ー日常という不穏ー
俺の名前は白崎 空真
中学3年生だ。
みんなからは別に体格が大柄な訳でもなくむしろスリムでもシロクマと呼ばれている。名前って理不尽。
「なあシロクマ。聞いたんだが、超能力に目覚めたんだってな。」
こいつの名前佐久紀 照斗
昔からの友達だ。人一倍空気を読んでくれて、話し合いの時も俺の立場が弱くても俺に味方してくれ、いつも真っ直ぐな人だ。ちなみに照斗はもう超能力が使えるらしい。
「うん。少し前からだけど、、、」
「なんだ?隠すような能力なのか?」
「そういう訳でもないんだけどね。、、、言った方がいい?」
「、、、いいや。」
「どうしたの?」
「もしもだ。もしも君がその超能力が全く使えなかったり、能力自体が弱かったら大変な目にあうからな。」
「うん、そんなことはわかってるよ。」
世界に超能力が使える者が現れてから数年後。超能力が使える者がほぼ強制的に入学させられる高校ができた。だがその高校では超能力が弱かったりする人は差別されたりする。超能力が弱いと
お前の超能力って弱いのかよ。落ちこぼれが。
みたいな感じになるのである。
全部共通で超能力には法則がある。
使える能力はその能力以外は使えない、これは「爆発を生み出せる」能力は爆発を生み出すだけでそれ以外には使えないという事だ。
あとは使い続けることによって成長していく事だ。これは範囲が広くなったり威力が上がったりと超能力に合わせて成長する。
「まあ、君の能力が強かれ弱かれ、俺は君と一緒に一緒にいられそうにない。」
「どうしてさ。」
「俺の超能力が強すぎたんだってさ。いるだけで害になるらしいし、能力についても口外してはいけないらしい。」
「君も大変そうだね。」
「君に心配されるようじゃ、この先やっていけなさそうだなぁ。」
「はは、、、」
「まあ、君も君で頑張れよ。」
「ああ。頑張るよ。」
授業が終わり、放課後になった。
、、、、、、、、、、、、、その後、照斗を見た者はいなかった