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トライウーマントライ〜異世界転移OLたちのハイテンポバトルコメディ冒険譚〜

作者: bosch
掲載日:2026/10/25

喜劇的錬成術!

「なんで、プリンのカラメル部分しか残ってないんだよぉ、そんなのおかしいよぉ。……ふゃ?」

「目が覚めたかしら。もう少ししたらカラメルソースを頭にかけて起こそうと思っていたところよ」

「寝起きからウザ絡みやめなよ。それ、私がやりたいんだから」


何の変哲もない、しかし不思議と危険な気配のしない草むらで目が覚めた3人の女性たち。


「なんで2人ともここにいんの?ていうか、ここどこ?」

「そこに気がつくとは、流石里帆ね。Clever Riho」

「2人とも寝ぼけてるなら、私が叩き起こそうか?」


キョロキョロと周囲を見渡す里帆。

明らかに空気感がおかしい。


「これさあ、ひょっとして異世界ってやつ?」

「どうもそうみたいね、今まで来たことないけど」

「ああ、食べたことないけどタイヤみたいな味がするとか言っちゃう感じだと、そうなるね」


念の為、自分たちの体を触って確認してみる。


「もしかして!」

「私たち!」

「入れ替わってはいないよ!」


ボケとツッコミにより、何からのゲージが満たされたのだろうか。3人とも冷静になり、元の世界のことを考える。


「急に異世界に飛ばされてきたけど、元の世界だとどうなってるんだろう。私、案件途中だったんだけど」

「普通に失踪として処理されてるんじゃないかな?仕事の事考えてもしょうがないよ」

「問題は、私たちが社内で一番失踪しそうにないタイプってことだな」


「よく分かんないけど、とりあえず町でも探そっか」

「そうね。まずはこの世界のことを知らないと」

「ま、基本だね」


波川里帆(なみかわりほ)、通称リホ

少し(?)天然、ボケ担

茶髪ショートウルフカットアホ毛あり

パーカー、Tシャツ、ショートパンツ、短い靴下にスポーツブランドのシューズ

衝動、小動物属性


天京舞(てんきょうまい)、通称マイ

知的なメガネ、冷静、毒あり、ボケとツッコミ両担

金髪ボブ毛先カール、まつ毛バッチリ

フリルのついた上着、ミニスカートにストッキングとショートブーツ、ピアス

寛容、観葉植物属性


東條銀子(とうじょうぎんこ)、通称ギンコ、お銀

クール系、さっぱり系、男前、ツッコミ(強)担

黒髪ロングストレート前髪パッツン

カジュアルでシンプルなデザインの襟付きシャツ、すらっとしたパンツスタイル、動きやすいスポーツシューズ、ネックレス

物理、ブッツリ属性


何の予兆もなしに、異世界に転移された3名のOLたち。


高校の同級生でもある彼女たちの旅が始まる。


♢♢♢


彼女たちが辿り着いたのは、ヨーロッパ風のレンガ作りの建物が並ぶ小規模な町。

大きな建物もなく殆どが平屋で、人の往来は中央の通りに集中している。

最初に訪れるのに相応しいと言える町だ。


「わぁ、これが異世界の町かぁ。ヨーロッパってこんな感じなのかなぁ?」

「どうだろう?でも、異世界系の世界って感じよね」

「ヨーロッパは何カ国か行ったことあるけど、ここの雰囲気はヨーロッパともそうじゃないとも言える感じだな」


3人が、辺りを見渡しながら大通りを歩いていると、日陰になっている裏通りから子供達の声が聞こえてきた。


「なんだよこいつ、モンスターじゃん」

「ここは人間様の町だぞ、なんでモンスターがいるんだよ!」

「お前、目障りなんだよ」


ゲシゲシゲシ。


「痛いムウ。ヌイは何もしてないムウ。なんでこんなことするムウ……」


子供達が、何かの生物をいじめている。


「ちょっとやめなって!」

「その子がかわいそうでしょ?」

