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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第七章 ついに勇者登場! ダイキ、フルパワー!

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キュラちゃんの今後

『では、キュラの処遇が決まった。心して聞くがよい』

 部屋の壁がゆがみ、人間サイズの亜神とロイリさんが現れた。


「どうもぉ。このお城も久しぶりねぇ」

 ロイリさんは、どこでもリラックスモードだ。


「ようこそ、亜神【ラヴクラホテップ】。大魔王ロイリ・ス・ギル。大したおもてなしはできないが」


 ひざまづこうとしたネウロータくんを、ロイリさんは立たせた。


「いいのですよぉ。どうぞ遊んでてくださいねぇ。そうですよね、【ラブホ】?」


『いかにも。今回の訪問は、決して処罰の意味合いもなし。抜き打ちの実態調査でもなし。安心なさい』


 亜神って、【ラヴクラホテップ】、通称【ラブホ】って呼び名があったんだね。

 すごくいかがわしい。

 ただでさえ触手魔神という独特のエロスを醸し出しているのに、呼び名のせいで卑猥さが増している。


 それより、気になるのは亜神の後ろだ。


 さっきから、小さな影がピョコンとこちらを覗いては引っ込んでいる。


『ささ、出てきなさい。怖くないから』


 亜神がその場を離れ、キュラちゃんが姿を見せた。

 やはり、あの影はキュラちゃんだったらしい。


「その格好は?」


 キュラちゃんの出で立ちが、ミニスカメイド服に変わっている。普段からゴスロリでも露出の際どいファッションなので、メイド服になると余計にセクシーだ。


「彼女はもう、魔王候補には戻れません。かといって放置するとLOに逆戻り。一度、うちで修行をさせ直します」


 ロイリさんの身の回りの世話をして、反省させるとか。


「よかったなキュラ」

「お兄ちゃん。ごめんなさいだもん。みんなにも、ワタシは悪い子でしたもん」


 ちゃんと、キュラちゃんはみんなに謝った。


「でもキュラ、あなたを許したのは、他ならぬあの【ビントバー・ビヨンド・ザ・リヴァイアサン】なのですよぉ」


「ビントバーのヌシ様が、ですか?」


 そういえば、キュラちゃんはヌシ様の本体を奪ったんだっけ。

 一番怒っているはずなのに。


「よく、許して下さいましたね」


「構わないのです」

 ビントバーのヌシ様が、ベルガと一緒にこの場へ現れる。


「突然の訪問、失礼致します」


「構わない。我が妹の無礼、妹に代わって詫びる」


「いえいえ、あなた方は、一人の女性を私の力で治癒したと聞きました。それを聞いて、力を取り戻すことだけ考えていた自身を恥じました」


 ヌシ様が、ネウロータくんと握手をかわす。


「あなた方のおかげで、本当に大切なことに気づかされました。よって、どうか温情を、と亜神様に告げたのです」


「ありがとう、ビントバーのヌシよ」

 頭を下げたネウロータくんは、キュラちゃんと向き合った。


「ごめんなさいだもん、お兄ちゃん」 


「いいんだキュラ。お前が反省しているのはみんな知っている」


 キュラちゃんとネウロータくんが、抱き合う。


『では、三層合格者、マミ、ネウロータ、そしてチサ、三層で会おう。おおきにな』

「ご活躍を期待しておりますわぁ」


 キュラちゃんにも、お別れの時が来た。


「さよならだもん、お兄ちゃん。キュラは、おつとめを果たすもん」

 まるで牢屋に入れられるかのような言葉だけど、まあいいか。


 こうして、キュラちゃんの騒動は終結した。


 修行は厳しいだろう。

 ともあれ、死なないでよかった。

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