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サーフェスに届いたしょーもない依頼を集めてみました(2)

「ふぁぁぁぁ……」


 あぁ。よく寝た。

 寝過ぎて頭がぼーっとしている。

 スマホの画面を確認すると、既に夜の7時を過ぎていた。


 さて。溜まりに溜まった依頼を消化しようか。

 といっても、スープ事変が一時収束を迎えたせいか、薬物関連の依頼がパタリと消えたんだよね。


 でも、その代わり、復讐代行等のグレーな依頼以外の、しょーもない依頼が何故か、サーフェスの所に舞い込んでくるのも事実。


 それらを消化していくのが、私の今のお仕事でもある。

 そうだ。一つのしょーもない依頼を消化する事に1枚ぐらい、渋沢さんを付けて欲しい。て、グソクさん経由でゴエモンさんにお願いしようかな。


 そんな事を思いつつ、キルマイ騒動終了の時に消化しきれなかった依頼と、スープ事変で新たに出てきた依頼を、ここで消化していこう。


 で、終わったら、退院してきたリルドと、いっぱい遊ぶんだ。うん。仕事は休んでやる。一週間ぐらい。


 なので、寝ぼけ眼で事務室へ向かうと……


「おぉ! タミコ氏! おはようですぞ! と言っても、時刻は夜の7時になってますがな!」


 グソクさんがパソコンの画面と凝視しながら、エナドリ片手に、カタカタと何かを打ち込んでいたのだ。


「あー。グソクさん! これから依頼の消化をする予定です」

「そうでしたか! でも、無理はなさらないでくださいな!」

「は、はい!」

「万が一、自分では消化しきれない依頼がありましたら、ワイの所へひっそりと寄せて良いですからな!」

「わぁ! それは有難いです! ありがとうございます!」

「あはは。タミコ氏も、サーフェスにとっては、大事な従業員ですからな! 遠慮なく飛ばしても、構いませんぞ!」

「あはは……」


 なので、久しぶりに自分のパソコンを起動すると、早速アオハトのページを開き、DMを確認してみた。



――しょーもない依頼集――




1.ベンチに座っていたら、片目眼帯を付けた、赤髪で翡翠色の目をした、とてもイケメンの外国人を見かけました。なので、俺自身の青いツナギのチャックを下ろし、『や・ら・な・い・か?』と声をかけてみましたが、シカトされました。どうすればよろしいでしょうか。




 ありゃりゃ。ナイトさん、まさか男性にまで狙われているとは。


「はぁ……。ええっと。私に聞かないで下さい。それと、あまりにもしつこかったら警察に通報されますので、やりたくなったら、お近くのハッテン場へ行ってください。と」




2.海横近辺を歩いていたら、『そういえば俺ん家の屋上、日焼けができるんだけど、来る?』と、仕事の先輩が誘ってきました。これは行くべきでしょうか?




「行きたかったら、行って下さい。だけど、いきなり家に誘うと言うことは、何かしら裏があると思いますので、お気をつけてください。と」




3.ハァハァハァハァ。貴女の今履いているパンツは、何色ですか? それと、ハァハァハァハァ。幾らで売ってくれますか? ハァハァハァハァ……。




「……」


 あまりにも気味が悪かったので、グソクさんに転送する事にした。


「ぶはっ!」


 すると、片手間でカップラーメンを食べていた彼が、画面を見た途端、何故か吹き出していた。


「タミコ氏ぃぃぃ! これはワイに回されても、通報一択ですぞ!」

「あー。なら、ご自由に通報を」

「あははは! そう言うと思いましたぞ! では、ポチッと通報をかけておきますぞ!」


 という事で、一件は片付いた。よし!

 さて次は……。



4.病院に入院している時、メモを片手に何かを探している少年を見かけました。短髪でかっこよくて、見た目は高校生でしたが、入院中だったのか、病衣を纏っていました。

 しかし、何故か男性同士のやり取りを聞いて、メモを取っていたので、あれは何をしていたのでしょうか?




