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疑念

12/1編集

あたしは初めて自分の力に疑念を抱いた。これまで1番信頼できてた、自分で努力してほぼ確実になった力が。そして願った。それは…

頭の中、いやもっと深いどこかに何かの情報が入ってくる…そしてその瞬間、それがなんなのかわかった。スキル【未来予知】というらしい。周りの空間は重い水のようで、とっても眩しくて、けれど息は普通にでき、周りも何故か見えて…。と考えていると目の前がさらに強く光る。そしてその空間から、この世界にあたしは飛び出した。




広い部屋。高い天井。そして目の前に広がるのはファンタジーのような人々。何故か全員平伏している。お偉いさんかな?豪華な服着た人が言った。

「貴女は今どんな状況なのか全くわからないだろう。現状を、こちらが把握している現状を教えよう。」

そうして長い話は始まった。

掻い摘んで説明すると、この世界はファンタジーのような世界。誰でも…とはいかないが才能があれば魔法が使える。しかしまだこの国、サンダリテイン王国のある大陸しか見つかっていない。これもファンタジーによくある、海の魔獣が原因らしい。当然この世界にも魔法というものはある。魔法は魔素という特別な粒子が発生させる現象だ。これは生物が体内に溜められるが、人によって溜められる量の差があり、魔力を使いすぎると魔力枯渇で死に至ってしまうこともあるとか。初級、中級、上級、最上級、そして特殊級(ユニーク)とある。初級は誰でも使えて、水、火、風、草、土、光、闇。中級魔法の水流、炎、嵐、自然、大地、聖、闇黒、聖からの派生、結界、そして闇からの派生の召喚。上級と言われるのが大海、火炎、召喚、大陸、神聖、暗黒。そして存在が確認はされている最上級、それが精霊(スピリット)創造(クリエイト)世界(ウォルド)勇者(ロト)魔王(デモン)だ。初級は大抵の人が使える。中級は数千人に一人。上級に至っては国に両手で数えるほどしかいない。最上級はそれこそ伝説(御伽噺)でしか見られない。特殊級(ユニーク)は人によって違う。発現する人に決まりはない。そして既存の魔法よりも強力無比なものばかりだという。これに関しては資料の大半が秘匿されているため、詳しくは分からないそうだ。言えないだけのようにも見えるが。

この世界にはスキルもある。これは魔法よりも魔素の消費が少なく、魔法は超常現象だが、スキルは何かが上手くなったりするようなものだと思えばいいらしい。実は魔法とスキルの差は曖昧なのだとか…。だからこんなにおかしな説明なのだ。

スキルは、全ての人が持っている。初級、中級、上級、神級、創級と分かれている。大抵の人は初級スキルや中級スキルを持っている。1人で複数所持しているのが一般的だが、一つしか持っていない場合はそれに特化した力、一つも持っていないのがそれこそ勇者魔法もちのような特殊な存在だけのようだ。勇者魔法はあらゆる中級スキルまでを無条件に使える。そう、無条件(・・・)だ。上級以上はかなり努力しなければいけないらしいが、それでもチートだ。ちなみにあたしのスキルに関してはこのあとで鑑定するらしい。【未来予知】意外に何かあるのかなぁ?



最上級魔法【勇者(ロト)】は同じく最上級魔法【魔王(デモン)】の発生を感知して発生する。が、今代ではこの世界にはなんの因果か、発生しなかった。そんな時に古の賢人が遺した古代級遺物(アーティファクト)勇者召喚機(ロトチェッカー)が起動して、今に至る。らしい。




「では鑑定とい…いや、この異世界人排出泡(ロトバブル)はなんだ?」


シュポッ、シュポッ、シュポッ


ロトバブル?かまたいくつか増えた…


「いかん、誰か止めろ、古代級遺物(アーティファクト)に流す魔力線を切断しろ!これ以上異世界の民を巻き込むな!それだけじゃない!この世界を救うために魔力枯渇で死ぬ危険性もあった魔法師団兵たちをこんな想定外の理由で逝かせることはできない、したくないんだ!」

この王様かっこいいな。

「エネルギー暴走、止まりません。」

「陛下と異世界人の方はお逃げください。」

はぁ?ふざけてんじゃないわよ。あたしがこの人たちに救われたんだから。そりゃ恩返ししないとね。


「どきなさい」


「何を言っておられる。避難してください!貴女を失ったらこの世界の希望は無くなるのです!」

大丈夫だ、視えている(・・・・・)。この先の結果も。

「あなた達が離れても23.25秒はもつ。離れなさい。結界魔法…【私が育てた木 失うのは耐えられない 因果のせいなら 因果を捻じ曲げればいいのです】《上級結界魔法…フル、リフレクター!》