「そういうことやってると、ロクな大人にならないぞ」


「な、なんだよ。こいつモンスターだぞ」

「こいつが町で暴れたらどうすんだよ」

「もう、あっち行こうぜ」


大人の圧を感じた子供達は、さっさとその場を離れていった。


「あっさり行っちゃった。ああいうのは、自分より強い相手には逆らわないタイプだね」

「この子モンスターなのかな?そうは見えないけど」

「とんだ悪ガキたちだな……。この子喋れるみたいだし、話聞かないとな」


薄暗い路地裏で萎んでいる薄茶色の生物は、小型犬くらいの大きさで、抱き抱えるのにちょうど良さそうなサイズ感をしている。

対称的なツノと羽がちょこんと生えており、口元から可愛らしい牙を覗かせているが、円な瞳が愛くるしさ満点だ。

何の生物であるか3人にはピンとこないが、ドラゴンっぽい印象がある。

このような生物は、一部の人たちからは、可愛すぎていじめたくなってしまうのだろう


「ヌイを助けてくれて、ありがとムウ。ヌイはグルミーだムウ。この町に迷い込んでしまって困ってたムウ」


「でもこれってさ、まんま浦島太郎だよね?」

「お礼に竜宮城に連れていってくれるのかしらね?見た感じドラゴンっぽいし」

「ドラゴンが連れて行ってくれる竜宮城って、怖くない?……なんか、嫌な予感してきた」


「実は、ヌイの家族はエンシェントカオスドラゴンに殺されてしまったムウ。ネエたちは、エンシェントカオスドラゴンを倒せるムウ?」


「え、私たち敵討ちへご招待されてる?とんでもお礼過ぎるんだけど!」

「名前からして、Lv99になってから挑まないとダメなやつだよね?もしかしたら、Lv999かもしれないけど」

「かわいそうだけど、次は、私たちがかわいそうになるやつでしょ」


「やっぱり、できないムウね。仕方ないムウ。ヌイがなんとかするしかないムウ」


「一人で行動したら危ないでしょ。また、子供達にいじめられるかもしれないじゃん」

「別に、すぐにそのドラゴンと戦わなければいけない訳じゃないよね」

「途中まででも、一緒に行動した方が良いと思うな」


「ありがとムウ。そうさせてもらうムウ。ヌイの名前はグルミー、ルミーと呼んでムウ」


「私は里帆。よろしく、ルミー!……でも、どうしよう。町で見つかると騒ぎになるかも?」

「私は舞よ、よろしくね。……鞄がないし、私たちが抱えていくしかないよね」

「私は銀子。……ルミーには、ヌイグルミの真似でもしてもらおう」


というわけで、ヌイグルミのフリをしたルミーを順不同で抱えながら、町の散策を続けることにした。


3人と一匹が町の大通りを歩いていると、「INN」と書かれた建物が視界に入る。


「あっ、宿屋っぽい建物発見!あそこで話聞いてみようっ」

「なんだかんだ里帆ってこういう時頼りになるよね。私だったら躊躇しちゃう」

「ああ、里帆の強さは私たちとは違う」


カランカランッ


「いらっしゃい……おや、見ない顔だね。異国の人かい?」


扉を空けると目の前に、いかにも話好きそうな、豊よかなおばさんが出迎えてくれた。


「はい、そんな感じです!私たち旅をしています!」

「この町に来るのは初めてなんです。色々と情報を知りたいのですが……」

「私たちでもできる仕事があると助かるんだけど……」


3人と一匹の様子を見て訳ありと判断したおばさんは、詮索せず、親切に情報を教えてあげることにした。


「じゃあ、この町について教えてあげようかね。……この町はスタデュー、小さいけど落ち着く町さ。でも、娯楽といったら酒場か噂話くらいしかないねぇ。食事をしたいなら酒場もいいけど、ここでも食事は出せるよ。旅人が立ち寄る所といったら、この2つだけさ……。仕事を探すのには、この町は向いてないねぇ……。あっ、そうだ!ちょうどいい仕事があるよ、あんたたち運がいいね!ちょっと待ってな……」


