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先が読めない第26話 タツヤの気持ち? 全員参加の恋愛相性占い? それぞれ、リアクションが違う? タロットカードで決定? 私のこと、どう思ってる? 私と妹、どちらの方が? 気持ちを、ぶつけなさい?

 タツヤは、占い魔女に、

「カロリーネは、幸せになれるけど、俺は、幸せになれない?」

 と、確認する。


 占い魔女は、

「そうよ」

 と、答える。


 タツヤは、

「どうして?」

 と、聞く。


 カロリーネも、

「私とタツヤの相性は、いいんですよね? それなら、タツヤも、幸せになれるのでは?」

 と、聞く。


 占い魔女は、カロリーネに、

「相性はいいけど、タツヤの気持ちが、あなたへと向いてないのよ」

 と、答える。


 カロリーネは、軽くショックを受けた様子で、

「えっ……そうですか」

 と、下を向く。


 占い魔女は、カロリーネに、

「落ち込むことでは、ないよ。さっきも言ったけど、現在の段階ということで、相性は、常に変化するからね。断言はできないわ。タツヤの気持ちが変化して、あなたへと向けば、タツヤも幸せになれるかも。あなた達、相性はいいんだから」

 と、言った。


 カロリーネは、タツヤをじっと見る。


 ーまいったな。どう、反応していいのか、わからない。


 タツヤは、困惑する。


 占い魔女は、

「これで、いいかい?」

 と、聞く。


 カロリーネは、

「はい。ありがとうございました」

 と、言って、席を立つ。


 タツヤも、席を立つ。


 占い魔女は、両手を叩く!!


 子供のレッドドラゴンが、再び、現れて、出口へと案内する。


 タツヤとカロリーネは、真っ白な空間の部屋から、出る。


 そのまま、『占いの館』の、外の出入り口の扉の前へと、出た。



「どうだった?」

 クリスが声をかける。


 クリスは、タツヤとカロリーネが、占ってもらっている間に、城から戻って来た様子だった。

 

 クリスの他に、ジェシカ、ホワイトレミ―、マリアレーヌもいた!!


 カロリーネやクリスと同じく、ジェシカも、ホワイトレミ―も、マリアレーヌも、『フランシス王国騎士団』の格好ではなく、プライベートの格好をしていた。


 ジェシカは、中世ヨーロッパの庶民が着るような、黒色のワンピースドレス姿。


 ホワイトレミ―は、中世ヨーロッパの上流階級が着るような、白色のブラウス(女性用シャツ)と、赤色のスカート姿。


 マリアレーヌは、中世ヨーロッパの上流階級が着るような、水色のブラウス(女性用シャツ)と、青色のスカート姿。


 クリスは、

「エリザオーレは、街のパトロールが入っていて、連れてこれなかったわ。これるか、どうか、わからないけど、おもしろそうだから、行けたら行くって」

 と、言った。


 ジェシカは、困惑しながら、

「私、タツヤと二人で、待ち合わせの約束をした、つもりなんだけど、こんなことになるなんて……」

 と、言った。


 ホワイトレミ―は、ジェシカに、

「別にいいんじゃない? せっかくだから、みんなで楽しみましょ!! おもしろそうだし」

 と、言った。


 マリアレーヌは、タツヤを見ながら、

「私は、楽しめないかも。もう、結果なんて、目に見えてる。最悪の相性よ」

 と、言った。


 タツヤは、マリアレーヌに、

「そんなの、やってみなくちゃ、わからないだろ?」

 と、言った。


 クリスは、カロリーネに、

「で、どうだったの?」

 と、聞く。


 カロリーネは、占ってもらった結果を、この場にいる全員に、報告した。


 クリスは、

「ふ~ん、なるほど。複雑ね。興味深いわ」

 と、言って、好奇心を()()てる。


 ジェシカは、

「おもしろいわね。タロットカードか……」

 と、言って、考える素振(そぶ)りをする。


 ホワイトレミ―は、

「アハハッ」

 と、笑って、

「たぶん、アホのタツヤは、誰とも、幸せになれないんじゃない?」

 と、言って、結果を予想する。


 マリアレーヌは、

「相性って、常に変化する? 本当に、そうかしら?」

 と、言って、占い魔女の言ったことに対して、疑問を持つ。


 ーそれぞれ、リアクションが違って、見ていて、おもしろいな……!!


