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25 決戦マスターズ  開始

いよいよ架橋です。マスターズも始まりました。

快晴!すばらしい大会日和となった。


怜勇は朝早く出掛けて行った。

笑はまだ夢の中でした。

携帯メールに怜勇からのメッセージがあった。


「笑!ここ数週間ありがとな。決めるぜ俺!どんな事があっても逃げずに見てろよ!」

「覚悟しとけ!」


とあった。笑はそれを大事に保存しバッグに入れていた。


「りーーん」

「愁!キャロル!」

大きな声で叫び手を振る笑に三人はそれぞれの方向から歩いてこっちへやって来た。


三人はそれぞれの久しぶりの対面を喜んでいた。

『うん?あれは藤見君?』

「ちょっと凛!藤見君と一緒に来たの?」

「あ!えと!うん・・・」

「なんでこっち呼んであげないの?一人で可愛そうじゃない!「藤見くーーん!こっちこっち」」

「笑・・あのぉ。」

「うふふ。また後でゆっくり聞くわ!今日からの四日間は私も忙しいの!怜勇と一緒に戦うって決めてるから」

「何?まさかキャディするの?」

「は?まさか!気持ちで戦うのよ!だから他の会話は禁止なの!私の中で」

笑はきっぱりまっすぐ怜勇を見つめて強く言い切った。

凛は、そんな笑をみるのはいつ振りくらいだろ・・・と思うのであった。


怜勇は予選一日目はイングランドの同世代のマッキー・デイとアメリカの新鋭トム・ハートだ。三人は歳も近いとあってよく話題で比べる対象となっている。


さいよいよ

まずは、デイから次に怜勇。

笑は胸に閉まってあるネックレスを握り目を瞑って、怜勇がアドレスに入るのを待っていた。

さ、いよいよ怜勇だ。

「笑ねえ・・・」

不安そうな顔で爽が見上げている。

「爽。怜勇だもん。大丈夫よ」ニッコリ

怜勇がスタンドに挨拶をした。そしてあの時のように笑達がいる方見て、親指を立てて

「グッジョブ」と呟いた。

笑は手が真っ赤になるぐらいの拍手で称えた。


1ホール目は揃ってパーで終えた。続く2ホール目怜勇のティーショットが右にそれた・・・。

怜勇の顔つきが今までにないくらい引き締まっている。

愁が

「いい顔してんな。あいつ。ほんと今年はやるかもな・・・」

と、ボソと呟いた。

愁は長年怜勇を見てきている。きっと愁には何かがわかるんだ。笑はそう思いながら愁の横顔を見上げた。

「あいつの今の顔、高校の時お前と出た全国大会の時の顔と一緒だぜ!お前と思い出作るんだ!って出た

対抗戦と同じ顔だ!これが四日間続けば、マジなにか起こるぜ!ワクワクするぜ--」

愁はそう呟いてキャロルの肩を抱き歩いていった。

爽と凛とココ私達もティーグランドを後にした。

最終ホール終わってこの日は、2アンダー13位とまあまあのスタートを切った

予選突破なるか・・・

怜勇

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