表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/40

第13話 ジェシカは戻って来なかったぜ!! 王の暗殺か、王女レイプか、どちらかの深夜イベントを選択するぜ!! 城への潜入開始だぜ!! ホワイトレミ―登場だぜ!! ~この世界、予測不可能だぜ!!~

 タツヤは、夜から次の朝へと、さらに、ジェシカを待ち続けることにする。


 しかし、待ってる間に、眠くなってしまい、マルコ夫妻の部屋で、仮眠を取ることにした。


 寝床(ねどこ)には、マルコ夫妻の死体があって、行きたくなかった。


 ージェシカ、本当に、どうしたんだよ? 何で、戻って来ないんだよ?


 タツヤは、寝転びながら、考えを(めぐ)らせる。


 ー何かあったのか? 殺されてることは、ないはずだ。戻って、マルコ夫妻の死体と、俺がいなくなっていたことに、恐怖を感じ、逃げたのか? それとも、いなくなった俺を、今も探してるのか?


「あぁー、クソッ、わかんねぇー・・・」

 タツヤは、そのまま、寝た。


 しばらく時間が流れて、タツヤは、目が覚める。


 ー仮眠を取るつもりが、ぐっすり眠ってしまった。


 タツヤは起き上がる。


 ーどうする? また、今日も朝から、じっと待つのか? もう、飽きたな。外へ出て、ジェシカを探そう。


 タツヤは、マルコの家から、外へと出た。


 外は、夜の風景であった。


「あれっ? 夜?」

 タツヤは驚く。


 ー次の日の朝まで、眠ってしまったんじゃなくて、次の日の夜まで、一日中眠ってしまった? 逃亡やテストで、相当(そうとう)、疲れていたからな・・・。


 タツヤは、お腹が()いて、再び、マルコの家の中へと戻り、キッチンへ。


 お金がないタツヤにとっては、調理台に置いてある食材が、全てであり、唯一(ゆいいつ)の腹を満たす、食べ物であった。


 タツヤは、また同じように、調理台に置いてある食材を、適当に食べようとするが、思い(とど)まり、適当に料理して、食べることにした。


 料理などしたことないが、とりあえず、適当に料理したものを、口に入れていく。


 その時!!


 タツヤの胸の、赤い血の色をした『バツ印』が、赤く光り輝き出す!!


 タツヤは、その赤く光り輝く『バツ印』を見た!!


 『バツ印』の下に、『これから、王の暗殺決行。参加したい奴は、王宮広場に集結せよ』という文字が表示される!!


 ー今から!? マジかよ!? っていうか、もう、暗殺するのかよ!?


 タツヤは驚く。


 続けて、『バツ印』の下に、『これから、王女レイプ&王宮の女達レイプを実行。参加したい奴は、廃墟の教会に集結せよ』という文字が表示される!!


 ーおいおい…『王女レイプ&王宮の女達レイプ』って。発想がイカれてるぜ!! この二つのどちらかに、参加しろってか?


 タツヤは、迷うことなく、『王の暗殺決行』を選んだ!!


 深夜。


 『フランシス王宮広場』は、静寂な闇に包まれていた。


 中央の大きな噴水(ふんすい)が、街灯(がいとう)に照らされて、目立っている。


 その噴水の前方(ぜんぽう)に目をやると、『フランシス城』への入り口の扉があり、屈強(くっきょう)な門番の兵士が、三人ほど立っている。


 ーここに集合かよっ…!? 目立つだろ……。


 タツヤは、周囲を確認する。


 『レッドブラッド教団』の殺人テストで見かけた連中が、チラホラと、武器を(にぎ)りながら立っていた。


 中世の二十代の男で、(おの)を握っている、大学生。

 中世の二十代の女で、(やり)を握っている、事務の受付嬢。

 中世の三十代の男で、剣を握っている、冒険者ギルドにいそうな戦士男。

 中世の五十代の男で、大鎌(おおがま)を握っている、農作業員。


 緊張した様子で、殺人テスト合格者達が、武器を握りながら、集まって来る。


 武器屋の格好をして、剣を握っている、四十代男がやって来て、

「おっ、新人か?」

 と、タツヤに話し掛ける。


「はい」

 タツヤは(うなず)く。


「王を暗殺するから、新人は、みんな、緊張してるな。新人には、荷が重すぎるか…」

 武器屋の男は笑った。


「緊張しないんですか? これから、王を暗殺するんですよ?」

 タツヤは聞いた。


「おう。緊張というより、ワクワクしてるな。これから、革命を起こすんだからな」

 武器屋の男は楽しそうに言った。


 ー革命か。確かに、響きはカッコいいけど…。

 タツヤは苦笑する。


 続々(ぞくぞく)と『レッドブラッド教団』のメンバーが、武器を握って、集まって来る!!


 全体の人数は、五十人ほどまでになっていた!!


 城の屈強な門番の兵士三人は、警戒しながら、様子を見ている。


 赤魔導士のデルタがやって来る!!


「ざっと見て、五十人か。他は、王女レイプの方へ行ったようだな。あっちは、二百人ぐらいと聞いた。どちらにしろ、今夜は楽しくなりそうだ」

 デルタは、「クククッ」と不気味な笑みを浮かべる。


 タツヤは、デルタの元へと行き、

「ジェシカが戻って来なかった……。殺してないだろうな?」

 と、確認する。


「ああ。殺してない」

 デルタは答えた。


 ークソッ!! どうなってるんだよ。


 タツヤは()(いき)をつく。


 デルタは、

「「神の(みちび)きによって集まった、偉大なメンバー達よ!! 今から、移動魔法を唱えるから、私の所へ来い!!」

 と、叫ぶ!!


