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しきたりをうまく使える日が来ちゃいました

あらすじ

天然な友紀の告白を受け、俺は友紀の両親に向かい宣言した。


凍りついた空気を最初に壊したのはあの変態だった。

変態「友紀さんは僕のものだ!第一君はなんなんだいきなり!」

友紀は変態に対して相変わらず嫌そうな顔をしている。

志樹「だから、友紀と結婚する・・・」

友紀父「待ちたまえ。」

話を切られる。

友紀父「君が今日最初に友紀の顔を見たのかね?」

俺が肯定する前に友紀が、

友紀「そうです!しきたりは守らなくてはいけませんわよね?お父様。」

と、話してくれた。

友紀父は悩みながら、唸っている。

そこで友紀母が口をはさむ。

友紀母「あなた、しきたりは絶対よ。それにあの子なかなかしっかりしてるじゃない。」


しばらく経った後、友紀父が告げる。

友紀父「君たちの結婚を認めよう。」

友紀は喜んでいる。

俺も釣られて喜んでしまう。

あれ、前にこんなに喜んだのはいつだったけ?

何はともあれ、これから大変そうだ。

この変態をどうするかだ。

変態「あんなに待っていたのに!ずっとずっと・・・」

狂い掛けている変態に友紀父は声をかける。

友紀父「君には残念な話だが、この話は無しだ。帰りたまえ。」

変態はよろよろと歩き出し、

変態「親父に言いつけてやる!こんな所とは取引なんかするなってな!」

と、負け惜しみを言って去っていった。

志樹「よかったんすか?取引無かったことになりますけど。」

そう言うと友紀父は笑う。

友紀父「構わんさ。あんな人間に継がせる会社に明日はない。」

友紀母「そんなこと言って。一番反対していたのはあなたじゃないですか。」

まさかの大暴露。

友紀「そうなの、お父様!?ありがとうございます。」

娘に言われるととても照れていた。


友紀父「私の名は天乃川京慈という。たしか志樹君だね。」

志樹「はい。橡志樹っす。」

自己紹介は必須だ。

友紀母「私は天乃川藍子です。よろしくね、志樹君。」

志樹「はい。よろしくっす。」

今改めて気づいたが、藍子さんの髪は綺麗な藍色だ。

友紀「私の髪の色はお母様の遺伝なんです。」

志樹「なるほど。友紀の髪が美しいのも頷けるな。」

また顔が真っ赤だ。可愛いヤツめ。

京慈「それで、君は何故オッドアイなのかね?」

志樹「え?」

俺がオッドアイ?そんな馬鹿な。

友紀が手鏡を出してくれる。

その手鏡をのぞきこんで初めて知る。

自分がオッドアイであったことに。

志樹「ええ~!」

友紀「ど、どうしたんですか?」

どうしたもこうしたも驚きだ。

京慈「綺麗な紅色と黄金色だが・・・」

そんなはずはない。

俺の目は普通に黒だったはずだ。

藍子「まさか・・・そんなはずは・・・」

藍子さんがなにやら意味深な発言をしている。

友紀「お母様、何か知っているの?」

すると藍子さんは驚きながら、

藍子「その眼はお爺様とよく似ているわ。」

京慈「何かあるのか?」

京慈さんの発言に俺も頷く。

藍子「その眼は・・・愛と幸運の眼・・・しきたりをクリアしたものに表れる眼よ・・」

どうも緋吹 楓です。

読んでいただきありがとうございました。

京慈さんは友紀のことが超好きなのです。

本当はよそにやりたくないくらいに。

ちなみにしきたり云々は藍子さんの家系です。

次回もよろしくおねがいします。

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