うまくできたでしょうか
あらすじ
それじゃ、頑張ります!
さて、クッキングスタートです。
折角なので、今だけは詩瑠の事をシェフと呼びましょう。
詩瑠「まずカレーの材料を用意します。」
冷蔵庫から牛肉、ニンジン、タマネギ、ジャガイモなどなど・・・
とりあえず持てるだけ引っ張り出す。
友紀「用意できましたよ、シェフ。」
詩瑠「おお、随分多めに出してきましたね。」
友紀「いろんな種類があるほうが美味しいですもん。」
詩瑠はカレールゥの箱ともうひとつ見覚えのない箱を取り出してくる。
友紀「その箱の中身は何なんですか?」
詩瑠「これですか?これはブイヲンですよ。」
ブイヲン?初めて聞きました。
友紀「野菜を煮込むときに一緒に入れるといいんですよ。」
原材料のところを見てみる。
友紀「西洋だし?」
詩瑠「ええ、ハンバーグとかにも使いますよ。」
良く分からないけど、入れたら美味しくなるというのは分かりました!
シェフが包丁を握る。
詩瑠「友紀様は野菜を洗ってください。」
友紀「私もまた包丁で野菜を切ってみたいです。」
この間の志樹の為にサンドウィッチを作った時に、少しだけ包丁を使っていたんです。
詩瑠「ちょっと恐ろしいんで今回は諦めてください。」
シェフが珍しく青ざめている。
友紀「どうしたんですか?」
詩瑠「お願いですから、野菜だけ洗っていてください。」
そこまでお願いされては仕方がないですよね・・・
シェフがフライパンとお鍋をIHの上に置く。
詩瑠「では、先にお肉に火を通してください。」
友紀「分かりました、シェフ!」
お肉をお鍋のほうに入れようとする。
詩瑠「あ、ストップ!」
友紀「え?」
詩瑠「お肉はまずはフライパンで火を通すんです。」
なるほど、野菜とは一緒にしないんですね。
私がお肉を炒めているときに、シェフがお鍋に野菜を入れていく。
詩瑠「お肉はもうそれくらいでもいいので、野菜に注目してください。」
友紀「分かりました、シェフ!」
フライパンの方の火を止める。
もう大体のことは詩瑠がやってくれていました。
詩瑠「では、今ブイヲンを入れます。」
友紀「投下します!」
1個、2個、3個・・・
詩瑠「あ、ストップ!」
友紀「え?」
詩瑠「入れすぎです。出汁を大量に入れちゃったら駄目です。」
夢中になってポコポコ入れてしまった・・・
さて、大分いい感じになってきました。
詩瑠「じゃあ、もうそろそろカレールゥいきましょう!」
友紀「はい!」
箱を開けて固形ルゥを取り出す。
詩瑠「今度はある分全部入れても大丈夫です。」
友紀「分かりました、シェフ!」
手元にあるルゥを全部入れ終わりました!
詩瑠「後は私がやっておきますから、京慈様と志樹様を呼んできてもらえますか?」
友紀「分かりました!」
これは緊張しますね。
こうして私はお父さんの部屋へ向かうのでした。
どうも緋吹 楓です。
読んでいただきありがとうございました。
友紀が不器用なのは平常運転なので安心してください。
それよりも、詩瑠が青ざめるなんて何があったんですかね?
次回もよろしくおねがいします。




