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雪の日から
実話からのお話です^^
~カサ~
真っ白な雪が降る日、ボクは箱の中で鳴いていた。
何が起こったのか分からないまま、ボクは寒さと寂しさで、とても怖かった。
小さな声で鳴くことしかできなかった。箱の中にはボク一人。
寒くて、お腹が空いて、どうしようもなかった。
その時、雪の上を歩いてくる人がいた。
その人は、真っ赤な傘をさしていた。
~お母さん~
ボクのお母さんは人間だ。
あの日、真っ赤な傘をさしていた人が、ボクのお母さんだ。
お母さんは、雪の中で鳴いているボクを抱き上げると。
「かわいそうに……」
と、コートの中にボクを入れてくれた。
そこは、とても暖かかった。




