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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第四章 「おさんぽ」という名の迷宮探索

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第41話 ゴマトマ鉱山の調査依頼

「魔物出る?」




 どうして、チサちゃんがワクワクしているのだろう?




「危険レベルC。我々が入るには問題ございませんが、人間が入るには骨が折れるかと」




「分かった。探索に行く」


 チサちゃんは、うれしそうだ。




「大丈夫、危なくない?」


「それを確かめに行くのが、魔王の仕事。ひょっとすると危ないかも知れない」




 ホントに大丈夫かな?


 チサちゃんが強いのは、分かっているんだけど。




「モンスターって強いんだよね? ホントに、大丈夫かな?」


「わたしがついているから安心」


「ボクのことは、いいんだよ。そうじゃなくて、チサちゃんがケガをしたら大変だなって」


「ダイキは優しい。でも、心配しないで」




 チサちゃんによると、モンスターがダンジョンに現れるケースは、珍しくないらしい。




「一緒に行ってくださいませんか、大毅様。チサ様は久々のダンジョン探索がしたくうてウズウズしているのです」




 魔王は、定期的に「おさんぽ」に出かけて探索する必要があるという。




 体力作りという側面もある。


 なにより、土地の事情を把握しなければならないからだ。


 


 その辺のモンスターに負けるようでは、魔王は務まらない。


 降りかかる火の粉は、自らの手で払うべきなのだ。




「最初にワタクシと向かった森のダンジョンは、ショボくて残念でして」




「ダイキが来てくれたおかげで、魔力のリソースが効率化できている。これでやっと本格的な探索ができる」




 そうか、内政に魔力を注いでいたから、外の探索が難しかったんだな。




「ボクで役に立つなら、いつでも壁になるからね」




「頼りにしてる」




 チサちゃんは、ネネコさんに「引き受ける」と告げた。




「準備に少し掛かるから、探索は数日後に。日時は追って連絡する」




「ありがとうございます! 国王には私から報告をしておきますね!」




 ボクたちが依頼を承諾すると、ネネコさんは安心して帰って行く。





「調査に行くなら、本格的な装備が必要」




 チサちゃんの提案で、ボクも装備品を身につけることにした。




「では、宝物庫へ参りましょう。きっと役に立つアイテムがあるはずです」




 セイさんの案内で地下の宝物庫へと進む。


 ようやく、あのドラゴンと対面するのか。




「あの、ドラゴンってどんなモンスターなんでしょう?」




「この地帯を荒らし回っていた、恐ろしい存在です。今ではすっかり丸くなっていますが、昔は大層ヒドい性格でしたよ」




 まるで当時を知っているかのように、セイさんは饒舌になる。




「知り合いなんですか?」


「同郷なのです」




 よりくわしく聞くと、セイさんとドラゴンは、幼なじみなのだとか。




「もうずっと、昔の話です」




 なぜか、セイさんが少し悲しい顔をした。

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