そう言うと、おばちゃんは重そうな体を慌ただしく動かし、ドタドタとどこかへ行ってしまった。


と思ったら、今度は颯爽と誰かを連れて戻ってきた。


「この方が仕事の依頼主だよ」


「初めまして、聖道士のレインと申します。皆さんには、護衛をお願いしたいと考えています」


♢♢♢


3人とも初心者であることを伝えたが、この辺りには強いモンスターも出ず、次の町まででも大丈夫ということで認識合わせができたため、早速護衛の任務に出発することになった。


「聖道士って何?」

「レインはおいくつなのかな?」(メガネキラッ)

「一体どういう目的で旅をしてるんだ?」


「私は、現在14歳です。聖道士というのは、聖道アレンドラに所属し聖世道堂(せいせいどうどう)を歩む者たちのことを指します。私は、世界の各地に存在する、その聖世道堂を渡り歩く旅の途中なのです」


「えー、めちゃくちゃ若いのに大変じゃん。絶対遊びたいお年頃でしょ」

「真面目、なんだね。お姉さん応援しちゃう」(メガネキランッ)

「やっぱり、そういう感じね」


「この旅路は、決して楽なものではありません。お金は、各地で人々にいただくことによって賄い、また、護衛もその都度お願いする必要があるのです」


「子供がそんなことするの危なくない?」

「大変、なんだね。お姉さん守っちゃう」

「完全にヒッチハイクじゃん」


「しかし、こうして皆さんにお会いできるのも聖道のお導きなのです」


「あたしたちも助かったよ、お互い様だね」

「お姉さん、運命感じちゃう」

「まあ、運が良かったかもね」


「皆さんの方は、どのような旅をされているのでしょうか?」


「えっと、なんて言うか。迷子……みたいな?」

「私たち、このあたりの事は全然知らないの……」

「というか、実はこの世界のこともよく知らないんだよね……」

「ヌイは、エンシェントカオスドラゴンに家族を殺されちゃったムウ……」


「そういうことであれば、私もお力になれるかもしれません。人々に色々と教えることも私の役割ですから……。まず、この世界は「イシュローラ」と呼ばれています。10の大陸に大小様々な列島や島国、そこに多数の国家や種族と無数の勢力が存在しています。その中でも、最初に知っておく必要があるモンスターという存在は、イレギュラーの1つで世界全体に遍在していますが、生態は謎に包まれています。また、エンシェントカオスドラゴンという存在もイレギュラーの1つと話には知っているのですが、この辺りに出現したという情報は聞いたことがありません。その他、魔法というものが幅広く浸透していますが、他にも未知の技術を有する国家があると言われています。世界の状態自体全く安定していないのですが、世界の広大さと地理的政治的事象的な分断により影響が限定的になっているところがあります。その広大さと障壁や難易度故、全てを回り、全てに巡り合うことは難しいでしょう……」


「やっぱり、いせか……いや〜、世界は広いなー」

「私たち、変なところに迷い込んでしまったみたい……」

「なるほどね……。そういえば、レインはルミーを見ても何とも思わないんだな」


「世界は、物理的にも知識的にも広大無量であるため、知らないことの方が多いのは自然なことです。ルミーさんのことも何も分かりませんが、純粋な存在であることは見て取れます」


「めっちゃ大人じゃん。私が14の時とは全然違う。サルと人間くらい違う」

「大人だね。年上の方が話合うんじゃない?」(メガネキラリッ)

