表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第三章 ボクの知っている砂遊びと違う!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/301

第35話 おコメをゲット

 どのカードにどんな効果があって、有力なのか。


 よく分からない。




 ただ一つを除いて。




「お米、かな?」


 ボクは、マミちゃんのカードから、お米を選択した。


「砂漠でお米なんて取れるの?」




「マミが住む砂漠の主食は、クスクスだった。他の魔王とバトルして、マミは陣地の環境を変えて米を作った」





 砂漠から生まれたという、世界最小のパスタか。





「でも、本当にいいのかな? お米をもらってしまって」


「土地で一度作れたら、その地に文化は定着する。何も気に病むことはない」




 ボクは、マミちゃんの土地から米を奪ったのでは、と考えていた。けど、違うみたい。




「遠慮しないでいいのよ」


「じゃあ、お米をください」





「決まりね!」




 マミちゃんのカードを、ボクは受け取る。




 しかし、マミちゃんはケイスさんには聞かない。




「まって、ケイスさんは?」




 何もしていないボクだけもらって、功労者のケイスさんが何も取得できないなんて不平等だ。




「結構です。マミ様が欲するものが、私の欲するものなので」 





 カードを交換し、砂遊びは平和的に解決した。


「さて、身体がボロボロになっちゃったわね。お風呂を貸してちょうだい」




「分かった。お願いセイ」


 チサちゃんは、セイさんにお湯を沸かすように頼む。




「心得ておりました。もう湧いております」


「やった! ダイキも入る」


 ボクは手を引かれ、お風呂へ。




「ケイスも入るのよ!」


「ありがたき幸せ」




 ケイスさんも、ボクと同じようにマミちゃんを載せたまま移動する。






「どうしてこうなったのでしょう?」






 なんと、マミちゃんまでウチの風呂に入りたい言い出したのだ。





 チサちゃんは現在、マミちゃんと洗いっこをしている。


 両者とも泡だらけになって、ワイワイとふざけ合っていた。


 さっきまでの殴り合いがウソのようだ。




 混浴ながら、ボクは同性であるケイスさんと湯船に浸かっている。




「まあ、いいではありませんか。マミ様もお喜びです」




 ケイスさんが、はしゃぐ二人の魔王をにこやかに眺めていた。何の邪気も感じない。




 マミちゃんの日焼けは、スク水のラインをなぞっていた。


 この世界って、スク水があるんだな。




「危ないから走らないでね」




 二人は元気よく「はーい」と返事をした。




「いいコンビですな。お二人は」


 唐突に、ケイスさんが語りだす。




「ボクはこの世界に来たばかりですので、ほとんどの決断は、チサちゃんに任せきりなんですよね」




「そうなんですか。だとしたら、本当に通じ合っているのかも知れません」




「ケイスさんの方は、どうなんですか?」


 


「マミ様はゲームならお強いのですが、内政自体はあまり得意ではない。よって、玉座である私が助言をしています。出過ぎたマネですが」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