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24 決戦!マスターズ    前日祭

前日祭を楽しむ怜勇と快・爽の兄弟と家族

あれからの数日、怜勇はコースラウンド練習を繰り返した。

日々感触を得ているようで、気持ちも体調も絶好調であった。

「笑 行くぞ ゴルフバック用意しろ!お前せっかく持ってきたろ?」

と、夜には二人の時間を怜勇は作ってくれ、打ちっぱなし練習場には私も一緒に行って隣で練習した。

怜勇の夜の打ちっぱなしは、数打は真剣に打つのだが、後は楽しく笑と談笑しながらのリラックス練習になる。笑は

『こんなんでいいのだろうか?優勝狙うマスターズに来てるに・・・』

と、思うのだがその度に怜勇のお父さんの言葉を思い出していた。

『後残り、大事なのは怜勇がいかに平常心でいれるか!と言う事だ』

と耳元だnで囁かれた事を!


帰りの車で笑が

「いよいよ明日、前日祭だね?爽快達くるんでしょ?おばさんも。」

「ああ。もう来てるかもな」

「ほんと?」

「たぶん時間的には・・・」

「ねぇ。怜勇 明日から楽しんでね。もちろん優勝!楽しみにしてるけど、何より怜勇に思う存分楽しんで欲しい」ニッコリ

『この笑顔!ほんと堪んないぜ』

「OK!まかせろ!」


チンッ

エレベーターが宿泊階に着いた。

ピンポーン


「はーい!」

『爽の声だ』

笑はニコリと微笑んだ。


「サーヤ。俺!着いてたんだな」

ガチャリ

「怜勇ニイ!お帰りーー。笑ねーも」

「爽ぁ 」

笑が爽を抱きしめた。

「ココは?」

「パパとゴルフの練習してるよ。明日の為に」

「そっかぁ。じゃサーヤは俺とするか?」

「うん」

『ほんと、爽は怜勇にい!怜勇にい!ね』うふふ

笑は、怜勇の母親と挨拶を交わし、取り合えず先にシャワーをする旨を伝え、上の階へとあがって行った。汗をさっと流す程度にさっさと入り下の階に下り、みんなで談笑した。

明日の為にそれぞれ早めに床についた。

爽は私の部屋を訪れ

「エミねえ 一緒に寝よ!」

「いいよーー」

二人は一つのベッドで並んで寝た。

朝爽が

「これ!怜勇ニイのと一緒だね。大きさ違うけど・・・」

『ドキッ!しくったぁ。はずしておくべきだった・・・』

「爽は目ざといね・・・。怜勇にはいつか時期がくればちゃんと言うから、それまでは爽と笑だけの秘密ね。もちろんココやおじさんおばさんにも!」

と、ウィンクしてみせた。すると、爽は笑との二人だけの秘密がやけに嬉しかったみたいで、ニコニコと

「うん!」

と大きく返事をした。


朝から大忙し!特におばさんは、

「ココ サヤ ちゃんと持った?あれは?これは?」

と行ったり来たりバタバタ走り回っています。それをソファーに座りのんびりおじさんが見ています。

どうも怜勇は先に行ったみたいです。

「もしもし、怜勇?もうついた?うん。私も今から行こうかな・・・」

「ダメだ!親父達と一緒に来い!一人行動は禁止!って言っただろ?」

と、大声で携帯で怒鳴られた・・・。


「わー綺麗!TVで見るのとはやっぱり全然違うのね」

と思わず声に出して言ってしまった。


「おーーい。ココロ サーヤこっちだ。練習するぞ」

「はーい」

二人はバッグを抱え走って行った。

私は、デジカメを用意しカメラマンを引き受けた。今日はカメラ撮影が許されている。

ファインダーを通じて三人の楽しそうな笑顔をみてるとこちらまで幸せな気分になる。おじさんおばさんもニコニコしている。

怜勇はいい表情でプレーしている。緊張はしていないようだ・・・。


『いよいよ明日から!』

笑にも気合がはいる!力強くシャッターを押した。




次回いよいよ本戦です。

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