表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある記憶のアラカルト  作者: 月夜見幾望
絶叫スペシャルランド強盗事件
30/39

真相

 おかしい……。何かが変だ。

 依然として強盗犯の片割れが現れる気配のない『リバース・ラビリンス』で、僕は通路の壁に体を預けて腕を組む。

 佐倉さんたちの戦闘が終わってから、すでに十分。

 脳震盪を起こした犯人の確保と、佐倉さんが受けた傷の手当てのため、先輩と鈴笠はショーアーケードへと向かっている。柴田も右に同じだ。

 現状、ここは僕一人で守っていることになるが、それはむしろ僕自身が望んだことだった。

 僕は犯人を問い詰めたかった。

 動機を。目的を。犯行方法を。姫幸先輩との関係を。

 探偵として、謎を謎のままに終わらせるのはどうしても耐えられなかったのだ。

 そう。あのとき、みんなに語った僕の推理は、ただの不完全な憶測に過ぎない。

 手元にあるデータから素人が適当に組み立てただけの歪な論理。

 少し触れただけで崩れてしまうような脆い仮説。

 もちろん、データ量によって推し量れる事柄に限度はある。でも、根拠や証拠を欠いたそれらは、やはり見栄えだけ繕った、骨組みのない張りぼて同然なのだ。

“あいつら”を越えようと思ったら、それでは駄目だ。

 執拗に。執念深く。とことんまで謎と向き合う姿勢で臨まなければ、“あいつら”には勝てない。“あいつら”を越えられない。

 だから僕はここに残った。

 危険は覚悟の上で。それでもなお空白を埋めるために。

 そして――

「あら、ここを守っているのってあなただけなの? もっと大勢の歓迎を期待していたんだけど拍子抜けね」

 通路の奥から一人の女性が姿を現した。

 姫幸先輩にも通じる、人を寄せ付けない独特なオーラ。無気力そうな表情の中で、唯一冷たい光を放つ茶色の瞳。

 ……やっぱりか。これまでに仕掛けられた全ての謎を説明するためには、彼女の登場は欠かせないものだと予想はしていたけど、まさにどんぴしゃだったわけだ。

 この絶叫スペシャルランド強盗事件の鍵を握る影の主役。空白と空白を繋ぐ最後のピース。それは、

「待っていましたよ、佐々波清花先輩。……いや、強盗犯さん」

 クイズ大会中、そして入園前と、度々姿を見せては奇怪な行動を取っていた彼女。協調性のない佐々波清花がこんな所にいるのはおかしい、と柴田も疑問に感じていた違和感の正体。あのときは深く考えなかったけど、佐々波清花先輩のパーソナリティと強盗犯の特徴を結びつけることで、徐々に紐解かれていく事実もあった。

 そう。“強盗犯の内、少なくとも一人は姫幸先輩と同等の実力を持つハッカーである”というのがそれだ。文字で書くとそれほど重要視するべき事象ではないように思えるが、そもそも“あの”姫幸先輩と肩を並べられる人物なんてそうそういるはずがない。

 もちろん、並外れた才能を努力で覆すことは可能だ。けど、先輩との差は数年程度で埋まるレベルではないのである。もしそれが可能だとしたら、同じだけの才能を有する人物しかいない。

 例えばそう、“元パソコン部のデータベース”と謳われていた伝説上の人物くらいでない限りは、ね。

「流石ね、参道君。お見事!……と言いたい所だけど、あなたの推理は当たらずとも遠からず。まだ推測の域を出たわけじゃないわよね。そこからどうやって私を追い詰めるつもりかしら」