 ん? もしかしてメモを片手にって。いや。まさか、龍樹君!?

 確かに何かあった時に使えるから。と思って、メモ帳を渡したのよね。でも、何で男性同士のやり取りを聞いてメモをしている訳!?


「うーーんと、恐らく、小説のネタを探しているのではないか、と思います。若しくは絵を描くのが上手いので、たまたま絵を描いていたのでは。と」


 さて、次々っと。



5. リゾート地で短期アルバイトをしてみませんか! 今なら賄いも付いてます!




「すみません。こちらは裏何でも屋 サーフェスです。賄いと言っても、こちらは自由に行動できて高収入ですので遠慮致します。と」




6.材料……イチゴミルク味のジュース、緑茶、麦茶、烏龍茶、アイスコーヒー、オレンジジュース、レモネード、レモンスカッシュ、ソカタ、抹茶オレ、コーラ、エナジードリンク、カフェオレ




 ええっと。何でメモアプリみたいな内容のが、こっちに来ている訳!?

 しかも、飲み物ばっかり単純に羅列されていても、対応にかなり困るんだけど。


「すみません。それは闇鍋で使う材料でしょうか? 材料を書かれましても、こちらは買い物の依頼は受け付けておりません。と」



7.すみません。モルモットのデザインが書かれたエコバックが欲しいのですが、どこに売っていますか?




「それを言われても流石に。あ。雑貨屋なら売っているかもしれません。探してみるのがいいと思います。と」


 ふぅ。一度休憩をしようっと。

 なので、冷蔵庫から抹茶オレを取り出し、飲んでみるが、相変わらず美味しい。

 それにしても、前よりも一段と依頼が多くなっているのは、気のせいだろうか。


「ねぇグソクさん?」

「どう致しましたかね? タミコ氏」

「うーん。何でこんなにもしょーもない依頼がやってくるんですか?」

「それは匿名性を重視した結果でもありますな」

「へぇー……」

「まぁ、そもそも、『裏何でも屋』って何ぞや? ていう人の方が多いのもありますな。あとは、そういう人の大半は、『意味を理解していない』人ですぞ」

「あー……。それもそうですね」


 だから、こういう勘違い系や先程の変態系のも舞い込んでくる訳か。

 でも、『社会の縮図』を見ているかの感覚がするから、見てる分には楽しいんだけどね。


 ちなみに改めて言うけど、『裏何でも屋』とは、復讐代行から、浮気や不倫の証拠集め、害虫駆除(悪徳な組織の壊滅)、ゴミ屋敷の掃除(敵組織内の掃除)、不用品の処理(クズ人間の処理)と、ありとあらゆるグレーゾーンの仕事を受け持っている。


 て、ゴエモンさんが説明していた様な。


 勿論、スープ事変の様な『闇サイトの削除依頼』も受け付けている訳だが……。

 あ。不用品の処理と言っても、『殺し』はしないのよ。これはサーフェスでの『掟』なので。

 ま。ヒジリの時みたいに『社会的に制裁』をする予定だったけど、まさかあんな風に、アビスに利用されるとはね。ご愁傷さま。


 さて、次々。と。




8.ファッションセンターにて、男物の浴衣を買い込む銀髪で美麗な男性を見かけました。あんなに浴衣を買い込んで、何をするつもりだったのでしょうか?



「ちょっ!」


 思わず吹き出してしまったが、これ、ヒガンさんだよね。まさかファッションセンターで、ナイトさんの浴衣を買っていたとは。


「えっと、恐らく『最推し』に貢ぐ為です。彼はそういう人なので、気にしないで下さい。と……」




9.ツブヤキにて、高校生ぐらいの美少年に説教されている緑髪の高身長イケメンと、銀髪の美麗な男性を見かけました。あの二人は何かヘマを犯したのでしょうか。内容がとても気になります。




 えええっと。高校生ぐらいの少年に説教されているって。もしかしてミオ君の事!?