 『レッドブラッド教団』のメンバー全員が、デルタの所へと集まる!!


 デルタは、最上級移動魔法『スペシャルムーブ』を唱えた!!


 タツヤとデルタと『レッドブラッド教団』のメンバー全員の姿が、消えた……!!



 そのまま、何処かの洞窟(どうくつ)へと移動した、タツヤとデルタと『レッドブラッド教団』のメンバー全員。


 デルタは、

「この洞窟から、一気に進む。この洞窟は、罪人(ざいにん)を閉じ込めてる、城の地下の牢屋(ろうや)へと繋がってる。そこから、城の内部へと潜入する」

 と、言った。


 メンバーの一人が手を上げて、

「さっきの移動魔法で、城の内部へと移動できないんですか?」

 と、聞く。


 デルタは、

「城の内部には、最上級魔法を受け付けない、特殊な制御(せいぎょ)道具が使われていて、無理だ」

 と、答える。


 メンバーの一人が手を上げて、

「城の入り口から、正面突破っていうのは、やっぱり、無理なんですか?」

 と、聞く。


 デルタは、

「できなくもないが、ほとんどのメンバーは、生きて戻れないだろう。なるべく、メンバーの数を減らすことなく、王を暗殺したい。それには、面倒だが、(まわ)り道して行くしかない」

 と、答える。


 ーメンバーをゴミのように扱う奴だと、思っていたけど、違うんだな。意外とメンバー思いの奴か?


 タツヤは、少しだけデルタを感心した。


 洞窟には、モンスターが何度も現れて、(おそ)()かって来たが、デルタやメンバーの実力者達が、あっさりと倒して、奥へと進んで行く!!


 洞窟の奥には、頑丈(がんじょう)な扉があったが、デルタが扉を開ける呪文を唱えて、それを簡単に開ける。


 その扉の先には、デルタが言っていた通り、城の地下で、牢屋みたいな部屋が複数あり、罪人達が閉じ込められていた!!


 罪人達は、デルタ達に気がついて、「ここから、出してくれぇ―」と騒ぐ!!


 デルタは、うるさい罪人達を、最上級即死魔法『デス』を唱えて、殺して行き、皆殺しにした後、

「さぁ、城の内部へと行くぞ」

 と、淡々(たんたん)と言った。


 デルタは、再び、扉を開ける呪文を唱えて、部屋の扉を簡単に開ける。

 

 タツヤとデルタと『レッドブラッド教団』のメンバー全員は、城の内部へと潜入する!!


 そのまま、城の内部の廊下を進んで行く。


 深夜だからか、(わず)かなロウソクの照明だけで、暗く静まり返っており、人の気配を感じない。


 階段があり、さらに上の内部へと続いている。


 デルタは立ち止まって、タツヤに、

「ここからは、別行動だ。おまえに、やってもらいたいことがある」

 と、言った。


「何だ?」

 タツヤは聞く。


「ここから先は、最上級魔法を受け付けない、特殊な制御道具が使われている。それを見つけて、ぶっ(こわ)してこい」

 デルタは答えた。


 タツヤは、困惑した様子で、

「はぁ? そんなの、わかるかよ。どうやって、探せばいいんだよ? 無理だ」

 と、言った。


「私の(かん)だが、その特殊な制御道具は、王女が持っていて、使っているのではないかと考えている。王女の部屋は、この階段を(のぼ)って、右の突き当たりの部屋だ」

 デルタは言った。


「何で、俺に頼むんだ? 自分でやればいいだろ?」

 タツヤは聞く。


 デルタは、

「私は、これから、『フランシス王国騎士団』の相手をしなければ、ならないからな」

 と、言って、後ろを振り返る。


 金髪の若い女剣士が立っていた!!


 髪型は、セミロングヘア(鎖骨(さこつ)下から、胸くらいまでの長さ)で、波のようにウェーブしている。

 

 見た目は、十代後半。

 

 顔立ちは、ジェシカと同じく、キリっとしていて、中世ヨーロッパの美女を彷彿(ほうふつ)とさせる。


 気が強そうで、荒い気性、勝ち気で、負けず嫌いの印象を受ける。


 服装は、中世ヨーロッパの剣士が着るような、赤の剣士服と緑のマント。


 金髪の女剣士は、

「へぇー。逃げずに、この私と戦う気なんだ。手加減しないけど、いい?」

 と、上から目線的な感じで言った。


 デルタは、タツヤに、

「さっさと行け。王女の部屋に!! 今は、警備交代の打ち合わせの時間で、部屋の前に警備がいないはずだ」

 と、言った。


 タツヤは溜め息をついて、

「…わかったよ」

 と、言って、階段を上る。


 金髪の女剣士は、

「詳しいのね」

 と、感心する。


 デルタは、

「おまえは、『フランシス王国騎士団』のホワイトレミーか?」

 と、確認する。


 金髪の女剣士は、

「そうよ。名が知られてるとは、光栄(こうえい)だわ」

 と、嬉しそうに答えた。


 デルタは、「クククッ」と不気味な笑みを浮かべて、

「カロリーネとクリスを逃がしてしまったからな。おまえは、確実に殺す!!」

 と、最上級即死魔法『デス』を唱えようとする!!


 ホワイトレミ―は、ムキになった様子で、

「私を殺す? やれるものなら、やってみなさいよ!! 死ぬのは、私ではなくて、あなたの方よっ!! 絶対に、私が勝つわっ!!」

 と、叫んで、戦闘態勢(せんとうたいせい)をとった!!














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