心声
頭が痛い…
過労?
タバコ?
食生活?
そんな事を思いながら朝目覚める。
最近は何かを思わないように仕事に励む。
なぜ?
と聞かれたら、
仕事があるから。
お金を稼ぎたいから。
と答えるだろう。
本当は?
分からない。
でも
忘れたい事、考えたくない事、思い出したくない事を埋める為だろう。
ただの頭痛だろうけど、
俺には自分の心の悲鳴に聞こえてくる。
「今日も仕事をする為に起きるの?」
「また今日もうわべだけの君だけ出勤?」
「淋しいんでしょ?」
「なんとかしなよ…」
わかってるよ。
なんとかしたいけど、
体はいうことをきいてくれない。
時間が経てば経つほど独りになっていく気がする。
心の警戒音。
君は
僕は拠りどころが欲しいだけ。
ただそれが欲しいだけ。
そうだよね?
体も頷いてるから、
だから、そんな声を出さないでくれ。
また俺達一人になっちゃうよ?
だからもう少し待ってて。
ほら?
4年も待てたじゃないか。
あんなに君は強かった。
辛抱強かったよ。
だから今度は我慢して待たなくてもいいから、
新しい一歩踏み出すから。
踏み出したいから…
もう少し待っててくれ
心声よ。