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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第七章 闇の授業参観! 幼女魔王 対 豊満魔王

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第89話 対決、魔王チサちゃん VS セイさん

「はっはぁ! 思い出すな、セイ。お前とこうして再び戦場を駆け抜けるってのは!」

「ええ。あのとき、我々は無敵でしたね。並み居るL・Oを返り討ちにし、勇者をも撤退させたほどでした。自分たちがL・Oに墜ちるまで」


 二人が、当時を熱く語る。


「ドレンが話していた昔話って、セイさんとの思い出だったんですね」

「そうだ。オレとセイは、無敵だった。強すぎて勇者に討伐されるまではな」


 頭脳派のセイさんと、パワータイプのドレンなら、伝説級の活躍だっただろう。  


「そして今、オレたちはまた伝説を駆け上がる! やるぞセイ!」


「心得まして!」

 ドレンの中にいるセイさんが、レバーを引く。


 ゴーレムのパンチが飛んできた。

 その一撃は、ビルを壊す鉄球付きクレーン車を思わせる。


「うわ!」

 とっさに身をかわす。ボクは避けるだけで精一杯だ。


「どうしよう。勝てないかも」

「あれをよけただけで、十分すごい」


 ブンブンと、ドレンが手足を振り回す。


「どうしたどうした、チサ公! 逃げてるだけじゃ、オレは倒せないぜ!」


 攻撃を繰り返しながら、ドレンが煽ってきた。


「ただの挑発。相手だってキツい」

 チサちゃんは、ドレンの狙いに気づいている。


「大丈夫、分かってる」

 あくまでも冷静に対処を。


 コンビネーションに、シッポ攻撃まで追加された。


 すかさず、ボクは幼剣PPで受け流す。


「へ、よく気づいたな。キレて突進してきたら、こいつでカウンターしてやろうと思ったのによ」

 悔しそうに、ドレンはシッポで地面をバンと叩く。


 お互いに、突破口を掴めない。


 チサちゃんの魔法で一発かませば、おそらく勝てるだろう。

 しかし、当のチサちゃんに動く気配がない。

 多分だけど、戦いたくないのかも。


「だったら、これでどうだ!」


 ドレンのシッポから、尾ひれが外れた。

 分離した尾ひれが、ひとりでにボクたちへ殺到する。


「尾ひれを手裏剣にしてる!」 

「PPを振り回して!」


 ボクはチサちゃんの前にPPを突き出す。


「おおおっ!」


 手でPPをクルクルと回転させた。


 尾ひれ手裏剣を、PPで弾き飛ばして凌ぐ。 


「チサ様、甘いですわ。もっと本気で来てくださらないと」


 セイさんの懇願にも、チサちゃんは答えない。

 何か手を考えている。


「あの、もっと平和的な戦闘方法はないのでしょうか? マミちゃんみたいにゲーム勝負とか」


 どうして、二人が争わなきゃいけないんだ?


「方法の決定権は、こちらにあります。チサ様は、受けてくださるだけでよいのです」


「とはいえ、埒があかねえ! 奥の手で行くぜ、セイ!」

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