「恐ろしい子……。私がその領域に到達したのは、20代中盤……。確か、この辺りは強いモンスターは出ないんだっけ?」


「この街道にはゴブリンくらいしかでないはずですが……」


「ちなみに、ゴブリンってどんなやつ?」

「ゲームや漫画だと、序盤で出てくる定番よね」

「大きさや強さはどんな感じなんだ?」

「ヌイはゴブリンを見たことがないムウ」


「ゴブリンというのは、大体このくらいの大きさでしょうか。個体の強さは大したことありませんが、道具も使いますし集団行動をとるのが特徴です」

レインは両手で大きさを表す。


「あー、イメージ通りだ」

「大体ルミーと同じくらいの大きさかしら」

「それくらいなら、私たちでも何とかなりそうだな」


カサッ、カサカサッ


4人と一匹が会話に夢中になっていると、周囲から多数の気配が出現した。


「皆さん気をつけてください!ゴブリンたちの集団です!」


「噂をすればなんとやらってやつ?」

「レインはルミーと一緒に私たちの後に下がって!」

「へー、これがゴブリンってやつか」


ゴブリンたちはわらわらと沸いてきて、あっという間に囲まれてしまった。

体は小柄だが、大きな口を持ち嫌な感じに牙を覗かせていて、棍棒などを持っている個体もいる。

しかし、3人は余裕な面持ちだ。


「戦うの初めてだけど、見た感じ、いけそうな気がする」


里帆は散歩でもするように、ススッーと斜め前へ出て、一匹のゴブリンの間合いに入る。


驚いたゴブリンは、本能的に里帆へ飛びかかってきた。


ボンッ!


次の瞬間、ゴブリンは宙へ飛ぶ。


里帆は、飛びかかってきたゴブリンを両手で上へ弾いたのだ。バレーボールのように。


そして、それをマイがトスする。


ポンッ!


「お銀、お願い!」


「あいよっ!」


長身のギンコが空高くジャンプし、しならせた体のバネを使い、グルグルと混乱したゴブリンを、ゴブリンの群れへ叩き込む。


ズドンッ!


見事、ゴブリンはゴブリンへ命中!


「お、いけそうじゃん!」

「こういうの久しぶりよね!」

「次いこ、次!」


感覚を確認した里帆は、積極的に前へ出る。


飛びかかってくるゴブリンを次々に横に弾いたり、中空へ弾いたり、または前方へ弾き返して他のゴブリンへぶつけたりなど器用に捌いていく。


舞は、その様子を確認しつつ、自分のポジションを調整しながら、上から降ってくるゴブリンを銀子へとつないでゆく。


銀子に関しては、派手な音を立てながらズドンズドンとゴブリンを叩き込んでいくため、他のゴブリンたちは銀子に近寄れないでいた。


……


3人が戦いに集中して暫く経つと、動けなくなった個体を除き、ゴブリンたちの群れはいつの間にかいなくなっていた。


「あれ、もういなくなっちゃった……。なんか、ゴブゴブ言ってたけど、ゴブリンってああいう鳴き声なの?」

「あれは、普通に苦しんでただけだと思うけど」

「もう、ゴブリンはお腹いっぱいだよ。暫く見なくて良いや」

「ネエたち、ひょっとしてエンシェントカオスドラゴンを倒せるムウ?」


「皆さん、お強いんですね……。とても初心者には見えませんでした」


「っていうか、ゴブリンが弱いよね。オーラが私たちより小さいもん」

「オーラが見えるのって便利よね。親切設計って感じ」

「自分たちの情報が自然に分かるのはいいな。こういうのって、この世界特有のもんなの?」


「もしかして、皆さんは「エクラ」が見えるのですか!?すごい、そのような人は初めてお会いします!それは、「輝き」や「鮮やかさ」を意味するものですが、目で捉えることができるのは限られた者のみと言われています。私は本の情報や聞いた話でしか知りません」


「えっ、そうなの?よく分かんないけど、すごいんだ……」

「フランス的なアレなのね」

「ああ、そういう感じなんだ」


「そういえば、ゴブリンたちやけに軽く感じたなー」

「バレーボールより明らかに重いはずだよね」

「どうりで調子良く感じた訳だ。動いているうちに、少しエクラってやつが大きくなってたし」


「エクラに関しては私にも詳細が分かりません。力の使い方は、皆さん自身で試していくしかないでしょう」


「あたしには感覚でしか分からないなー」

「色々と教えてくれてありがとうね、レイン」

「いくらエクラがあると言っても、素手じゃ心許ないな。棍棒でも拾っておくか」


銀子は、ゴブリンの棍棒を手に入れた。

そして、何かを発見した。


「ん?ゴブリンの手だけ落ちてるんだけど、トカゲかなんかなの?」


「それは、モンスターのドロップアイテムです。この世界では、モンスターを倒して消滅すると、アイテムをドロップしますが、ゴブリンの場合は、手を落とします。通称「ゴブ手」です」


