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⑯ アメリカ旅行ⅰ

ちょっと日本を離れて、アメリカ旅行のお話。

急な移動に凛がびくっりして、部長に噛み付いた私の移動の準備も済み、今凛と二人アメリカ旅行中!


ケネディ空港にについた。

「うーん。どこだろ?愁が迎えに来てくれてるはずなんだけど・・・。」

と、キョロキョロしていると、背が高く色の黒いシルバー色の短髪の男とがっしりマッチョマンの髭の男に私と凛は腕を摑まれ、真っ赤なオープンカーに乗せられた・・・。

『え?嘘!何!ど・どうしよ・・・』


二人声を合わせて

「ギャーッ」

と声を発しようとしたところ、口を手で塞がれた・・・。

凛と目を合わせ、頷き、同時にその塞がれたてをガブッと噛み付いた

すると、

「おいおい!落ち着いてくれよ!いてて!」

と、言いながら銀髪の男は帽子をぬいでこっちを見た!

「し 愁!」


「オーノー!ジャパニーズガール!ツヨイネ」


「愁!どうして?そんな格好? わからないじゃん?この間のTVで見た髪の色と違うよ?」

「色変えたの!で、少しは変装しないと、俺達ちょっとした有名人だから! あ それとコイツはチームメイトのボブ!」


「ヨロシクデス アナタ エミ! アナタ リン アッテマスカ?」

「そう!あってるわ!私凛。こっち笑!あなた日本語上手ね?」

「ジョーズ?ナンデスカ?エイガデスカ?」

「あはは。上手!うーん!グッド! OK?」

なんか、さすが凛!初対面の人なのにすっかり懐いてる!一瞬、人攫いに会ったのかと、ドキドキしてパニックに陥りそうになってたのは、つい10分程前の事なのに・・・。


「ほんと、ボブって日本語上手ね。」

「あいつ、すごい日本贔屓なんだ!ワイフもジャパニーズガールがいい と言ってる。」

「それで、俺が日本語の先生で、ボブがこっちの生活の先生!気が合うんだ!」


それから、簡単に変装した愁とボブと四人でニューヨークの街を観光した。

後からわかったことだけど、愁の銀髪はその日だけ染めたもので、ボブの髭も付髭だった事が後でわかった。髭モジャの熊五郎みたいだったボブは髭を取ると、ブルーアイにシャープな顎のラインのイケメンだった。チームで一 二を争う人気ぶりらしい。


久しぶりに会った愁は

「どう?怜勇とはなにかあった?関係がかわった?」

「へ?どういう事?うーーん。何かあった?何もないなーーー。あ!そうそう。地元優勝したの知ってる?」

「うん。親がこの間こっち来て、そう言ってた。タロおじの店で祝勝会したんだろ?」

「そうそう。楽しかったよ。愁が居たらもっと楽しかったのに!ってみんな言ってた・・・。あ、まあまあそれは別として、あの優勝。有言実行だった

んだよ。みんなには内緒な!って怜勇言ってたけど、愁だけには教えてあげる。私に、絶対地元優勝するから見に来い!ってあのトーナメントに呼んでくれたんだよ。それくらいだよ。何かあったとしても」


『ふーん。あいつ。とうとう動きだしたか!?来年のマスターズくらいおもしろいかもな』

と、笑の言葉を聞いてニヤッと笑う愁でした。

「何?愁気持ち悪い!でもイケメンは幸せね。意味不明な笑いをしても、キャーッってかっこいい!って騒がれるから。ほんと、不公平よ。ブー」

「アハハハ。笑も十分かわいいじゃんか!」

「そんな事言うの愁だけよ。愁は女の子なら誰にでもかわいい!って言うしね フン」


「ナニハナシ シテマスカ? 」

「笑がかわいい って言ったのに。フンって怒るんだこの姫は」

「オーノー。エミ カワイデスヨ シュウ ホントノコト イッテルデスヨ」

「ま!ボブまで。さすが気が合う同士ね。軽さまで一緒ね・・・クス」


「オー エミ ソノ エガオ イイデスネ。トテモ ステキナカオシテイマス」


その日は、ちょっとした観光をして食事をして、ホテルまで送ってもらって、さよならをした。

「明日は、俺達の練習見に来いよ。迎えにくるから!」

「リンモ キテクダサイ ワイ ガンバレルカラナ」

と、二人は手を振って帰っていった。


「ワイ  って。自分の事よね。なんで? ワイ?」

「きっと、愁よ!今日本の若い子は自分の事を ワイ って言うとかなんとか言って騙したのよ。きっと・・・。愁ってちょっと、そういうところあるからねーー フー」


明日は、愁のチームの練習見に行って、お土産を見に行こうね

と、話して二人は夢の中へ落ちて行った。

次回、あれは?愁の彼女?金髪そばかすの元気印ガール登場です。

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