表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/44

⑰ アメリカ旅行ⅱ

愁と久々の再会を果たし、たくさんいろんな話をしたかった笑ですが、それより愁の・・・

発見をしたお話

昨日は疲れていたのだろう。

二人ともピロートークの途中で夢の中へと誘われた。


「おはよ」

「うーーん おはよ」


今日の練習観戦は、夕方からなので、午前中は凛とショッピングに出かける事にした。

五番街を練り歩き、大好きなブランドのティファニーでずっと欲しかった物を買い、他のブランドも見てまわった。両親 爽快達 怜勇の両親 太陽 愁の両親 タロおじ 部長等のお土産選びに奮闘しながらショッピングを凛と楽しんだ。


『後は怜勇の・・・何にしよう・・・』

「ねぇ凛?藤見君には何か買ったの?」

「まだ。あいつさぁ。お土産待ってるからねーー。なんて言うのよ。餞別もくれないのに・・・」

などと、文句を言いながらも心の中はちゃんと藤見君にぴったりのお土産を密かに考えてるようだ。


と、いろいろ見て回ってると、ディオールの店についた。ディオールも笑の好きなブランドの一つである。怜勇が中学の頃海外遠征に行って笑に買って来てくれたお土産がディオールのキーホルダーだった。今でも大事にオルゴールの中にしまってある。その事がきっかけで好きになったブランドである。


そこで素敵な男性用のネックレスを見つけた。


『わー素敵!怜勇好きそうだし、似合いそう・・・』

と、じっとガラスケースの中を見ていると、店員が

英語で、どうですか?素敵でしょ?と言ってきた。


身振り手振りと簡単な英語で

「見せてください」

と言うと、鍵を開けてとって見せてくれた。

値段も手ごろだし、ゴルフのトーナメント中でも付けれそうだ。すると店員がまた簡単な英語で

「こちらの商品は、女性用もあって、ペアとしてるんですよ」

と言って、男性用より小振りのネックレスを持ってきてくれた。

笑は、怜勇のお土産として男性用を購入を決めた。そして、自分用にと同じものの女性用を購入した。凛に気付かれないように、そっと。


すると、凛が急に後ろから

「何か買ったの?」

「うん。怜勇のお土産。凛はどうだった?」

「新には、TV用にニューヨーク店限定品!って店員が言ってたネクタイにした」

「へー。いいね」

「さ、ランチでもしよ」

「そうね。で、ホテルに帰って準備しておかないと、愁がくるわね」

と、ランチにむかい。準備をしにホテルに帰った


~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆

愁達に迎えに来てもらって、練習場についた。

愁に連れられ、選手専用入り口より入れてもらった。

凛はその特別待遇にメロメロで、足が今にもスキップをしそうになっていた。


愁の正面から、ポニーテールのチアガール姿の女の子がやってきた。

「ハーイ!シュウ!」

「おう、キャロル!もう練習終わりかい?オレの練習見ていくだろ?」

と、英語で話している。

いつもの軽い愁とは思えない真摯な受け答えをしているし、瞳に暖かい思いを感じる。


『愁!もしかして・・・・。』

と、思っていると、

「ハーイ!YOU エミ ね? シュウ ガ イツモ YOUのコト ハナシマス。エト レオ? ト 三人BEST FRIEND ッテ」


「YES MY NAME IS EMI  SYU PRAY IS BASUKETTBALL IN JUNIOR HI SCHOOL」

「エミ ニホンゴ OKネ シュウ ニ センセ シテ モラッテマスカラ」

「へー 上手だもんね。キャロルさん。 私も愁みたいにキャロルって呼んでいい? こちら リン。私の仕事仲間。」

「HOW DO YOU DO リンって呼んでね」


キャロルはとても人懐っこく、元気な女の子だった。愁のチームのチアガールのリーダーなんてかっこいい。


アメリカに留学したての頃の愁の第一印象はキャロルにとって最悪だったそうで、大嫌いっだたそうだ。

チャラチャラしてて、飄々として、つかみどころのない青年で、慣れ慣れしくて、練習もみんな一生懸命しているのに、なんか不真面目に見えて・・・なのに、レギュラーポジションを軽々とって。みたいな感じで本当に印象が悪かったよう。ところがある日、遅い時間の体育館に明かりが付いているので、忘れものを取りに来たキャロルは、体育館を覗いたら、そこに愁が汗だくになってストイックに一人でモクモクと練習をしていた。それをみて影では努力を人一倍してるんだ!って思って少し印象が変わったんだって。すると毎日、日を追うごとに愁を見ていると、今まで気付かなかった意外な面が見えてきて・・・。

って話してくれた。

笑は

『うん?これは 何かあるな!愁に詰め寄って聞いてみなくては!』

と、心の中で薄笑いを浮かべた。


今もキャロルと愁は楽しそうに話してる。

『愁ってあんな顔して女の子と話すんだっけかな?日本に居た頃は怜勇よりは愛想いい感じで話してたけど、どこか心がないと言うか上辺だけでいい人的な顔だったような。あまり愛想よく話さないけど怜勇の方が心がある感じがしたもんなぁ』

と笑は思いながら、楽しそうなイキイキした愁をみつめていた。


そう、キャロルは今まで愁の周りにはいなかった、意見と意思をはっきり持った元気な男の子っぽいさっぱりした女の子なのである。

赤毛でポニーテール。少しそばかすがあるけど、グリーンの瞳で笑顔がキュートな綺麗というよりかわいい感じの女の子である。ちなみに本人は全くモテないと思っているけど、チアガの仲間内ではファンクラブまであるモテモテガールなのだそうで・・・。


アメリカ滞在は、愁の練習試合観戦・愁の恋愛?|(これは、まだまだ本人達は気付いていない関係。でも笑は毎日の二人の言動により二人の心の中の気持ちをしっかり悟ったのでした。)と観光・ショッピングに凛と二人楽しい一週間の休暇を満喫したのでした。

愁の近況を土産話に怜勇に会うのを楽しみに日本へ帰る笑

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