 まるで証拠がないのを知っているかのように、清花先輩はくすくすと笑う。

「ええ、確かに証拠はありませんよ。清花先輩は強盗犯であって、強盗犯ではない。ただの協力者でしかないのですから」

 ぴくっ、形の良い眉が動く。

「それはどういうことかしら?」

「言葉通りの意味ですよ。先輩は強盗グループの一味として彼らに協力はしてきましたが、実体は内部から組織を壊滅させる役目を請け負ったスパイだったのではないですか?」

 昼間のメッセージから、僕は強盗犯の中にスパイがいるのではないかと考えた。それ自体は間違っていないと思うが、姫幸先輩に自分の存在を知らしめるためだけに、わざわざ強盗グループに足を踏み入れ、世間を騒がせるという方法はいくらなんでも回りくどくないだろうか? ひょっとしたら世間の注目を浴びる前に捕まってしまう可能性だってあるし、そうでなくてもリスクが高すぎる。

 だから僕は考え方を変えてみた。

 ――つまり、四件の強盗にはもっと別の意味があったのではないか、と。

「もっとも、これも憶測に過ぎません。僕が手元に持っているデータは、各メディアで報道された情報と、コーヒーカップのメッセージ、そして監視カメラの映像がほとんどです。警備バイトのチラシにしても、クイズ大会や入園前に清花先輩が取っていた不審な行動にしても、すべて後付け的な意味でしかない。恥ずかしい話、自分の都合の良いように解釈しているだけで、それが真実である証拠はどこにもありません。だから、清花先輩がここを通り抜けるのを僕は引き留めることができない。――僕は探偵失格です」

 未熟さは嫌と言うほど思い知った。

 自分の力ではどうにもできない犯罪が数多くあることを知った。

 そして――それが成長に繋がることも知った。

 世の中には未だ解明されていない謎がたくさんある。僕たち探偵がいる限り、そして犯罪を好む者たちが存在する限り、それらが消えることはないのだろう。

 でも、せめて自分の手の届く範囲は。

 大切な人たちがいるこの日常だけは。

「なんとしてでも守りたい。だから、知りたいんです。真実を。そして、謎に包まれた空白を」

 真っ直ぐ清花先輩を見据える。

 敵に答えを聞くなんて馬鹿馬鹿しいことは充分承知している。僕を信じてくれたみんなの期待を裏切ってしまうことも自覚している。だけど、ここだけは一歩も譲れないんだ。

 先輩は無表情を崩さない。しかし、先ほどとは違った声音で、

「あなたは間違っていないわ。むしろ、正解の道筋を辿っている」

 と呟いた。

「え? それは僕の推理が合っているということ、ですか?」

「いいえ。パズルの欠片を揃えるという点においては、という意味。日常に埋もれた伏線をあなたは残さず見つけ出した。問題はそれを嵌める向きまで決定できなかったこと。でも、それは決して恥ずべきことじゃない。一般的な推理小説や探偵ドラマと違って、現実はもっと地味で、もっと穴だらけ。人物関係を洗い出して、関係者に聞き込みをして、現場を徹底的に調べ上げて……そういった地道な努力が要求される場合がほとんど。警察関係者でもない素人がいくら考えても推測の域を出ないし、証拠が手に入るとも限らない。そういった意味では、あなたは……いえ、あなたたちはよく頑張ったほうよ。あれだけの情報から答えにかなり近づけたのだから」

 ……わからない。清花先輩は一体何が言いたいんだ。

「要するに、事件の裏については当事者しかわからないってことよ。あなたもそう考えたからここに残ったのでしょう? 私が空白を埋める最後のピースだと、確信を抱いたから」

 得られた情報だけで全体図は見通せない。俯瞰するには彼女の存在が必要だった。

 そう考えるなら、今までの伏線は――

「僕が清花先輩と出会うために置かれた布石だったのですね」

 そういうことよ、と彼女は無機質な声で肯定した。

「私の役目はあなたに真相を伝えること。強盗犯の一人として、そして……機密団体の人間として」

 長い事件に終止符を打つように。

 彼女自身の役割からようやく解放されたかのような表情で。

 清花先輩は最後のピースを静かに嵌めた。


「まず、あなたの推理通り、入園ゲートの警備を務めていたのも、コーヒーカップに火喰い栗鼠宛てのメッセージを書いたのも私よ。もちろん、あなたたちに気付かれないように変装していたけどね」

 変装?

