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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第三章 ボクの知っている砂遊びと違う!

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第28話 お砂遊びをしよう、砂漠を召喚するね

「本日はよくいらっしゃいました」




「チサ様が玉座様を迎え入れたと聞きまして、マミ様がぜひとも拝見したいと言い出しました」


 馬の状態になったまま、ケイスさんは語る。




「やっぱり、チサがどんな玉座を選んだのか、気になるじゃない? 地球上のどの玉座も相手にしていなかったのに」


 ボクをマジマジと見つめながら、マミちゃんはうなずく。




「図体がデカいだけね! 戦闘力も感じないし、ケンカ慣れしている感じでもないわ。目がオドオドしてるから、気も小さいわね!」




 おっしゃる通りで。




「でも、慈愛に満ちたマナで溢れているわ! マナの総量で言えば、ケイスなんて軽く上回っているかしら? チサの目に狂いはないわね!」




 マナに優しさなんて出ているのか。自覚はないんだけど。


 蓄積量もケイスさん以上だなんて。




「ケイスさん、どうなんでしょう?」




「お手合わせしてみないと分かりません。ですが、正直戦いたくない相手ではありますね。お互い仲良く接しましょう」




「はい。そうですね」


 ボクも争いは好まない。何事もないのが一番だ。




「お召し上がりください」


 メイドさんが、ビスケットとオレンジジュースを追加する。




「いただきまーす!」


 マミちゃんは、ビスケットをバリバリ食べて、オレンジジュースで流し込んだ。




「かーっ! この一杯のために、アタシは砂漠を越えてきたのよ!」




 ケイスさんを馬の状態にさせたまま、マミちゃんはビスケットを食べさせた。


 優しいのかドSなのか。




 ケイスさんが「ありがとうございます」って言っているから、喜んでいるのだろうけど。




「さて、やるわよチサ!」


 お腹が膨れたのか、マミちゃんは食器をテーブルからどかした。




「うむ。遊ぼう」


 ちゃぶ台を囲んで、二人は向かい合う。




「あの、ケイスさん、これから二人は何を始めるので?」


「大惨事砂遊びです」




 数名のメイドさんが、ちゃぶ台をどかした。




 二人が座る床には、何も置いていない。


 砂遊びと行っているのに、砂なんて一粒もなかった。




「待ってください。砂遊びなんですよね? 砂はどこに?」


 ケイスさんに答えを求めた。




 まさか、どこかから運んでくるとでもいうのか?




「砂ですよね。今から呼ぶのです」




 随分と不可解な回答が飛んできたぞ。しかし、ボクを煙に巻くような雰囲気ではない。まじめに言っていると分かる。




「まあ、見ていてください」


 ケイスさんは、意味深な顔をして答えた。




 チサちゃんとマミちゃんが、広々とした床に手をかざす。


 リビングの中央に、巨大な砂場が出現した。

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