 しかも容姿の特徴からして、フグトラさんとヒガンさんじゃないか。店内で何をやらかしたんだか……。


「もしかしたら、お客さんにちょっかいかけて怒られている事でしょう。あまり気にしなくていいと思います。と」




10.汝はモーレ教を信じておりますか? もし信じておらぬのなら、今すぐこのURLへ……。




 は? 今度は宗教勧誘的なやつか。

 ベローエは確か、モーレ教だったよね。

 うーわ。面倒くさっ。


「えいっ!」


 相手すると面倒くさいので、グソクさんに転送してみる事にした。


「ちょっ! タミコ氏ぃ! 今度は勧誘ものですかぁ!」

「えぇ。好きに対応して下さい。私は別の依頼をやりますので……」

「あははぁ。タミコ氏。こういうのは、『宗教』で返せばいいのですぞ! デュフフフフフフ!」

「……はぃい!?」


 ちょっと、グソクさん!?

 かなり不気味な笑い声を出しながら、パソコンをカタカタ打っているけど、まさか、新たな『宗派』を作って対抗するつもり!?

 もっとややこしくなりそうだけど、どう対応しているか、見てみよっかな。


 なので、こっそりと席を立つと、彼がパソコン打つ背後から覗き込むように、画面を見てみる事にした。



『でしたら、逆に貴方に問いますぞ。汝こそ、オケアノス神を信じておりますか。貴方が信じているソレは『邪神』なので、今は良くてもいずれ、運が消えますぞ? いいのですかな? デュフフフフフフ!』



「オケアノスって! ちょっ! きゃははははは!」


 あまりにも斜め上な回答だったため、思わず大笑いをしてしまった。


「おっ!? 珍しいですな! タミコ氏がそんな、陽キャみたいな笑い方をするだなんて」

「陽キャって……。いやいや! それ、いつも私は陰キャみたいな言い方じゃないですか! そんな事ないですって!」

「デュフフ! まぁ。これで一件は解決しましたぞ!」

「あ、ありがとう、ございます!」

「では、続きも頑張ってくださいな! ワイも手伝えたら手伝いますので!」

「分かりました! ではっ!」


 なので、引き続き、依頼を消化する事にしたが、流石グソクさんだなぁ。目には目を歯には歯を作戦で、勧誘の人をやっつけちゃうんだから。


 さて。次々っと。




11.実は雑貨屋のレジ周辺で作業をしていたら、その近くで、黒髪の美麗な男性が、男子高校生を抱きしめていた所を、目撃してしまいました。なんて尊いのでしょうか。天に召されそうです。何とかして下さい!




 あーあー。これ、シイラさんと真生くんの地雷カップルじゃないか。

 しかもこれ、日付を見たら、キルマイ騒動後の日時ときた。まさか保釈して早々、イチャついていたのか。こいつらは。


 まぁ、依頼主に関しては、『尊死』だから死ぬことは無いか。


「それはなんとも出来ません。もし3ヶ月経っても動悸や息切れをしたら、病院へ行くことをオススメ致します。と」




12.今持っている一本のペンを、一万円で売ってください!




 はい? 何これ。

 そういえば、動画で似たようなワードが出回っていたけど、まさかねぇ。

 つまり、一本のペンに付加価値を付けて売るって言うやつだよね、これ。うーん。


 なので、私は悩んだ末、こう答えておいた。


「こちらのペン、紙に書き込む事に、動物の言っている言葉が理解できる、万能なペンとなっております。今なら一万円で買えるので、良かったらどうぞ。と」




13.重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重ね重重重重




「こわっ!」


 思わず声が出てフリーズしてしまったが、ちょっとこれスパム? 新手の荒らし?