「詳しくは教えられないけど、“仕事柄”自然に身についてしまったスキルでね。声や顔ならある程度変えることができるの。普段、あまりしゃべらないのも、私の地声を聞かせたくないから。無表情、無気力、非協調性を振る舞っている理由についても同様。特徴を覚えられていないほうが、何かとやりやすいのでね」

 無個性を貫く。それが私の生き方。と清花先輩は笑う。

 無表情のままで。まるで偽りの仮面をつけているかのように。

 人を避け、必要最低限のコミュニケーションさえ拒絶する毎日。

 そんなのって、あんまりじゃないか……。

「……寂しくないんですか」

 知らずに声に出していた。

 その生き方は本当に清花先輩自身が望んだことなのか、と。

 楽しさも何もない生活に本当に満足しているのか、と。

「そうね……。一人でいるのが性に合っているという意味では、他人と接触しなくてもいい時間を気に入ってはいる。思いやりや気遣いは優しいものだけれど、行き過ぎると返って疲れてしまうから。無理に他人と合わせるよりは、一人でいるほうがのびのびとできる。……けど、本音を言うなら、あなたたちが羨ましい。特に佐倉真奈美さんがね」

「佐倉さんが、ですか? 何でまた」

 失礼だと思いながらも、聞き返さざるを得ない。

 こういっちゃ悪いけど、佐倉さんって残念な部分が多いと思うのですが?

「ふふ。確かに生徒からは引かれているわよね。ロリコンってことを隠しもせず、私とは対照的に、個性の塊みたいな女の子。けど、それは“避けられている”のとはまったく違う。残念な所もあるけど、それも含めてなお彼女には惹かれるものがある。だからこそ、クラスの中心として、もしくはロリコン同好会の中心として、みんなから受け入れられてきたのだと私は思う。廣野姫幸にしてもそう。表面上は畏れられているけど、みんな内心では彼女が優しいことを知っている。困ったときは力になってくれることを知っている。――何より私自身がお世話になった、憧れの人物なのだから」

 え、それってひょっとして……。

「そう。中学時代、彼女がまだ“火喰い栗鼠”と呼ばれていたときの話よ。当時、私も彼女と同じようにネットの裏世界で活動をしていた。MFではなく、別のハンドルネームでね。

そのとき、数回火喰い栗鼠と接触したことがあるの。彼女はあの頃から頭角を現していたけれど、まだ不器用な所もあってね。色んな組織から目の敵にされることも少なくなかった」

 だろうなぁ。姫幸先輩、ものすごくプライド高いだろうし。

「あはは。威風堂々とした振る舞いは彼女のステータスだからね。でも、当時より丸くなったことは確かよ。自己中心的な考え方を捨てた、とでも言えばいいかしら。ともあれ、火喰い栗鼠を卒業……いえ、“捨てざるを得なかった”事件以来、廣野姫幸は変わった。裏世界から足を洗いはしなかったけど、より慎重に、周りの人間――仲間のことも考えるようになった」

 姫幸先輩が名前を捨てざるを得なかった事件……?

 それって一体……。

「知りたい気持ちはわかるけど、これ以上は話せないわ。彼女自身、まだ誰にも明かしてはいないだろうし、何より廣野姫幸の心に踏み込んでしまう。触れられたくない過去には、その人の後悔、自責がたくさん詰まっているの。それをぺらぺら暴露するほど私も愚かじゃない。だから、これは私からのお願い。もし、これからも廣野姫幸と付き合っていくにしても、決して彼女にそのことを訊ねたりしないでほしい。もちろん、自分で調べるのもNG。いいかしら?」

「……わかりました。あれこれ詮索しないと約束します」

 人には触れられたくない過去がある。それは僕だって例外じゃないし、他人を傷つけるために探偵になりたいわけじゃない。むしろ、それを自分で判断できるようになってこそ本物の名探偵なのだと思う。

