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9、表世界、裏世界

「では、この世界について教えていこう」

シャドウが俺を椅子に坐らしてくれると、よいしょといって彼女も椅子に座ってから話しだした。

「君らの世界を表世界、この世界を裏世界、とでも呼んでおこうかね。どうして2つの世界が繋がったかということについては分かっていない。分かっているのは、互いの心――精神とでもいい――がつながりを助けているということだ」

ポンという音で、湯のみが現れ、さらになみなみと緑茶が注がれる。

「表世界では魔術というのがないそうだな。不便だろ」

「その代わり、機械が発達してますけどね」

ここで見た機械といえば、クーラーくらいなものだ。

「なるほど、この魔術というのは、魔術粒子というものを用いて、そのエネルギーを使う。これはどちらの世界にも普遍的に存在しているものだ。だが、肉体が魔術を扱うのにふさわしくないのが表世界の住民なのだろう」

そう言うと、シャドウもお茶を取り出して一口飲んだ。

時間がないと言っているのにもかかわらず、のんびりとしている印象だ。

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