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社会人編 ⑤

怜勇と笑、なつかしの場所で楽しいひととき

「へーーい。おまち。ビールにねぎま・チーズ明太につくね と 笑嬢はししとう焼きと。クルオは鮭おにぎり だろ?」

「タロおじサンキュー。そそ ここの鮭おにぎりこれを食わなきゃ、はじまんないっと」


「かんぱーい」カチャン「かんぱい」


「うーーーん。おいしっ。汗かいた後のビール美味しい。ね 怜勇」

「昔は、俺達がコーラーで笑はタロおじ特製オレンジジュースで乾杯!だったのに。俺達 すっかり おっとなーだな あはは うまい」

「そそ。あ そうだ。後でタロおじに特性オレンジジュース頼もう っと」


美味しい焼き物にビールを昔話などをしながら食べてると、突然怜勇が

「週刊誌みた?」

「  う   ん  」


「きれいよね。RUKAは。どう?やっぱ直に見てもきれい?」

「うん。きれいだぜ。でも。ほんと、すし食いに行っただけだから。」

「そう・・・。ほんとっかなぁ。あ、他にもっと素敵な本命さんがいるのな?うん?海藤さん?どうですか?アハハ。今インタビューしちゃおうかな。なんて。特だねだね。臨時ボーナスもんだね」

「ばかじゃね?俺は、昔言ったとおり、マスターズ優勝まで、ゴルフ一筋なんだ! だから。笑は何があっても噂やスクープを信じず、俺の夢だけを信じてて欲しい・・・」


笑は、真剣な怜勇の顔を見て、とびっきりの笑顔で

「OK!わかった。」

と頷いた。

怜勇はそのとびっきりの笑顔の返事にホッとして、

「次 何食おうかなーーー」と お品書きを見入っていた。

そんな怜勇を見ながら笑は

『それを 言いたくてココに誘ったのかな?』

と、ふと思ったのでした。


「クルオ 笑嬢 わしも一緒させてくれ」

と、タロおじが芋焼酎の魔王一升瓶を提げてやってきた。

「タロおじ、いいけど。店は?」

「もう、今日は店じまいだ。ささクルオもこれ飲め!うめーぞ」

と、ガラスのコップに注ぎ始めた。

「あーーーん。タロおじ待ってぇ。特製オレンジジュースを酔う前に作ってぇ」

「特製オレンジジュースゥ? あーあれかぁ。笑嬢、コーラー飲めないーーって泣いたとき、初めて作ってやって、それから来るたんびに頼んだ、金のとれーねー飲みもんな」

と、ニヤニヤしながら言った。

「もう!タロおじのいじわる!いつからそんな意地悪おじさんになったの?」

「アハハハ。嘘だよ。しかし今日はオレンジがないんだなぁ。あ!よしじゃ今日は特性りんごジュースだ!ちょっと待ってろよ!」

と言いながら厨房のほうへ出て行った。


すると、タロおじが

「おーーい。お前らこっちこい。今日はもう店じまい!貸切だからこっちでてこいや」

「ちぇ、タロおじ勝手だなぁ・・・笑。行くぜあっち。魔王持ってこい」

「はーい」


「はいよ。特製りんごジュース。」美肌効果たっぷり。」

「ありがと」

笑が腕をのばして受け取ると、早速つけてきた、怜勇からもらったブレスレットがキラリと光った。

「お、笑嬢も色気づきやがったな。そんないいもんつけて。誰かいい人にもらったか?うん?」

とニヤニヤして笑をおちょくってくるタロおじ。

すると笑は少し俯き頬を少しあかく染めはずかしそうな顔をしながら

「違うよ。タロおじったら。へんな事言わないで!これは怜勇がアメリカのお土産にくれたのよ」フン

と横に顔を向けた。

「ふーーーん。クルオのお土産ねーーーーーーーー」

とニンマリ顔で怜勇を見ていた。

当の怜勇はまるで聞こえないかのように、タロおじに注いでもらった魔王を焼き鳥片手に口にしていた。


三人は昔話に花をさかせ、わいわいと楽しんでいた。

ご機嫌のタロおじはとうとう18番の天城越えを歌い始めた。

その歌を聴きながら怜勇は

「俺、絶対マスターズ優勝するから。その瞬間を笑に見せてやるからな。」

「うん。がんばって。」

と、語った。


「あ、そうだ。それで思い出したんだけど、今度、内の局で|<アスリート達の明日> って言う特番をするの。怜勇にも是非って部長が言うから、事務所に連絡入れてあるから今度打ち合わせに行の、よろしくね」

「いいぜ。打ち合わせになんか来て何すんの?」

「あ、出演交渉」

「いいぜ。もう出てやるよ。交渉こなくても、俺が出るって事務所に言っておく」

「ほんと?じゃ、契約書持っていくからサインして。一回ですんで良かったぁ」ニコ

笑がまたまたとびきりの笑顔で喜んだ。

怜勇は、その笑顔をまた嬉しそうに微笑んで見ていた。


「おーーい。お前ら、静かだなぁ。何やってんだ。さ さ 飲め 飲め。 笑嬢も魔王飲んでみろ!うめーから。 なーーぁ、クルオ」


「アハハ。タロおじ 楽しそう」

「ありゃ、だいぶ酔ってるな。明日は店休みになるんじゃね?」

「アハハ。ほんと」

「だけど、タロおじは、ずっとあの頃と同じ様に俺達に接してくれる。この町の人は俺を普通の22歳の男として接してくれる。ここに帰ってくるとホッとする。俺、この町が好きだ。この町の住人で良かったって、本当に思う・・・」

「うん。私も好き。   愁もいればもっと楽しかったのに・・・。愁 元気してるかな?ちょっとは帰ってくればいいのにね」

「ああ ほんとだな」


怜勇に偶然、特番の出演OKをもらった、太郎庵の楽しい時は、明け方近くまで続いたのでした。

楽しい時間を過ごした笑は次の日、二日酔いに悩まされるのでした。


同僚と四人とゴルフコースをまわる笑。そこに現れる・・・・。


        


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