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タイプ29「酒乱上戸」

クリスマス〜って・・・今更だけど過ぎてるよ、うん、だからなんだよ?文句あっか?


すみません、ないです。※酔ってます。

 クリスマスイブ、到来。

本日は臣の家でパーティーを繰り広げます。

大勢ではちゃめちゃする予定なので、心臓の弱い方は根性で見てください。


「ウィーやろうぜウィー!」

音恩が真っ先にゲームをテレビにつなげる。

「家から持ってきたのかよ・・・意外と準備がいいじゃねぇか」

狼がやる気満々でコントローラーリモコンを掴んだ。

「同時に8人プレイでミニゲームをするぜ!何回もゲームをしてドベだった人はバツゲームな!」

音恩がそう言うとヒロイン達の目が光る。

「全く・・・自ら自分を追い込むとは・・・ナンパ野郎も男じゃねぇか」

要弧が勝つ気満々でリモコンを握る。

「では、バツゲームは一生忠誠を誓うでどうだ?」

奈絵美も不敵な笑みを浮かべてメガネを取る。

「いや、それはいいが・・・お前らもし負けたらどうするんだよ?」

「・・・負ける?・・・そんなの・・・ありえない」

臣が並々ならぬ闘志を燃やす。

「・・・バ、バツゲームは狼に決めてもらおうぜ?なぁ?」

北崎が狼に助けを求める。

「いいじゃない・・・命を懸けたバトル・・・そうでなくっちゃ」

雫がそりゃもう輝かしいくらいの笑顔で言った。

「あ、僕はしませんから」

「私も〜」

将騎と羊はそうそうと戦いから抜け出す。

「・・・・音恩、しゅう・・・もしかすると俺たち三人の中から死人が出るかもしれないが・・・その時は、笑顔で見送ろうな」

北崎が涙を隠しながらそう言った。

「な、なに言ってるんだよ!うまくいけばあっちの誰かが負けて美少女の奴隷が手に入るかもしれないんだぞ!ポジティブに行こうぜ!」

「・・・音恩、お前・・・ドベフラグ立ったぞ」

しゅうがすっごく不吉な事を言った。



 ゲーム結果


ドベ、音恩、しゅう、北崎、狼


「「「「同率ドベかよ・・・・」」」」

四人の男達の人生が決まった。


「次は飲み比べゲームしようぜ」

要弧がそう言うと台所から臣が黒いコップを四つ持ってきた。

「じゃあ早速、下っ端四人、飲め」

要弧がすっごく嬉しそうな笑顔を見せた。

≪うわぁ〜、かわいいけどドス黒い笑顔だな〜≫

≪狼はいつもこういう笑顔を見るからいまいち好きになれないんだな・・・≫

≪性格悪すぎだろ〜、つーか要弧ちゃん絶対Sだよ、ドSだよきっと≫

≪・・・誰か助けて≫

音恩としゅうと北崎と狼が心の中で順番に感想を述べた。

「ほら、さっさと飲めよ」

要弧が相変わらず強制する。

「じゃ、じゃあオレこれ飲むよ」

音恩が適当に選んだコップの中身を飲んだ。

「な、なんだこれ?・・・」

次の瞬間、音恩はぶっ倒れた。

「ね!ねおぉおおおお!!!!!」

「死んだのか!?死んじまったのか!??」

「うわぁあああ!!やだぁああ!!!飲みたくないぃいい!!!」

三人が恐怖に混乱し始める。

「さて、次は貴様だ変態」

「へ!変態じゃない!カメラ野郎と呼べ!」

それでいいのかお前は?