 しかも、よくある死ね。とかではなくて、何で『重ね?』


 うーーん。


「ひとまず、スパム報告として、通報かけとこっ。と」


 さて。次々。




14.実は「ゴスロリ ラブズナトアレ」の主人公になりたくて、格好も髪型も寄せてみたのですが、いざ、街を歩くとみんな、ぼくと同じ格好をしていて気味が悪いです。何とかなりませんか?




 いやいや。いくら裏何でも屋でも、『人数を減らす』事は流石に出来ないよ。

 しかも、一人称が『ぼく』?

 まさかこれ書いてるの、真生くんじゃないよね?


「こちらでは何も出来ないのですみません。ですが、逆にそのドラマに出てくる相棒キャラの格好をしてみると、他と被らなくて、いいのかもしれません。と」




15.検索してはいけない言葉というのがあるのですが、代わりに検索して貰うことは可能ですか?




「は? 何これ……」


 確か、よく動画やネットにも出回っているけど、検索したら精神的に危ない画像や動画が現れるんだっけ。


「ちなみにどんなワードを検索して欲しいのですか? 内容によっては調査も可能ですが……。と」

「どうしましたかね? タミコ氏ぃ?」


 すると、気になったグソクさんが私の背後を覗き込むように見てきたのだ。


「あー。検索してはいけない言葉。ですね」

「それでしたら、少し前にワイ達が調べた『ドラックルームスープ』も、検索してはいけないワードとして、ネットで出回ってましたぞ?」

「えええっ!? それ、本当ですか?」

「そうですな。何せ、頭がフケだらけの初老のおじさんが、一心不乱にピンク色のスープを飲んでいる動画でしたからなぁ」

「あはは……」


 それは確かに絵面的にインパクトは強いけど、あのスープ、作ったのは私だから、かなり恥ずかしいのよね。はぁ……。


 ま。これは返信が来たらにしよう。と。

 さて、次々。




16.実はアニメイトにて、とても綺麗なお姉様方が、何故かBLコーナーで『攻め』やら『受け』やらのワードを出しながら白熱に語っていた所を見かけてしまいました。仲良くなりたいのですが、あまりにも熱が入りすぎていて近寄り難いです。どうすればよろしいでしょうか?




「えええっと……」


 おいおい。

 今度はカラマリアにいる、腐った三姉妹達か。

 あの方達、『植物や動物、薬』の『毒』に関する知識はかなり凄いんだけど、時たま趣味に全振りしてる事があるんだよね。例えば『薔薇本集め』や『シチュエーション語り』とか。


「えっと、勇気を出して、声をかけてみるのがいいかもしれません。実は私、あの方の知り合いですが、語りがかなり熱いだけで、根はとても良い方達なので、話しかけてみても大丈夫ですよ。と」




17.病院に入院中の患者です。実は赤髪で翡翠色の瞳をした美青年の患者の所に、何故か若い看護婦さんが頻繁に出入りしているのを見かけましたが、何が目的でしょうか? 俺も入院患者なのに、ナースコールを押しても、なかなかやってきません。なんででしょうか?




 いやいやいやいや。それを直接私に言ってくるのも可笑しいでしょ。本人に聞いてよ!


 ていうか、赤髪で翡翠色の瞳をした美青年って、リルドじゃないの。何やってんのアイツ!


「はぁぁぁ……」


 私は再び、呆れ気味に大きいため息をついたのだが、もしかして、私、嫉妬してる?

 でも、彼の性格上、浮気は多分無いと思うから、どう返そうかな。うーん。


「ひとまず、分かりました。退院するまであと少しなので、それまでの間我慢していて下さい。と」


 そして、リルドが退院してから、この件も兼ねて、色々と聞かないとね。

 で、真実を話さないと、ゴスロリ姿の写メ、送ってやーらない。て、軽く脅してやろっと。




18.産まれた子が男の子でした。ですが、私はその子を、『女の子にしたい』です。どうすればよろしいでしょうか。




「……は?」


 私は思わず凍りついてしまったが、これ、一人で解決して良いレベルじゃない!