 タツヤは、ニヤニヤする。


 カロリーネは、

「とにかく、これが基準ね。知りたいのは、タツヤが、この中で、誰と一番、相性がいいのか? 誰と結ばれたら、幸せになれるのか? だからね?」

 と、念を押す。


 クリスが、カロリーネに、

「そうなると、みんな、何で占ってもらうか、決めておいた方が、良さそうね。タロットカード以外に、何があるの?」

 と、聞く。


 カロリーネは、 

「えっと、他は、星占い、トランプ、夢占い、水晶玉占い、だったかな」

 と、答える。


 クリスは、この場にいる全員に、

「カロリーネが、タロットカードで、占ってもらってるから、タロットカードで、いいと思うんだけど、どう?」

 と、聞く。


 ジェシカは、

「いいわよ。私も、タロットカードに、興味があるし」

 と、答える。


 ホワイトレミ―は、

「私は、星占いがいいんだけど。まぁ、タロットカードでいいわ」

 と、答える。


 マリアレーヌは、

「私は、夢占いがいい。でも、タロットカードでも、反対はしないわ」

 と、答える。


 クリスは、

「じゃあ、タロットカードで決まりね」

 と、言った。


 タツヤは、この場にいる全員に、

「……それで、カロリーネの次は、誰?」

 と、聞く。


 クリス、ジェシカ、ホワイトレミ―、マリアレーヌは、顔を見合わせる。


 クリスが、手を挙げて、

「次は、私が行くわ」

 と、意思表示(いしひょうじ)をして、この場にいる全員に、

「いいかしら?」

 と、確認する。


 反対する者は、いなかった。


 クリスは、タツヤに、

「さぁ、行きましょ」

 と、誘う。


 タツヤは、(うなず)く。


 タツヤとクリスは、『占いの館』の扉を開けて、中へと入る。


 中の様子は、カロリーネと一緒に入った時と、同じであった。


 薄暗く、天井にピンクの照明。


 中央に、巨大な『黒い(つぼ)』。


 その『黒い壺』の中に、光り輝く水。


 その横に、丸い黒色のテーブル。


 テーブルの上に、光り輝く『水晶玉(すいしょうだま)』。


 そして、『黒い壺』と『水晶玉』を、囲むように、複数の紫のソファー。


 クリスは、

「ねぇ、タツヤって、本当のところは、どうなの?」

 と、聞く。


 タツヤは、

「本当のところって?」

 と、聞き返す。


 クリスは、

「私達(フランシス王国騎士団)の中で、誰が好き?」

 と、聞く。


 タツヤは、

「えっ? いや、それは……その……」

 と、慌てる!!


 クリスは、笑みを浮かべながら、

「じゃあ、質問を変えるわ。私のこと、どう思ってる?」

 と、聞く。


 ーおいおい、急に積極的になったな……!!

 

 タツヤは、慌てながら、

「いや、その、えっと……クリスは、美人だし、落ち着いていて、頭も良さそうだし、かっこいいし、優しい……これは、モテるだろうなぁと」

 と、答える。


 クリスは、ニヤニヤしながら、

「へぇー、私のこと、そういうふうに、見ていたのね」

 と、言って、

「じゃあ、私のこと、好き?」

 と、聞く。


 タツヤは、慌てながら、

「えっ、それは、その……まいったなぁ……どう、答えればー」

 と、言って、考える素振りをする。


 クリスは、ニヤニヤしながら、

「私と妹のカロリーネ、どちらが好き? これなら、答えられるでしょ?」

 と、聞く。


 タツヤは、慌てながら、

「ええっ……!? その二択(にたく)は、難しすぎる……!!」

 と、言って、困惑する。


 クリスは、楽しそうに、「アハハッ」と笑う。


 タツヤは、

「じゃあ、逆に、クリスは、俺のこと、どう思ってる?」

 と、聞く。


 クリスは、予想していなかったのか、

「えっ!?」

 と、驚いて、

「えっと……そうねぇー……」

 と、言って、タツヤをじっと見る。


 タツヤも、クリスをじっと見る。


 場の空気が、一気に緊張した空気になる!!


 クリスは、恥ずかしそうにしながら、

「……こ、この話は、ここまでにしときましょ。さっさと、占ってもらいましょ」

 と、言って、『黒い壺』の所へ行く。


 タツヤも、恥ずかしそうにしながら、

「そ、そうだな」

 と、同調する。


 クリスは、カロリーネと同じように、『黒い壺』の光り輝く水の中に、手を突っ込んで、

「フォーチュン・テリング(占い)」

 と、言った。 


 再び、部屋全体が、真っ白な空間へと変わって、占い魔女が現れる!!


 占い魔女は、

「次は、クリスかい。久し振りだねぇ」

 と、言った。


 クリスは、

「そうですね。久し振りですね。占い魔女さん」

 と、言った。


 占い魔女は、両手を叩く!!


 子供のレッドドラゴンが、再び、現れて、カロリーネの時と同じように、白いテーブル、白い椅子、お菓子を、セットする。


 占い魔女は、

「座りなさい」

 と、言った。


 タツヤとクリスは、椅子に座る。


 占い魔女は、

「さて、何で占う?」

 と、聞く。


 タツヤは、横に座っているクリスを見る。


 クリスは、

「タロットカードで」

 と、答える。


 占い魔女は、カロリーネの時と同じように、呪文を唱えて、手から、タロットカードを出す!!


 占い魔女は、

「タツヤは、カロリーネの時に、カードをめくって、読んでいくところまで、やり終えてるから、今回は、クリスだけね? いいかい?」

 と、確認する。


 クリスは、

「はい。お願いします」

 と、承諾(しょうだく)する。


 占い魔女は、カロリーネの時と同じように、クリスに、タロットカードを、シャッフルから始めて、テーブルに、三枚並べさせるところまで、やらせた。


 占い魔女は、クリスが並べた、三枚のカードをめくる。


 占い魔女は、しばらく、考える素振(そぶ)りをして、

「カロリーネにも言ったけど、相性は常に変化するからね。断言はできないわよ。いいね?」

 と、前置きをして、

「今の段階では、あなた達の相性は、いいわよ。結ばれたら、クリスは、幸せになれるわね」

 と、言った。


 クリスは、

「私と、妹のカロリーネでは、どちらの方が、タツヤと相性が、いいんですか?」

 と、聞く。


 占い魔女は、

「どちらも、同じぐらい相性が良くて、差はないね」

 と、答えて、

「ただ、クリス、あなた、人一倍、妹のカロリーネに、気を使ってるわね。タツヤのこと、本当に好きならば、妹に(ゆず)って、自分の気持ちを、心の奥底に、しまい込んで、からかったり、ごまかしたりせずに、しっかりとぶつけなさい……!!」

 と、アドバイスをする。

 

 クリスは、顔が赤くなって、恥ずかしそうに、下を向き、黙り込む。


 タツヤは、

「クリスは、幸せになれる? じゃあ、俺は?」

 と、聞く。


 占い魔女は、

「あなたは、幸せになれないわ」

 と、答えた。


 タツヤは、

「またかよっ!!」

 と、ツッコミを入れた。

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