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夏の空の下で僕達は笑う  作者: ヨハン
『彼方』
9/15

予知

つなぎの話です

「……っ!」


 迫ってくるような不安と共に目を覚ます。

 私は夢を見ていた。その内容は一気に眠気を吹き飛ばす。

 あんなに意識のはっきりした夢は久しぶりだった。


「嫌な予感がするわね……」


 どうしてこんな夢を見てしまったんだろう。

 いや、それとも見させられたのだろうか。私の家系と代々深いつながりを持つ存在に。

 この手の夢は、ただの夢だとは思わない。思ってはいけない。そう教えられてきた。

 私の先祖、御神家の女性は神に仕える巫女だった。私にもその血は流れていて、時々こんな夢を見る。

 これらの夢を私たちは『予知夢』と捉えている。必ずと言っていいほど、これらの夢は現実になる。

 私は予知をした。きっと現実になる予知。

 空弥……どうして?

 私が見た夢は、空弥が……。


「どうして……『彼方』へ行くの?」


 私の問いかけに答える者はいない。

 そして私もまだ、その問いかけの答えを知らない。

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