 清花先輩は、ありがとう、とほっとした笑みを浮かべて続けた。

「さて、話を戻しましょうか。そういうわけで、目立つ活動を自粛するようになった廣野姫幸とは対照的に、私は自身の能力がもっと正当化される場所に活動拠点を移した。世の犯罪組織、犯罪集団を調べ上げ、最終的に彼らを壊滅させることを目的として結成された、ある非公認団体にね。MFと言うのは、そこで私に新しく与えられたコードネームってわけ」

じゃあ、クイズ大会で清花先輩と話をしていたスタッフというのは――。

「一緒に潜入捜査していた仲間よ。この名須川市を中心に悪事を働いている、ある強盗グループの情報を数年前に掴んでね。当時はそれほど大きな組織ではなかったし、私たちも特に注視してはいなかったけど、新しく組織のトップとなった人物がテーマパークの建設に着手したという知らせが入ってからは何か嫌な予感がしてね……。身内でこっそり調べてみることにしたのよ」

「テーマパークの建設に着手した……ってことは、まさかその人物って――」

「松本武信。絶叫スペシャルランドの最高管理責任者である彼こそが、強盗グループのリーダーよ」

 なっ……!? まったく想像もできなかった事実に僕は絶句する。

 でも……思い返せば、僕自身疑問に感じたじゃないか。入園ゲートの警備を一般人に任せるのは妙だ、と。あれは強盗犯を入園させやすくするために、松本氏が内部から協力していたのか。

「どうやらそうみたいね。私にも指示が回ってきたし。けど、どうして自らが建設したテーマパークを襲わせたのか、その真意までは掴めていない。個人的には何か裏があるんじゃないかと睨んでいるけど、計画が失敗した今、組織から処分された私には推測することしかできない」

「処分、されたのですか」

「ええ。松本武信はそういう人間だから。使えない部下はさっさと切り捨てる。これが彼の基本方針。それ故か、彼の周りには優秀な人材だけが集まるようになった。佐倉真奈美さんと戦った男にしてもそう。私がハッキング能力を買われたように、彼は格闘術を買われて幹部となった。ちなみに、松本武信自身も情報操作に関しては超一流の腕前を持っているのよ。何せ、組織のリーダーとなる前は、IT要塞の呼称で知られるセキュリティ企業に勤めていたのだから」

「ま、待ってください! そのIT企業って、強盗グループが二件目に襲った会社ですか!?」

「襲った、っていうのは少し違うわね。正確には私が個人的に“調べたかった”の。松本武信という男について、ね。さっきも言ったように、私たちの目的は組織を壊滅させることだから。あの企業になら、松本武信の詳しい経歴が記載された書類、あるいはデータが残っているんじゃないかと思って、実行に移したってわけ。強盗行為はそのカモフラージュ。でも、その企業だけを狙ったのでは、松本武信に私がスパイだと気付かれる恐れがある。だから、四件の事件を起こしたの。狙う対象もバラバラにして、まったくの無作為に見えるように」

 もちろん、松本武信の信頼を得るためと言うのもあったけど、と清花先輩は付け足した。

「でも、結局彼に関しては何もわからなかった。松本武信自身が会社を辞める前に個人情報を削除したのか、綺麗さっぱり痕跡が消されていたのよ。万が一に備えて、予め対策を講じていたのは天晴れだけど、それはつまり、“調べられてはマズイことがある”という証拠の裏返しでもある。だから私たちは、このまま彼の下で潜入捜査を継続することに決めた。絶叫スペシャルランドがオープンし、彼が動くときを待ちながら。――しかし、ここで予期せぬ事態が起こった」

 清花先輩は細い指で、すっ、と僕を指した。

 え、僕、ですか?

