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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第四章 「おさんぽ」という名の迷宮探索

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第56話 ヱッチ討伐!

『なにをこしゃくな魔王。貴様も我が欲望の糧としてやろう』


 末期の一撃をチサちゃんに浴びせようと、ヱッチは巨大な死神の鎌を手に召喚する。




「楽には死なせない」


 チサちゃんは、ボクの手に自分のマナをまとわりつかせた。




「これであいつを殴って。ダイキ」


「分かった」




 スコップを背負い、ボクはボクサーの構えを取る。




「ダイキ、【スキル:黒龍拳】発動!」




 そう指示されただけで、ボクはマッハ速度でパンチをヱッチに連打していた。




 死神の構えすらものともせず、ボクはヱッチの顔面や全身に、拳を叩き込む。  




『ひー助けてぇ!』


 ボクの連続パンチを浴びて、ヱッチが悲鳴を上げる。




「そらああ!」




 トドメのアッパーで、ヱッチが宙を舞う。


 盛大にキリモミして、地面に落下した。






【ヱルダー・リッチ討伐確認! ゴマトマ鉱山エリアが解禁されました】





 頭の中に、メッセージが流れる。


 どうやら、ヱッチを倒したことにはなったようだ。





 倒れているヱッチに、ボクは追い打ちを掛けようとする。




『降参だ!』


 ヱッチは降伏した。




 だが、ボクに攻撃の手を緩めるつもりはない。


「容赦しない! エルフを殺した罪、償ってもらうぞ!」 




『だってあれは我じゃないもん!』




「なんだって?」


 ボクはパンチの構えを解く。




 顔をかばいながら、ヱッチはうずくまる。




「ウソだ。お前は、ヤクソウモドキでエルフを殺害しただろ?」




『そんな恐ろしいことなんぞするか!』


 ヱッチは、ボクの質問にも否認で返す。




「あんたの欲求も随分恐ろしいんだけど?」


『死した身故に、思考の制御が聞かぬのだ』


 オンコのツッコミに反応する元気はあるようだ。




「死を弄ぶ存在ではないと?」


『そもそも、あのエルフは男だった! 胸がなくてもわかる!』




 もう一度、ボクはヱッチを殴りかける。




「ねえねえヱッチさんよ、その子って美少年だった?」


『男の美醜に興味はないが、醜くはなかったかと』


「よし、真犯人捕まえよう!」


 どういうわけか、やたらとオンコが気合いを入れ始めた。




「すまない。オンコのヤツはカワイイ存在に目がなくてな」


 さりげなく、エィハスがフォローを入れた。




「ヱルダー・リッチはどうしよう?」




「参考人として生かす。ただし、悪さはできないようにする。審判はルセランドのギルドに委ねる」




 話し合いの結果、棺をギルドへ持ち帰ることに。




 棺は案外軽くて、ボク一人でも持ち運べた。




 ボクにかなわないと思ってか、ヱッチはおとなしくしている。




 ボクたちがダンジョンの出口まで戻ると、小さいオッサンの集団が押し寄せてきた。




「ひめさばあああああ!」




 中でも、一際ひげもじゃの筋肉ダルマが、なんとオンコに土下座する。

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