もっと寝させてくれないのか
あらすじ
友紀が何とカレーを作ってくれた。
それを食べた。食べてしまったんだ・・・
・・・誰かが俺の事を揺さぶっている。
??「起きてください、志樹。」
・・・うーん、もう少し寝ていたい。
??「起きて、志樹。」
その声はいつも聞いている声だ。
顔をベシベシ叩かれる。
痛いようなフサフサしたような・・・
って、何だこれ?
そこで俺は目が覚めた。
目の前のもやを消すように目を擦る。
そしたら大あくび。
俺の起床の行動はだいたいこれだ。
??「ナァー。」
さて、ベッドから出なくては。
いつまでもベッドに潜っていてはまた寝てしまう羽目になる。
??「ナァァ。」
俺は体を起こす。
??「ナァー。」
・・・不思議な目覚めだ。
じゃない、さっきから聞こえてくる謎の鳴き声は何なんだ?
その正体は一瞬で分かるくらい近くにいた。
そう、俺のベッドでゆったりとしている猫だ。
その猫は綺麗な青い目をしていた。
青目の猫「ナァ?」
見たことも無いその猫は首を傾げている。
でも、この目は、まさか・・・
志樹「友紀、お前なのか・・・?」
その瞬間、部屋のドアが開く。
友紀「部屋のドア開いてましたよ?」
・・・何かものすごい恥ずかしい思いをした気がする。
折角だから猫のことを友紀にも聞こうじゃないか。
志樹「友紀、この猫見たことあるか?」
猫を持ち上げて見せる。
無抵抗だから人馴れはしているのか。
友紀「この子可愛いですね!どうしたんですか?」
どうやら知らないようだ。
志樹「いや、朝起きたらいつの間にか居たんだよ。」
友紀「じゃあ、名前とかも分からないんですね。」
名前どころかノラなのか飼われなのかも分からないな。
せめて首輪が付いてたら良かったんだけどな・・・
友紀「この子の目、私と同じですねー。」
確かに友紀と同じ色の瞳だ。
友紀には叶わないけどな。
青目の猫「ナァ?」
友紀「この子、おかしな鳴き声ですね~」
確かに、猫にしては不思議な鳴き声だ。
二人でわいわいしてると、聞きつけて紗瑠さんがやってくる。
紗瑠「どうしました?」
猫を紗瑠さんの方へ向ける。
志樹「起きたらこの猫が部屋に居て・・・」
紗瑠「そんな・・・なんでこんな所にあなたが・・・」
志樹「え?」
ついつい抱えている手が緩む。
スッっと飛び降りた猫は、驚いてる紗瑠さんを脇目に猫は部屋を飛び出して行ってしまった。
友紀「あっ・・・」
廊下を見渡してみるも、もう見つからない。
友紀「あんなに人懐っこかったのに何で紗瑠を見たら逃げちゃったんでしょうか?」
確かに不思議だ。
紗瑠「実のところ、私はあの猫のことを知っています。」
紗瑠さんが部屋を出る。
紗瑠「朝食を食べてからお話しましょう。」
どうも緋吹 楓です。
読んでいただきありがとうございました。
実のところ猫派ではなくうさぎ派です。
次回もよろしくおねがいします。