「何それ、いらないんだけど。もっと良いアイテムないの?」

「全然可愛くない」

「背中を掻く時くらいしか使えないな」


「この世界では、ドロップアイテムは貴重な資源となっています。香辛料や鉱物や宝石など様々なものがドロップします。世界経済は、ドロップアイテムで成り立っていると言っても過言ではありません。強いモンスターや希少なモンスターを倒すことができれば、それに見合ったアイテムが手に入るかもしれません」


「「「ふーん」」」


3人はチラッとルミーへ視線を投げた。ほんのチラッとだけ。


……


ゴブリン戦のあと、街道を歩いていると前方に雑木林が見えてきた。


「雑木林が見えますが、林や森などはモンスターが多く生息しているため気をつけてください。特に、ああいう雑木林は油断していると突然モンスターに襲われることがあります」


「はーい、気をつけまーす!」

「なるほど、交通事故みたいな感じね」

「あー、キレイな心をしている奴は、フラグの立て方もキレイなんだな」


ガサガサッ


言ったそばから、3~4m程の大きな影が出現する。


!!


「トロール!?こんな場所に出るなんて……。皆さん、気をつけてください。トロールは動きは遅いですが、見た目通り力が強いです。あの個体は小さな方ですが棍棒を持っていますし、まず初心者が戦うような相手ではありません!」


「当たらなければいいってやつ?折角だし、「スキル」使ってみよっ」

「前方から出現か、走って抜ける方が危なそう。他のモンスターが現れないとも限らないし」

「タゲは里帆に任せるけど、油断はできないぞ。でも、「スキル」を使えば多分いけるだろ」


トロールはノシノシとまっすぐこちらへ向かってくる。

パーティは陣形を作り、身構える。

里帆は前に出て、準備運動がてらステップを刻む。

舞は周囲も警戒する。

銀子は相手に目線を据えながら、体を伸ばす。

周囲に他のモンスターの気配はなく、今回はトロール一匹を相手にすれば良さそうだ。


徐々に距離が近いてくると、トロールが小走りになり、右手に持つ棍棒を大きく振りかぶって、先頭の里帆へ向かって振り下ろす!

「回避スキル:「Dodge(ドッジ)」」


ズドン!


棍棒は地面に刺さる。

棍棒が獲物を捕えていないことに気付いたトロールは、新たに里帆を見つけるため、間抜け面でキョロキョロする。


「こっちだよ」


里帆がトロールの遊び相手になってあげる。


その隙に舞が、スキルを放つ。


「デバフスキル:「ディミニュシオン・D」」


ズゥン


トロールに嫌な雰囲気の影がかかる。


ダダダダ、ダンッ!


助走をつけた銀子が跳躍し、里帆に翻弄されているトロールの頭目掛けて棍棒を振り下ろす。


「アタックスキル:「兜割り!!」」


メキャッ!!


銀子の攻撃をまともに受けた頭部は歪な形に変形し、生命を失ったトロールは前のめりに倒れ落ちる。

そして、銀子が所持していたゴブリンの棍棒はボキッと折れてしまった。


「ふぅ、問題なかったね」

「スキルのおかげなのかな?」

「自分たちのスキル情報は自然に分かるっていうのは助かるね(感覚的には、アタックスキル効果は1.5~2倍ってとこだな)」


「すごい、トロールをあっさりと倒してしまうなんて……。それにスキルも使えるのですね……」


「やっぱりネエたち、エンシェントカオスドラゴンを倒せるムウ?」


ボンッ!


