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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第三章 ボクの知っている砂遊びと違う!

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第36話 冷し中華


「そうなんですね」




「その点、チサ様は好きなようになさっておられながら、良き関係を維持してらっしゃる。民のことを思っているからでしょう。あなたも、口出しなさっていない」




「いや、ボクは言う資格がないと思っているだけで」




 ボクはまったく知識がない上に、チサちゃんの自主性に任せている。




 やりたいようにするのが一番だと思っているから。


 効率を求めると窮屈かなと。




「それがいいのかもしれませんね。私も、今後は必要でない限りでしゃばらないようにしてみます。効率化だけがないせいではありませんからね」


 ケイスさんは彼なりに、色々と考えているようだ。






 せっかくだからと、夕飯も一緒に食べる。





 ボクも大歓迎だ。




 暑かっただろうからと、冷製パスタを作ってくれた。




 魚介のスープがあっさりしていて箸が進む。





「これ、冷し中華だ!」





 食感はパスタだが、味は紛れもなく冷し中華だった。


 魚醤の風味が最高!




「それにこれ、昨日煮込んだチャーシュー!」


 具の中に、刻んだチャーシューを見つける。




 火を止めてしばらく寝かせておいたら、コラーゲンたっぷりのチャーシューができあがっていた。味もバッチリである。




「おいしい」


 箸を止めようともせず、チサちゃんがはしゃぎだす。




「そうね! プリプリだけど肉って不思議ね!」


 魔王たちも、気に入ってくれたみたいだ。




 確かに、我ながらうまい。


 イノシシの臭みを消そうとチャーシューにしたのだ。




 現地の食材だけでうまくいくか正直心配だったけど。




「このチャーシューが、あの技を教えてくれた」


 チサちゃんが言っているのは、さっきのヒモ型火球のことか。




「ありがと。ダイキがチャーシューを作ってくれなかったら、わたしはマミに負けていた」


「とんでもない! あれはチサちゃんの発想の勝利だ!」


「でも、ダイキと二人で勝ててうれしい。ダイキすごい」


「ほめてもらって、ボクもうれしいよ。ありがとうチサちゃん」




 チサちゃんはチャーシューをおいしそうに頬張る。




「オノロケはそこまでよ。次は大食い対決よ!」




「望むところ」




 ズゾゾ、とすごい物音を立てて、二人の魔王が麺を吸い込んでいく。




「よく噛んで食べようよ、チサちゃん」




「ちゃんと噛んでる」


 もっもっと、頬を動かして咀嚼している。




 成人男性一〇人前食べたところで、両者ノックアウト。




 食後のデザートタイムを取る。メニューは、オレンジのパイだ。




「そういえば、アンタの玉座は戦わないの?」


 マミちゃんが、チサちゃんに問いかける。




「スキル振りすらまだしていない」

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