、正直忘れたい事柄かも。だって狼をいつも見ているけど鈍感で女心がわかってないし、見ていてイラッと来るし・・・なんで雫はあんな男がいいのよ?まぁ私なんだけどね」


Q6 好きな食べ物は?


「前はカレーが好きだったけど・・・今は雫と同じホットケーキが好き」


Q7 好きな動物は?


「・・・猫かな?・・・雫を動物に例えると猫だから・・・」


Q8 最後に読者に一言お願いします。


「・・・私と雫のカップリングを許せる人がいたら挙手してください。あ、後スリーS連合へ入りたい人はぜひ言ってね〜」


以上!!見習い様!ありがとうございました!!

そしてこれを見た人で、このキャラに質問したい!ってのがあったらどんどん質問してください!答えられる範囲で答えまくります!!




羊がもはや新手の変態にしか見えなくなってきた気がする今日この頃・・・。

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