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卒業へ 思い出作り①

愁から衝撃の留学話を聞いた笑は、速報号外として、


海藤怜勇・・・プロ転校は卒業後!日本と米国を二大拠点として活動!

山村愁月・・・卒業後、米国留学!すでにオファーも。


として、配布された。

これには、常に校外でスクープを撮ろうと、待機していた報道陣の数名も度肝を抜かれ、生徒と同じように号外を目を凝らしてよんでいた。

その光景を笑は、クラブの一員として、プロ達より情報を早く記事に出来たことを、満面の笑みで誇らしげに見ていた。そしていつものように、一部を綺麗に持ち帰り怜勇と愁の記事を大切にスクラップするのでした。


笑は、高校二年の一年を怜勇と愁の取材と撮影に明け暮れ、

怜勇は、高校生大会のゴルフ試合とプロのトーナメントにアマチュアとして参加したりしながら、

愁は、インターハイ・全国大会・全国高校選抜に選ばれ大会に出場したりと

三人はそれぞれ忙しく活動し、幼馴染として一緒の時間を過ごせる後僅かな時間を楽しんでいた。


残り数ヶ月で三年生に進級するという、一月の下旬、笑は怜勇に下校する前に呼び止められた。


「笑、今日、一緒に帰れないか?」

「うーーん。今日クラブ無いから早く帰ろうと思っていたんだけど・・・。怜勇はクラブでしょ?」

「うん。待っててくれないか?」

「・・・・・。」少し考えて「いいよ。何か話しがあるの?」

「うん。ちょっと。願いを聞いてほしいんだ・・・・。」

「わかった!いいよ。待ってる。た だ し ミスアイスクリームのWアイス!おごってね」

「ハイハイ。OKですよ。笑姫さま。     じゃ、後で。」


「あ!笑! ゴルフクラブの練習見学ベンチでまってて!」

「はーーーーーい。わかったぁ。 がんばってねぇぇ」


『・・・。なんなんだ?話って?・・・。まっ いっか。せっかくだからカメラ持ってて写真でも撮ろう かな。また、文化祭でファンの子達用に生写真撮っておいて新聞クラブで売ろう。今年の文化祭でも怜 勇と愁 の写真、馬鹿売れ!だったもんね。』 ニヒヒヒ


『ベンチで座って待ってて・・・って・・・。相変わらずすごい人気!座るとこ探すの大変だよこれは』


「えーーみーーー!」

誰かが手振ってる・・・。行ってみよう。

わっ!結構いい席じゃん。


「よっ!花ちゃん。どうしたの?あ そかそか。花ちゃん。怜勇、いや 海藤のファンだったよね。で、

 見学?てか応援?  ここいい?」

「うん。いいよ。そ。笑、いくら幼馴染でも海藤君を海藤って呼び捨てにしたら・・ほら、親衛隊の子  達・・睨んでるよ私はまだただの憧れ的な感じだからいいけど・・・怖いんだよ~~」

「・・・・・・」


さ。さ。写真もいっぱい撮れたし、そろそろ来るかな?怜勇。片付けておこう。

キョロキョロ

ありゃ、親衛隊さん達帰ったのかな?だいぶ人も少なくなったけど・・・

ありゃ、いつの間にか、花ちゃんまで帰ったのかぁ。


うん?なんだあれは?


あーー。最後に部室に入る所を見て手を振って終わり。か。

みんな、好きなんだね。はっきり態度に出せていいなぁ。わたしも・・・。

あーー。ダメ。ダメ。秘密! 私の気持ちは。あの事が叶うまで。絶対ばれてはいけない気持ち。



「よ!お待たせ!」

 

ドキッン


「あ あ ああ  お疲れ」 び びっくりした~~

「?どうした? 何 ボーーっとしてんだ? 帰るぞ!」


「何?話って」

「笑。最後に ゴルフクラブの一員として大会出てくんない?女子部員として」

「へ? えええええええ」

「女子部員、あと一人足んないだ。笑が今回登録してくれたら、女子団体戦と男女混合戦に出れるだ。」

「・・・・」

「考えてくんない?俺も学生としてアマチュアとして出るの後一年で終わりだから、全ての大会に出たい んだ・・・。」

「・・・・・。でも。私・・・。」

「今すぐ返事じゃなくていいから。」

「・・・。うん。・・・・。わかった。考えとく。返事いつまで?」

「来週あたままで。土 日で考えておいて!」

すみません。まだしばらく高校時代の二人です。

なるべく早く社会人編にいくようにします・・。

いましばらくお付き合いのほどを・・

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