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第1話「邂逅」

本当は、もう暫く練習として、恋愛物語を書こうとしたのですが、自分自身が面白いと思えるストーリーを思い浮かべる事が出来ずに、「んじゃ、書いちゃえ」と言う事で書きました!


自分の頭の中に元ネタがあるとは言え、そのストーリーは暇潰しの為になんとなく妄想したもので、面白いアイディアとつまらないアイディアとごちゃ混ぜ状態でした。

それの改正版なので、付け加えたり、廃案にしたりと色々大変ですが、自分なりに頑張りますので、応援宜しくお願い致します!

 彼らが今、歩いているのは、とある森の狭い道。

 その先頭を歩いている、6人の奴隷商人のうち1人が、何気なく上を見ると、突然、叫び出した。

「嘘だろ!? 星が落ちて来ている!」

 その後、その言葉につられて上を見た他の奴隷商人達が、次々に思い思いの言葉を口にする。

「は? マジかよ! 俺らはもう、人生お終いだ!」

「こんな事なら、もっと遊んどきゃ良かったぜ。ちきしょー!」

「んな事言ってねえで、さっさと逃げんぞ!」

「奴隷どもは、如何すんだよ!」

「知るか! 俺らの命の方が、最優先だ! 言い訳してると置いてくぞ!」

 その言葉が引き金となったのか、奴隷商人達が、一斉に逃げ出した。ただ1人、1番後ろに鉄砲を持って歩いている奴隷商人の男を除いては……

『へっ。どうせ逃げたって、手遅れなんだ。だったら、女を……』と言うや否や、辺り一面、目も開けられない程に光り出した。

 その数秒後、光も収まらない状態の中、大きな地震が彼らを襲うのであった……


 奴隷達の中で、唯一1人だけいた少年は、激しい光と大きな地震が収まった後、鉄砲を持っている男と2人っきりになっていた。

『はは、マジかよ。生きてるぜ!』と奴隷商人が言ったのも束の間、彼の頭は一瞬にして、斬り飛ばされてしまった。フードを被り、仮面をつけて顔を隠し、まるで、剣の様な鋼色の右腕を持つ、正体不明の殺人鬼によって……

「ひっ」

 恐怖を感じて、少年はその場から逃げ出した。

 確かに逃げ出したはずだった。

『逃がすと思うか?』

 だが、現実は非情だ。

 仮面の殺人鬼は、瞬時に少年の真後ろに移動し、流れる様に少年の両足を斬り飛ばした。

 その後、殺人鬼は瞬時に地面に落ちかけている少年の目の前まで移動し、剣の様な右腕によって貫かれてしまう。

「がはっ」

 と少年が口から血を吐き出したのも束の間、殺人鬼の右腕は急に切断されてしまう。

『何者だ?』と左腕を剣の様な物に変化させた殺人鬼は、右腕ごと地面に落ちた少年を無視して、辺りを見回した。

『何処だ? 出て来い!』

 そう言ったのも束の間、殺人鬼の背中は急に燃え出した。

『ちきしょう、何処だ! 何処にいる!』

「うるさいわね。黙らっしゃい」

 すると突然、長く伸ばした青髪で、化粧の濃い少女が剣の腕を腹に刺されたままの少年の隣に瞬時に移動し、殺人鬼に向かって右手の平を突き出した。

「燃えなさい」

 すると、殺人鬼を燃やしていた炎が更に勢いを増した。

『ちきしょう! 覚えてろよ!』と言うや否や、殺人鬼は体を燃やしたまま、彼女らの元から去って行った。

 その後少女は、うつ伏せに倒れている少年を仰向けにし、腹に刺さっている剣の腕を引き抜いて腹の傷に手をかざすと、少年の腹の傷が光り出し、あっと言う間に傷を癒やしたのだ。

「大丈夫? 紫色の髪の少年君」

「たっ……助けて頂いて、ありがとうございます」

 少年は知る由もなかった。この出会いが(のち)の少年の運命を変える事になろうとは……

少年の名前を書くかどうか迷いましたが、敢えて先延ばしにする事にしました。

その方が良いと思いまして……

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