「そう。あなたと廣野姫幸がここへ来たこと。エントランスで見かけたときは思わず声を上げそうになったわ。よりによって、どうして今日に……!ってね。でも、あの場で危険を伝えるわけにもいかなかった。だから、メッセージを書いたの。自分たちが強盗犯に狙われていると知ったら、大人しく退園してくれると思ったから。実際、あなたはあのメッセージと強盗犯を結びつけて推理した。そこまではよかった」

 だけど、僕がその後返り討ちにしようと提案してしまったから……。

「正直焦ったわ。このままではあなたたちと強盗グループの接触は免れない。廣野姫幸も予備のPCを所持していたし、どんな無茶をしでかすかわからなかった。結果的に、佐倉さんが勝ったからよかったものの、内心ではずっとひやひやしていたのよ。本当にピンチになったら、正体がバレるのを覚悟の上で助けに入ろうとも思っていた。けれど、あなた一人がここに残ったのを知って、考えが変わった。あなたならきっと薄ぼんやりと輪郭が見えているはず。なら、私がその最後のピースになろう、と」

 不思議なものね、と清花先輩は呟く。

「考えれば考えるほど、ここであなたと相対するのが必然のように思えてくるのだから。これもあなたに秘められた素質かしらね」

「まさか。僕にはそんな力ありませんよ。買い被らないでください」

 だって、僕は清花先輩を捕まえることができなかったのだから――。

「そう……。でも、あなたは将来すごい探偵になると思う。その、謎に挑みかかる瞳がある限り」

 そう言い残して、清花先輩は僕の横を通り過ぎた。僕は振り返らずに訊ねる。

「これからどうするのですか。連続強盗事件の一端を担いでいたのなら、今後の活動はかなり厳しくなるのでは」

 彼女はぴたっと足を止めて答えた。

「ご心配なく。私が関わっていたことは団体がもみ消してくれるわ。松本武信を直接叩けなかったことは心名残だけど、幹部が捕まれば警察が彼にたどり着くのも時間の問題でしょう。だから、私の役目はこれで終わり。新しい犯罪組織の情報が入ってくるまでは春休みを満喫するつもりでいるわ」

「そう、ですか。では一つだけアドバイスさせてください」

「アドバイス?」

「はい。僕は基本他人の生き方を尊重していますし、あれこれと口出しもしません。清花先輩がこれからも非公認団体で活動を続けていくというのなら、僕に止める権利はありません。ですが――もっと笑って生きてもバチは当たらないと思いますよ」

「……そうね。考えておくわ」

 じゃあ、さようなら。

 背後から彼女の気配が消えてゆく。まるで物語の終わりを告げるかのように。

「ふぅ……。これでよかったの、かな」

 すべては繋がった。でも、細かい謎も生まれた。

 姫幸先輩の過去とは? 清花先輩が所属している非公認団体とは? 松本氏は何者だったのか? また絶叫スペシャルランドを建設した目的とは?

 それぞれを調べていけば、さらに新しい謎にぶつかるだろう。

 謎が謎を呼ぶ。この連鎖こそが日常の面白い部分であり、新しい物語へと繋ぐ橋渡しをしているのだろう。

 そう。物語は終わらない。

 きっと、この先も続いていくに違いない。

「さて、とりあえず、すべきことは――」

『おい、潤! リバース・ラビリンスの入口で強盗犯が気を失っているんだが、これお前がやったのか?』

 みんなにちゃんと説明なぞときすることかな。

 おまけ短編を書くかもしれませんが、ひとまずこれで絶叫スペシャルランド強盗事件は終わりです。拙い部分もありましたが、一つの大きな事件を書き切ることができ、作者として大変嬉しく思っています。

 そしてここまで読んでくださった読者の皆様、本当にありがとうございます! 潤が言ったように、物語はまだまだ終わりません。これから2年生編へと突入していきます。

 今度はどんな謎が彼らを待ち受けるのか。引き続き、彼らの活躍を温かく見守ってくださると作者としてこれ以上の喜びはありません。

 ではでは、次は2年生編でお会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