「お、落ち着いて考えてみれば音恩がハズレを引いたって事だろ?・・・だったら、あとは大丈夫だよな?」

しゅうがそう言ってコップに手を伸ばし、中身をのぞく。

「な、なんだろう・・・炭酸じゃないな、泡がない・・・み、水でありますように!」

しゅうはそう言ってそれを一気飲みした。

「うヴぉればぁあああ!!!!」

しゅうは謎の奇声を上げてやはりぶっ倒れた。

「しゅうぅぅうううう!!!!」

「終わった・・・オレの人生終わったよ、確実に」

二人の精神は既に鬱に入っていた。

「さて、次は影薄、お前だな」

「ちくしょぉぉおおお!!影薄じゃない!イケメン崎だ!」

とうとう嫌がっていた呼び名を肯定してしまった北崎。

「だ、大丈夫だって・・・恐らく四つの中で一つだけが何もないあたりなんだよ・・・確立は二分の一、大丈夫だ、自分を信じろ!」

北崎はそう言ってコップに手を伸ばし、飲んだ。

「・・・・こ、これは!!・・・」

北崎は白目をむいて結局ぶっ倒れた。

「イケメン崎・・・・くっ、安らかに眠れ」

狼はそう言いつつ、黒いコップを見た。

「もし、四つのうち一つだけが何もないあたりだとすれば、オレは何ともないだろう・・・だが、もし・・・全部はずれだったら?」

「さぁ、狼、後はお前だけだぞ♪」

「あぁもう!かわいく言うな!恐怖が倍増する!」

要弧の右ストレートが狼の顔面に入った。

「と、とにかく・・・まぁ、飲んでみるか・・・」

狼がコップを持って、口をつけた。

そして中身の液体を口に含む。

≪・・・・ん!!!≫

「ブゥーーーー!!!!」

狼は盛大にふき出した。

「あ!こら狼!吐くなよ!」

「馬鹿やろう!!これビールじゃねぇか!!!」

狼が咳き込みながらそう言った。

「お、正解、ちなみにナンパ野郎はブランデーで変態がテキーラ、影薄はウォッカだ」

ある意味で一番アルコールの低いビールを選んだ狼があたりだと言えた。

「てか未成年が酒飲んでいいわけねぇだろぅがああああ!!!!」

つーかアルコールの取りすぎは死ぬからね?

つーか未成年の飲酒は犯罪だからね?

つーか約三名生死の境をさまよっているからね?

「まぁまぁ、堅い事言うなよ〜、シャンパンぐらいならいいだろ?」

「いや、よくないから、絶対ダメだからな?」

「いや、みんなもう飲んでるぞ♪」

「・・・・なぁ、さっきからどうもかわいく振舞っているけどよ要弧・・・お前まさか」

「うん?・・・飲んだよ♪」

≪こ、これはもしや・・・甘え上戸?≫

甘え上戸、なんか酒飲んで酔ってしまうと人に甘える性格になってしまう人の事を言う。

しかし、要弧の場合だと、ツンデレであるのだが、アルコールによりツンが取り除かれ、ただ今デレが開放されているのである。

「お、おい!まさか他に飲んだ奴がいるんじゃ!?」

「じ〜ん〜」

早速、奈絵美がいつもと違う様子で寄って来る。

「うわ!なんで泣いているんだよ奈絵美!?」

「う〜・・・だって、だって・・・じん〜〜!」

「・・・もしや・・・泣き上戸!?」

泣き上戸、酔うと泣く人ね。

もちろん要するにデレが取り除かれ素が出てる状態。

「おいおいおいおい、めちゃくちゃ面倒な事になりそうな予感が・・・」

「狼・・・ねぇ、狼」

今度は雫が声をかけてくる、もちろん顔は真っ赤。

「雫は何上戸だよ?怒り?笑い?」


 「キスして」


≪・・・酔うと・・・キス魔・・・・ですか?≫

「キスして」

顔を近づけてくる雫、当然焦る狼。

「ねぇ、狼!」

「よし、ちょっと目をつぶってろ」

え?マジ?

「・・・うん」

雫が緊張しながら目を閉じる。

すると、誰かが唇にキスをする。

≪・・・狼・・・≫

感動に浸っている雫だが。

≪じゃ、頼んだ要弧≫

酔っている要弧にさせていた。つーかいろんな意味でひでぇ。


「・・・こうなると・・・あと一人の・・・臣は一体?」

狼がそう言うと、いきなり臣が後ろから抱きついてきた。

「うぉお!?お・・臣か?」

「・・・狼キサマ〜・・・いつもいつも鈍感でいやがってぇえ!!!!」

「ぎゃぁあああ!!!い!怒り上戸かよぉおおお!!!」

首を閉められる狼、そして怒り狂っている臣。

「いっぺん死んでこぉおおいい!!!」

「馬鹿やろう!毎回死んでいるわ!!」

「へらず口をぉおおおお!!!!」

「ぐへぇええええええ・・・・・」

とうとう泡を吹いてぶっ倒れた。




「・・・さて、この騒ぎ、どうやって静める?」

「いや・・・無理ですよ羊さん」

羊と将騎は一番安全な所から見守っていた。


「本当に・・・騒がしいクリスマスだこと」


羊が溜め息をつきながら言った。




うん、これでクリスマス編終わりね。

文句は聞かないよ、後苦情も。

感想とクリスマスの嫌味なら受け付けてるよ。

あと新しいアンケートはベタにキャラ投票にするよ。

しっかり投票してね。

一位のキャラには特別なお話を作ってやる。

うん、特に意味ないね。

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