創世魔法…【世界は創造された この世の無謬の真理を此処に記す 天上天下に区別なく 神の世も人の世も  其は唯一の奇跡の為 其は希望になるか絶望になるか…】《創世魔法…魔法創造》

【特殊魔法…魔素注入】」

よし、視たとおり。ここからだ。

「スキル発動…【未来予知】…100連。」

その瞬間、脳内が破裂しそうなほどの情報が脳を駆け巡る。あたしがこのようなことをしている理由、それは魔素をロトバブルに流し込む複雑な手順の最適な方法を視ているのだ。しかし大体一回でロトバブル1個分しか見れないから結構やばいかも。




その時だった。澄んだ声がこの広い部屋に響き渡る。

固有魔法(オリジナル)【魔力収集】【魔力贈与】【魔力増大】【魔力強化】【魔力感知】」

天才でさえ、挫折する五節無詠唱。それがあたしの体に施される。銀色の魔力粒子があたしの体を駆け巡る。

「神聖魔法…【オート・ヒール】!」

そして、金色の魔力粒子が、大量の情報で物理的に破壊されていく脳を修復する。

「ありがと!」

「いえいえ。これも私の役目ですよ」

うーん。何か秘密がありそう、

けど今は考える時間がない!

よし、慎重に…ここだ。

まるでパズルだ。



そうして…


4個のロトバブルは三つまで不発化させた。しかし…

「やばっ!」

そう、タイムオーバーだ。未来予知にも限度があった。やばい未来を視てしまった。けど大丈夫。

あたしはまだ諦めない。まだいける。

「結界魔法…【私が育てた木 失うのは耐えられない 因果のせいなら 因果を捻じ曲げればいいのです】《上級結界魔法…フル、リフレクター!》【守れなかった 次はこうしないと 決意して】《中級結界魔法…ハイ、バリア!》」

「異世界人さん、まだ足りません。《|特殊魔法》【魔力増大】【魔力強化】【魔力感知】【運命改変】《結界魔法…固有(アレンジ) 》【守れ 守れ 我らが騎士よ 背水の陣? ならば守れば勝てる】」

だめ、これでも足りない。じゃあもうこれしかない。1番最善手を選んでも人間の反応速度には限度がある。だからそこまでよくない結果になった。スキルの詠唱強化の代償は大きいけど。けど、短い時間だけどこの国は気に入った…気がする。あったのがこの城の王様と近衛師団?と魔法師団、宰相さんだけだからわかんないけど、なんとなく信用できる気がする。どっちみち戻れない気がするし。だから、あたしはどう(・・・・・・)なってもいい(・・・・・・)。この見えた未来で、今使える最高の手段だ。あの人にもらった最後の魔力で発動させる。


【守りたい その想いが 民を守る きっとこの先も 世界は続くだろう 私を除いて 嗚呼 この世の未来を安泰に】…《スキル…未来予知…詠唱強化…限界突破(ランベリウム) 》



ふと思う。未来予知ってチートだ。詠唱なんて知らなくても未来に使ってるあたしから借りてこられる。まぁこんなこと考えられてるのも今のうちかな?だって…


そんなことを考えていた、その瞬間、最後のロトバブルが光る。周囲に立体型魔法陣が展開された。このスキルと魔法の融合体系、未来予知《限界突破(ランベリウム) 》。《限界突破(ランベリウム)とは、スキルの力を最大限、いや、それすらも凌駕する力だ。使用する魔素はごく少数。ごく少数とはいえども、体内の魔素が全て暴走するために魔力枯渇になってしまうらしい。しかも、魔力制御がいくら完璧でも無理、天性の才覚が必要らしい。話だけ聞いていたけど自分に使えるかは賭けだった。だって未来予知の魔力はなかったし。どうやら賭けには勝てたらしい。このスキルの能力は因果を捻じ曲げるものだ。上級結界魔法の詠唱はそういうイメージというだけ。こちらは、未来が見えるから、未来に起こることは決まっている。それを捻じ曲げる力だ。当然、命に関わる。


そして…あたしは魔力枯渇により意識を失った。ところどころ見たのはロトバブルから4人の人が出てくる姿…。

補助してくれた人が駆け寄って起こそうとする姿、王様が顔面蒼白にして色々手配していた姿…。




《未来予知 が 時間予知 に 進化 しました。 (封印状態のため使用不可)》




時詠瑞香


称号

《異世界人》《防衛者》


スキル

《未来予知(封印)》《回復力増強》《調剤》《時間予知(封印)》《魔素操作》《家事lv.30》

魔法

【固有魔法】【精霊魔法】【結界魔法】【神聖魔法】【大陸魔法】【自然魔法】【初級魔法】【中級魔法】【特殊魔法】



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