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おっさん、魔王の玉座になる -幼女魔王と一緒に座っているだけでレベルMAX!-  作者: 椎名 富比路
第七章 ついに勇者登場! ダイキ、フルパワー!

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撃滅! 勇者エレクチオン!

「うん! えい!」


 力の限り、ボクは勇者の顔面を掌底で殴った。黒龍鱗を発動させたままで。


 顔、らしき部分がグシャっとひしゃげる。

 勇者は、海底神殿の天井を突き破っていった。


 そこまで強いパンチを撃った覚えはないんだけど?


「すごい」


 これが、レベルMAXの本気なんだ。


『追いかけてダイキ』

「分かった」


 ボクは、遥か上空まで跳ぶ。海すら突き抜けて。


「っしゃあああ!」


 空中でバランスを失っている勇者に、掌打の連続攻撃を浴びせた。


 防御できず、勇者は打たれるままだ。


「くらえ!」

 渾身のモンゴリアン・チョップを、勇者の肩に叩き込む。


 勇者は、近くの島に不時着した。壊れた人形みたいに、勇者はバウンドする。


 ボクも、地上へと降りた。


 あれだけ怖かった勇者が、今は相手にならない。


 確信できる。ボクは勇者に勝てると。


 勇者は笑っていた。

 未だにボクを人間だと侮っているんだ。


 彼に思い知らせよう。人間は強いのだと!



「テンション上がってきた!」


 ボクは、勇者にドロップキックを見舞う。


 両足蹴りを浴びて、勇者は吹っ飛んだ。あれだけ余裕があった表情に、陰りが。


 勇者が、突き攻撃を繰り出す。

 そのことごとくを、ボクはパンチで弾き飛ばした。


 苛立った勇者は、跳躍する。剣を大きく振り下ろしてきた。



「だらっしゃあああ!」

 軽くかわし、ボクはカウンターでラリアットを放った。

 勇者の首を刈り取り、地面に叩き付ける。


 それでもなお、勇者はコマのように旋回しながら、ボクの胴をなぎ払おうとした。


「もう、終わりにしよう」

 そんなスローモーションみたいな動きでは、ボクを斬るコトなんてできない。


 たやすく背後に回って、両腕で勇者を抱え込んだ。


「バックドロップ!」

 ボクはブリッジで勇者を投げる。


 勇者の後頭部が、地面にめり込んだ。そのまま壊れた人形のように、勇者は意識を失う。同時に、煙となって消滅した。


「死んだ?」


「あれは勇者の残留思念。エネルギーの塊。パワーを使い果たして、実体化できなくなった」


「つまり?」


「ダイキが勝った」


 チサちゃんの勝利宣言で、ボクはようやく脱力した。



「勝った!」


 ボクとチサちゃんが、再び分離する。


 真上から落ちてくるチサちゃんを、ボクは抱き留めた。


「勇者を倒したよ、チサちゃん!」

「ダイキ、すごい!」



 しかし、喜んでばかりもいられない。



「そうだ、トシコさんを!」


 とにかく、トシコさんの無事を確認しないと。


 ボクたちが海底に戻ろうとする。


 目の前に、ネウロータに肩を借りたトシコさんの姿が。

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