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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第五章 自由研究は生産職スキルで乗り切れ!

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第63話 ゴマトマ王

 長い廊下を歩き、王の間へ向かう。


 窓の向こうに、鉱山が一望できた。




「管理者だと、窮屈じゃないのか? 不自由な気がするが」


「兄が二人いるから、城の管理はそっちに任せているよー」




 オンコが、エィハスの質問に答える。




「上から長男ゴシャ、次男イッサって兄弟がいるよ。アタシは一番下で、特に権限はないよ」




 兄妹『オイシャサンゴッコ』のアナグラムだな。





「ダイキの話をしたらさ、是非とも会いたがっていたよ」





 長男は城の騎士団長でパトロールへ、次男は街の領主であり、二人とも留守らしい。




「父ちゃん、連れてきたよ」


 まるで友達でも誘うかのように、オンコはゴマトマ王の前に。




 ドワーフの王様は、立派な玉座に座っていた。


 白い袴姿で。




 腕が盛り上がっていて、風格がある。


 やっぱり、玉座って無機質だよね。




 ボクたちは、王の前にひざまずく。




 チサちゃんもマネしようとしたが、慌てて王様が止めた。 




「ああ、あなたは頭を下げずとも。気が利かず申し訳ない」




 いつものように、チサちゃんはボクにあぐらをかかせて、チサちゃんはちょこんと座る。




 頭を下げなくていいのかな。ボクは自然と俯きがちになる。




「私がこの一帯を納める、ドワーフの王・ゴマトマである。此度の働き、見事であった」


 王様が、ボクたちに頭を下げた。




「特に魔王チサ・ス・ギル殿。あなた様がトドメを刺したとか」




「倒したのは、わたしじゃない。相手は異常性癖の持ち主だった。わたしが手を出せば、かえって強化されてしまう可能性があった。よって、ここにいる玉座ダイキに全権を委ねた」




「ほう、玉座殿が!」




 玉座というジョブがさも普通にあるように、会話が進んだ。




「ではダイキ殿とやら、お主がヱッチを討伐したと?」


「そうなります」


「ヱルダー・リッチが相手だったとは。ドワーフの腕力が通用しないのでおかしいとは思っていた」




 王様によると、ドワーフが狙われたのは、対アンデッド武装を作らせないことが目的だったらしい。


 しかし、生体エネルギーの塊であるボクだから打倒できたのだ、と。




「是非とも礼がしたい。困ったことがあればいつでも言って欲しい。協力しよう」


「では国王、ダイキの装備を見直して欲しい」


「心得ましたぞ」




 ボクは装備すべてを、ドワーフさんたちに見てもらうことに。




「ほう、これだけでも何の手入れをせずとも使えますぞ」


 ジイヤさんは、ボクの装備を見ては感心してばかり。




「そうそう。オヤジ、これ見つけてきたよ」




 懐から小さな鉱石を、オンコが取り出した。


 鉱石はオーロラのように、表面がユラユラとした光を放つ。




「おお。これは対アンデッド用の魔法鉱石! ようやく見つかったのか」


「あのエルダー・リッチとか言うヤツが、魔法石の鉱脈を隠していたんだ」




 オンコが発見したがっていたお宝って、このことだったんだ。




「では、ボクの装備を実験台にしてください。いいよね、チサちゃん」


「あれはダイキのモノだから、ダイキの好きに使って」




「ありがとう。というわけで」


 ボクは、装備を実験台としても提供した。




「この先、どんな相手が来るか分からない。強い装備を」


「承知いたしました、魔王サマ」

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