暫くすると、トロールはドロップアイテムへと姿を変えた。

現れたのは、大量の肉団子。


「わー肉団子がいっぱい!美味しそう!」

「これはどう見ても食べない方がいいやつでしょ」

「嫌すぎんだろ!これに手を出した日には、今後二度と他の肉団子にも手を出せなくなるやーつ。人生から肉団子が消え去るだろ!!」


「ええ、これは冒険者でも余程のことがないと食べるなんてことはしません。通常は放置して、他のモンスターが食べることになります。トロールは強さの割にドロップアイテムがハズレなので、不人気なんです」


「ヌイは食べてもいいムウ?」


食いしん坊さんには魅力的に映るようだが、里帆とルミーはみんなから説得され、トロールの肉団子はそのままにすることとする。


……

……

……


最後に、改めて3人の紹介。


波川里帆:なみかわりほ、リホ

おっとりした部分あり、少し(?)天然、ボケ担、波を立てるが帆も立てる

茶髪ショートウルフカットアホ毛あり

パーカー、Tシャツ、ショートパンツ、短い靴下にスポーツブランドのシューズ

衝動、小動物、感覚派、先陣

スキル:体術スキル

ユニークスキル:レシーブスキル


天京舞:てんきょうまい、マイ

知的なメガネ、冷静、ボケとツッコミ両担、華麗に舞い皮肉で刺す

金髪ボブ毛先カール、まつ毛バッチリ

フリルのついた上着、ミニスカートにストッキングとショートブーツ、ピアス

寛容、観葉植物、皮肉家、バランサー

スキル:サポートスキル

ユニークスキル:トススキル


東條銀子:とうじょうぎんこ、ギンコ、お銀

クール系、バッサリ系、男前、ツッコミ(強)担、攻撃力高

黒髪ロングストレート前髪パッツン

カジュアルでシンプルなデザインの襟付きシャツ、すらっとしたパンツスタイル、動きやすいスポーツシューズ、ネックレス

物理、ブッツリ、一刀両断派、土台、一撃で決める

スキル:アタックスキル

ユニークスキル:アタッカー


3人のOLたちの旅は始まったばかりだが、この異世界は広大無量だ……。


こちらの作品は、長編化前提の作品となっています。


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「キャラクター紹介」


波川里帆:なみかわりほ、リホ

おっとりした部分あり、少し(?)天然、ボケ担、波を立てるが帆も立てる

茶髪短髪アホ毛あり

パーカー、Tシャツ、ショートパンツ、短い靴下にスポーツブランドのシューズ

衝動、小動物、感覚派、先陣

スキル:体術スキル

ユニークスキル:レシーブスキル

「何それ!?......えっ、何それ?」


天京舞:てんきょうまい、マイ

知的なメガネ、冷静、ツッコミ担、華麗に舞い皮肉で刺す

金髪ボブ毛先カール、まつ毛バッチリ

フリルのついた上着、ミニスカートにストッキングとショートブーツ、ピアス

寛容、観葉植物、皮肉家、バランサー

スキル:サポートスキル

ユニークスキル:トススキル

「そのネタは危険すぎるからやめておこうって、昨晩私言ったよね?」


東條銀子:とうじょうぎんこ、ギンコ、お銀

クール系、バッサリ系、男前、ツッコミ担(強)、攻撃力高

黒髪ロングストレート前髪パッツン

カジュアルでシンプルなデザインの襟付きシャツ、すらっとしたパンツスタイル、動きやすいカジュアルシューズ、ネックレス

物理、ブッツリ、一刀両断派、土台、一撃で決める

スキル:アタックスキル

ユニークスキル:アタッカー

「なんだかんだ自分たちの世界を持ってるんでしょ。私にも理解はできないけどね」


グルミー:通称ルミー

食べ物に目がなくよく食べるため、みんなに餌付けされている。大体誰かに抱き抱えられがち。優しい性格の持ち主

空飛ぶミニ恐竜的なやつ。住民に見つかると面倒なことになるので、街中ではヌイグルミとして抱き抱えられる

「ネエたちは、エンシェントカオスドラゴンを倒せるムウ?」


聖道士レイン:

少年、癒し系、回復魔法を使える

聖道アレンドラに所属、聖世道堂(せいせいどうどう)を歩む者

「皆さん、スッキリされたようで良かったです」


聖道アレンドラ:

???「聖道こそが、人の道なのです」



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