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⑦ 楽しくゴルフⅰ

更新遅くなってすみません。急激な暑さに体がダルダルで・・・

暑さに負けず、がんばって投稿するので見捨てずお付き合いください

とうとうゴルフ当日!

日曜日午前9時。


burorororoooo-

家の前で待つ笑は、音のする方を見た。

向こうから真っ赤なスポーツカータイプの車がやってきた。


『まさか・・あれ? だとしたら、何年か前に流行ったトレンディドラマから飛び出た!ってこの事ね』

キュルルルル キキーーッ

『やっぱり・・・はぁーーー』


「おはよ。星野さん。」

「あ、おはよう。ごめんね。わざわざ」

「いーえ。迎えにこさせていただいて光栄です。」

と、あの朝の顔の爽やかイケメンフェィスで、答えてきた。翠川基虎。

笑は、作り笑いとばれないように、必死でいつもの笑顔をつくるのだが、

『どうも引きつっているかも知れないな』 と思いながら開けてくれたドアから車に乗り込んだ。


笑は少しドキドキしながら、爽やかな会話に少しづつ緊張も取れて、ゴルフ場までの一時間弱の道のりを楽しんでいた。

ふと外に目をやると、懐かしい光景が見えてきた。ここは、パパと怜勇のお父さんが怜勇と私を連れてコースデビューさせてくれたコースで、それからは何度もラウンドさせえてもらってるコースだ。

何度 この道を通っても、初めて来た日の事を鮮明に思い出す。


怜勇は目をキラキラさせて早くつけばいいのに!とずっと言っていた。その反対に、私はと言えば、緊張して言葉数が少なくなって黙っていた。

すると、怜勇は

「エミ。どうしたの?」

「うん・・・ちゃんとできるかな・・・」

「大丈夫だよ。僕がちゃんと一緒にいてあげるから!」って 

ギュっと手をつないでくれた。そして ニコッと笑ってくれた。

その手がとても暖かくて、まだ小さい怜勇の手がやたら大きく感じて不思議な気持ちになった。

怜勇は、車の中で言ってくれた通り、ずっとそばに居てくれて、私のボールを探して打ってから、走って自分のボールのところに行き、打つ!という事をしてくれた。その時は、全く分らなかったけど、しばらくたって、あの時、怜勇は通常の二倍三倍歩いてた事に私は気づいたのでした。



「ね。そうだよね」


返事がないので、基虎はもう一度

「うん?あれ?聞いてる?星野さん?」


「え?あ ああ そうよね」

「はー。そうね って聞いてなかったろ?」


「・・・・ごめんなさい・・・。ちょっと昔の事思い出して・・・」


「ま、いいや。 さ、もう着くよ」



「おーーい。おはよう えーーみーー」

と、クラブハウスの入り口あたりで、凛が手を振って迎えてくれている。

その隣では、新見新が二つのキャディバッグを開けてなにやら確認している。


「おはよ。凛!自分の本数ぐらい自分でチェックしなよ!」

「だって、新がしてくれる って言うんだもん」

「でも、自分で見ないと何を入れたかとか、やっぱこれ変えようとか・・。あるじゃん」

「いいの。私は。そこまでしたって代わんないから・・」

「あそ。」


「よし、じゃ受付に行こうか」

翠川君が先頭で入っていった。


今日は、カートに乗ってキャディなしでのラウンド。

二台のカートに結局

新見桜木ペアと翠川星野ペアにわかれてのる事となった。


なんだか、久しぶりのラウンドだし。懐かしい思い出のゴルフ場だし。

楽しみになってきたな。

いよいよ ラウンド開始です。

そこで、思いもしない人物と・・・

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