「グソクさん。ごめん!」

「どど、どう致しました!?」


 なので、思わず転送すると……


「何ですかこれ!? こんな恐ろしい事を考える人がこの世にいたなんて……」


 彼も例の依頼が届いた瞬間、かなり青ざめた表情をしていたが、なんて答えればいいの。これ。


「とりあえず、親子揃って病院で診てもらうことをオススメします。と。て、書いたけど、これで良かったかな?」

「ひとまず、様子見。ですかな」

「はぁ……」


 それにしても、こういう毒親って、全国どこにでも存在するんだね。

 私はため息をつきながら、再度依頼をこなす事にした。

 だって、去勢の依頼は『対象外』なので。




19.先程検索してはいけないワードを送った者です。確か『真夏のナイトメア』という夢日記の様なサイトがありまして。それが『ある条件が揃えば、一時的に『異世界』へ渡れる』という噂があるのです。見た者はその後どうなったのか、はっきりとは分かりませんが……。




「へぇー……。真夏のナイトメア。ねぇ……」

「どうしましたか? タミコ氏」

「あぁ。これ、ちょっと保留して欲しいのです」


 そう言って私は彼に先程の依頼を転送し、保存しておくように伝えといた。


「ほぉー。『真夏のナイトメア』ですか。何とも興味がそそりそうなサイト名で」

「だよね。しかも、『ある条件を満たせば、異世界へ渡れる』ときた」

「何ともオカルトチックな内容ですな。異世界に渡れるなんて、どこぞの異世界転移モノの小説にありそうな展開ですが、実際は物理的にはありえないですぞ」

「確かにそうなのよ。だから、かなり気になっていたし、引っかかってるんだよね」

「ですな。まぁー、その辺も兼ねて、詳しく聞き出したいところですな」

「うん。ゴエモンさんにも伝えた方がいいかな。これ」

「まぁ、実際の調査はリルド氏が退院してから。になりますが、ゴエモン氏に言っておくだけでも違うでしょうな」

「そうだよね。分かった。じゃあ、この辺で……って、あれ!?」



――ピコンッ



 すると、何故か新着で、こんな依頼が飛び込んできたのだ。




20.先程、海横近辺を歩いていたら、赤髪の外国人と、黒髪の日本人が、何故か車内で抱き合っていたのを見てしまいました。しかもお互いにお熱い感じでしたので、こちらも真っ赤になってしまいました。

 あぁ! いつか、ああいった恋愛がしてみたいです! どうすればあんなイケメンな彼氏ができますか!? 教えてください!




「ちょっと待って!? はぁぁぁあ!?」


 すると、依頼内容を見た私は思わず大声を発してしまったが、これ、メンコさんとナイトさんだよね!?


 二人揃って何やってんの!?

 このリア充が!


「どうしましたか!? タミコ氏ぃぃ!」

「あぁ。グソクさん。後でメンコさんに問いただしましょうか」


 そう言って私は先程の依頼をグソクさんに転送してみた。


「なーるほど! これは追求しないといけない案件ですな! デュフフフフフフ!」

「えぇ。ほんっとこの『リア充』め。人の事言えないですよね! 全く……」

「ですが、タミコ氏も人の事、言えませんぞ?」

「あ……。ですね。すみません。グソクさん」

「デュフフ。まぁ。これでメンコ氏の弱みも握れた。という事で!」

「さて。これで依頼の消化は終わりにしましょうか!」

「ですな。では、『真夏のナイトメア』の件は、こちらで調べておきますぞ」

「了解です! あ。もうこんな時間……」


 そして、時間を見ると、既に深夜になっていた。

 リルドが退院してくるまでの間、『真夏のナイトメア』について、ある程度調べなくては。


 でも、夏限定だが、異世界に渡れるだなんて、非現実的よね。どうやって行くんだろう。うーん……。


 なので、眠くなってきた私は、パソコンの電源を落とすと、自身の部屋へ戻り、ベッドに沈むように眠ったのだった。

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