高校時代 最高最後の思い出①
最高の二人の思い出となる。高校三年のゴルフ試合
新聞クラブの笑が参加をした唯一の大会。
第一回戦・・・女子団体戦。
第一プレーヤー 星野 笑
第二プレーヤー 三島 さくら
第三プレーヤー 早崎 悠子
まずは、私かぁ・・・。
出ると決めてから一生懸命練習した。する事だけは精一杯した。怜勇におじさん。三島さんに早崎さん。部長。たくさんの人に協力してもっらた。悔いの残らないようにだけ戦おう・・・。
落ち着いて・・・ふーーっ。
「笑!」
「楽しんで。 笑顔! だよ」
ハッ!「そうだ。楽しもう。こういう経験の場を与えてくれたみんなに感謝して。」
「機会を与えてくれた、三島さん 早崎さん・・・。そして 怜勇・・・。ありがと」
スコーン。あっ。あーーー。右へ行ってしまった。やばい・・・。
あ、あった。バンカーか・・・。怜勇にたくさん仕込まれたな・・・ふふ。
よし。なんとかパー。
次NICEshot!
う・・・。パター外れた・・・。ボギー。
くっそ。落ちついて・・・
そんな緊張したラウンドをとりあえず終えた。
終わった~~。とりあえずイーブンパー。あがり・・・。これなら許容範囲かな。
さすがの二人は、-5 -6上がりで・・・・・。
「やったぁーーーーー。初戦突破ぁーーー。」
「ごめんね。足ひっぱて・・・」
「何言ってんの!初めての試合。第一プレーヤー!誰だって緊張するよ。上等だったよ。さすが笑」
「そうそう。参加出来ただけで、うちら笑に感謝してんだから・・・」
そして。
三人で円になって飛び上がって喜んだ。涙が流れた。泣くのは早すぎるのに。何故かとっても爽やかな気持ちで自然と涙が頬をつたっていた。良かったぁ。嬉しい。気持ちいい。一生懸命するってやっぱり気持ちいい。
「よーーーし。男子団体・・・。見に行こう。応援行っくよーー」
「おーぅ」
三人は、男子の対戦が行われてる浜辺コースへと向った。
『今どこいるんだろ・・』キョロキョロ探していると、
しっかり者の早崎さんが、係りの人に聞いているみたい。
挨拶してこっちに走って戻ってきた。
「明日のスタートらしいよ。練習グランドかな?行ってみる?それか、他校チームの視察する?」
「えと、だれだっけ?ほら海藤君のライバルとか言われてる・・・えと、川田・・君だっけ。今ラウンドし てるらしいから見に行く?」
「だね。あまり会う機会ないし・・行ってみよっか 笑? いい?」
「え?あ あ うん 行こ」
すごい。うまい。さすが!怜勇のライバルって言われてるだけあるーーー。
川田君もファン多いんだ。
なんとなく、愁っぽい。うふふ。愁がゴルフしてるみたい。練習一緒に回ってくれた時も、なんか緊張が取れる感じしたもんね。そんな雰囲気もってるな。
5アンダーかぁ。三人で10アンダー・・・。現在トップ!
怜勇達、大丈夫かなぁ?
「ね。ね。うちの男子チーム見にいこ。パター練習場かな?調子とか気になるし・・・」
「だね。行ってみよっか?あれ?ミー。・・・・。こらライバル校のやつに見とれてるんじゃない!」
「ダハハ。だってーーー。 あああ ちょ ちょ待ってーーー」
うわっ。ピリピリしてる。明日なのに・・何この三人の空気・・・。スゴイ!
声をかけようと思って見にきたけど、声かける雰囲気じゃないな・・・。
あ あそこのベンチに座って見よ。
ふーっ。
うわー。綺麗な夕焼けぇ・・・。
ピタッ!
「うわっ つめた!」
そこに、怜勇がコーラーを持って立っていた。息が止まってしまうほどのステキな笑顔を浮かべて。
「怜ー勇。お疲れ!」
「笑こそ。お疲れ!すごくがんばったらしいな。早崎と三島が喜んでた。」
「ううん。足ひっぱっちゃた。でもね。久しぶりに楽しかった。こう。なんていうか 力が漲って、ワク ワクした。」
「そっか。俺が誘ったのに、応援行ってやれなくてごめんな」
「いいよ。いいよ。怜勇明日ラウンドだし・・・。それに見られてたらもっとスコア悪かったかもだ し・・。」
「俺・・・。この試合だけは絶対勝ちたいんだ。女子団体。男子団体。ペアマッチ。シングル。どれも勝 ちたい。勝って高校時代の大切な思い出にしたいんだ。俺・・・。本当は高校在学中にプロになるつも りだった。でも、そしたら、せっかく笑と同じ高校入ったのに、笑との高校生としての思い出が残らな いな と思って。卒業してからにしたんだ。在学中にプロになったほうが、俺の夢!マスターズ日本人 初!優勝! に早く近づけるんだろうけど、高校生は今しかないもんな。」
『ええ?うそ・・・。怜勇?私との思い出の為に?』
「愁もアメリカに行くから、愁との思い出もいっぱい作らないとダメだな。うん。笑?」
「あ。そだね。三人での思い出もね」
『そーよね。私との思い出に怜勇は特別な思いなんかないよね・・・』
「あ!男女混合ペアマッチのペア聞いたか? 笑は俺とだから・・・」
「!え! ええ?優勝したいんでしょ?なら、早崎さんのがいいじゃん。変更できないの?」
「変更? 無理なんじゃね?」
「うそ・・・。ごめん。なんで私となんかになったんだろね?くじ引きかなんか?だとしたら、怜勇って くじ運ないんだね・・・」
「ははは。いいんじゃね?気にすんなぁ」
はーーーぁ。気にすんなって。優勝目標なんでしょうがぁ。プレッシャーだよぉぉぉぉぉ。
大会はフィクションです。実際の全国高校生の大会に団体戦やペア混合戦があるのか、ないのかは存じ上げません。あくまで、作者の夢物語です。
ご了承ください。