表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/44

高校時代 それぞれの・・・

ふん ふふん♪


「澪~、一緒かえろう」

と、声を掛けて、待ってる間に外をみてると・・・


なんですかぁ?あれは・・・

走ってにげてる?長身の王子・・・

それに戯れようとする・・

我校の愁月王子様ファンクラブ軍団・・・・・

すぎょい、きょわい  きょわすぎる・・・

愁・・・・ご愁傷様・・・・アーメン


ドド  ドドドドド・・・・ドド


うん?今度はあっちに砂けむり・・・?

いや、し・静かです・・

しかし、なんとも近寄れない空気が・・・

あーー。こっちは、こちらも我校の長身の王子・・・

怜勇王子様ファンクラブと当人ですか。しかし こちらはわきまえたもので、怜勇を筆頭に1mほど

あけて、軍団がついて行ってます。が、が、です。すごい長蛇の列になってますが・・・

非常に迷惑ではないでしょうか?あっちの反対側に行きたい人が困ってますよ。

ザザーッ

わ、潮がひいた・・・。

わ、真ん中を通らしていただいております。

すごーい。やっぱ紳士のスポーツの代名詞のゴルフをしている怜勇のファンクラブ・・・

なんか、違うねぇ。怜勇が言ってるのだろうか?それとも皆様自ら・・・?


あっはっは。おもしろいね~。なんか二人のキャラが出てるというか・・

おもしろい。おもしろい。

愁は、ひとなつっこくて。やさしくて。誰とでもフレンドリーで。だから、あんな追いかけごっこみたいな感じになるんだろうね。

怜勇は、別に気取ってるわけでもないけど、物静かで、冷静沈着。周りに友達いつもいるけどワイワイ騒ぐタイプではなく、クールに聞き役?みたいな感じだもんね。だから、距離をおいてゆっくり付いて行くって感じになるのか。

たしかに幼馴染の私でも、愁には今でも気軽に話せるけど、怜勇は 「うっ。」て一歩引いちゃう感じになるもんね~。なんかオーラが違うんだよ。優等生すぎるんだよね。・・・ふーっ。


「待った?ちょと 笑。何ニヤニヤしてんの・」

「え? ああ。外見て見て。ほら。おもしろいっしょ?」

「ほんと。我校の二大王子か・・・」

「そ。なんか。ファン層がちがって。おもしろくて笑ってた。」


などと、いろいろ二人が話しながら、階段を降りて中庭にでると、校舎の影から膝からしたの足が見える・・・。どうも寝転んでいる男のようで・・・二人は顔を見合わせて


「なに?」 と同時につぶやいた。


そっと覗いてみると・・・

そこには、息を切らした

「愁!」 「山村君・・・」

「しっ!  やっと逃げきったんだから・・・。」

「めずらし。愁でも。逃げたい時があるんだ。あははははは」

「あのなぁ・・・俺でも。たまには静かに物思いにふけりたい時があるわけよ」

「あはは 明日は嵐だね」

「バカ言うなよ。はぁ~。笑 帰るのか?お前、クラブ決めたのか?」

「うん。決めたよ。新聞クラブ。来週から入部しまっす。ハイ」敬礼ポーズ。

「は?新聞クラブ?なんでまた・・・。全然イメージじゃないんですが・・・姫?」

「そう?高校では、のんびりしたくて・・・運動部はやめたの。で、でもジッとばっかしてるのも退屈で似合わないし、自分がもたないから、新聞クラブだと、ほら取材いったりとかであっちこっち行くじゃん。ちょうどいいくらいのペースかなと思って。」

「だから愁も気をつけてね。私。試合速報の取材やいろいろするけど・・・。フォーカスもするからね」ニッ

「へー。おお、いいかもな。俺の試合かっこよくリポートしろよ。」

うんうん。ニコニコ。


「あっ!それより怜勇は知ってんのか?あいつ。笑とまたクラブだけでも、一緒にゴルフ出来たらいいなぁ。って言ってたぞ」


「・・・。うん。体験は行くって言ってて。行ったけど・・・。まだ、新聞クラブにしたって言えてない。」・・・怜勇、期待しちゃったんだろうか・・・私入部するって・・・。散々、キャプテンって人にも入部勧められたしな・・・ はぁ~~。

「でもちゃんと、今度会ったら言うよーー。」

「それと、愁!?  二人の取材が目的で、新聞クラブにしたんだからね。だから愁も私がいい取材できるくらい活躍しないとだめなんだよ!  わかってる?」


「もちろん! まっ、俺はいつでもヒーローインタビューだけどね」 ウィンク!



ははは・・・。さすが王子様。

「じゃ、バイバイ」

「おう」「澪ちゃんもバイバイ」


「さすがの山村君もこう毎日、あれじゃぁ疲れるんだ。あははは」

「ははは。ほんと。愁、誰にでも愛想いいからなぁ。本命な彼女出来た時、苦労するよ。彼女。もしかしたら愁もしんどくなるかもねぇ。愁と怜勇、ほんと正反対だから・・・。あれで気が合うからねぇ」

  クスッ


「ささ。早く。21のドーナツとミスアイスクリームのダブルアイス食べに行こう」

「よっしゃーー。いこ」

校門に向かって走り出した私達・・・。


ゲッ。キキーーッ。  とととと

澪と顔を見合わせて

「すごいね。これも我が校の二大王子様目当て?」

「だろね・・・」 ガクリ。うんざり・・・


「ね。あなた達、ここの子でしょ。怜勇様、まだ学校にいた?」

「愁君は?」

「ねーー。教えて」

ペラ ペラ・・・・


澪!行くよ!ダッシュ!GO!


はあ、はあ、はあ。  ふうーっ。


「「いえーい!さすが。陸上部からスカウトされた澪に元テニス部エースの笑!」」 ハイタッチ。

わはははは(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