薬の説明が、思ったよりも複雑でした。
「すっごぉ……」
だけど、なんなんだこの施設。
清潔な白いタイル床とガラス棚が整然と並んでいるけど、あちこちには奇妙な植物が鉢植えで点在している。
葉の色や形はどれも、現実離れしているみたいで『こんな植物存在するのか?』と疑う程の奇抜で怪しい植物が所狭しに並んでいた。
そのせいか、時折甘酸っぱい香りや、鋭い毒の匂いが漂ってくる。
「真生くん。これって……」
「あー。この通路に生えている植物は、みんな『エボシ』姉さんが管理しているんです」
「へぇ……」
「ほぉー。それにしても、『読者』の職場に来るのは、なんか新鮮だなぁ!」
「え? メンコさん?」
今、しれっと『読者』て言った?
今会う人とのまさかの関係に、戸惑う私だが、エボシさんってどんな人なのだろうか。口調からして大人の女性なのは間違いないだろうけど、全く想像がつかない。
「あと、こちらは、エボシ姉さんの、作業台です」
「ほえー……」
ちなみに天井のライトは淡い白色で、光が植物の緑や赤を反射し、壁に奇妙な影を落としていた。
棚には小さな標本瓶が並び、黄色や紫の液体が淡く揺れている。機械の低い唸りと冷却装置のハム音が、室内の静寂をかき消す。
「それで、この先の部屋が『ミクラ』姉さんの作業室で、この部屋が、『ギンコ』姉さんの部屋ですね」
「すごぉー……」
白衣姿で、黒いスラックスに身を包んだ真生くんが説明しながらも、通路を進む度に扉のプレートには、薬品ラボエリア。毒性植物専用の温室、そして動物を扱うケージ群が、視界に次々と入ってくる。まるで、生きたジャングルの中を迷い歩くような、奇妙な空間だ。
「もしかして、ここで真生くんは……」
「あー。シイラさんが任務に行ってる間は、ここで待ってることが多いですね。でも、ちゃんとお姉様方のお手伝いをすることがあります!」
「そうなんだ」
「正直に言うと、今の方が、ぼくにとっては『ありのまま』でいられるし、『学校で学べない事』も学べるので、全部がとっても新鮮なんです!」
「そう……、なんだ」
だけど、こんなにも向日葵の様に、明るく笑いながら、意気揚々と楽しく、ラボの事を話す真生くん、初めて見た気がする。
もしかして、シイラさんはこの笑顔で……、心の底から惚れちゃったのかな。多分。
「なーんか真生くん、純粋で可愛いわねぇ!」
「えっ!?」
「なんて言うか、まるで今までの仮面を脱ぎ捨てて、自分を出している感じ。とっても素敵ね!」
「は、えっ!?」
「さーってと、早速サーフェスに戻ったら、シイラと真生くんのカプで新作書き上げなきゃねぇ!」
「えっとぉ……、か、かかか、カプぅ!? しかも、ぼくと、ししし、シイラさんとぉぉ!?」
だけど、メンコさんが突然、ぶっ飛んだ発言をしたせいか、真生くんの顔は突如、真っ赤に熟れたあまおうの様に赤面していたのだ。
「はぁ。メンコさん……」
「あー! ごめんねぇ。早くお姉様方にも会わなきゃね!」
「あは、タミコさん。この方、その。とても明るくてパワフルな方。ですね」
「あはは。ごめんね真生くん。驚かすつもりは全く無かったんだけど……」
「良いんです。逆にお姉様方と『同じベクトル』の方なので、とっても安心しましたっ!」
「はぃぃい?」
思わず変な声が出てしまったが、『同じベクトル』と聞いて嫌な予感しかない。どうしよう。手短めに本題を進めてから、このラボから離脱しようかな。この先に起こる展開が怖くて歩く足が妙に重たい。
「まっ。安心して!」
「えっ!?」
「その本を三姉妹に渡したら、タミコちゃんは真生くんの近くで待っててね!」
「は、はぁ……」
だけど、彼女は私の背中をポン。と軽く叩いて前へ歩いていたが、この時のメンコさんは何故かかなり逞しく感じた。私が両手に抱えている、大量の薔薇本を除いては。
「さぁ。ここ、ですね」
彼の案内のおかげで無事、『控え室』と書かれたプレートが付いた部屋へとたどり着いたが……
――どぉ~しましょぉ~! ここに客人が来るなんてぇ、まぁ~ったく聞いてないですよぉ~!
――だから、部屋ぐらい綺麗にしないとっ! ですよねっ! エボシ姉さん!
――まぁ。まてまて。今回の話し合いは、あの方。そう。創造神様との語り合いではなく、案件込みであるからな。その事を忘れるんじゃないよ。ミクラ。ギンコ。
――わぁ~っ! 確かにそぉ~でしたぁ~! ごめんなさぁ~い! エボシねぇさぁ~ん!
――そうでした! わかりましたァァ! 私、潔く待ちますねっっ!
「……ん?」
ふと、扉越しから艶やかな声とほんわかした声、しっかり者のような声が聞こえてきたのだ。
だけど、チラって聞こえてきたけど、創造神様って何なんだ? もう不穏でしかないんだけど。
「良かった。丁度休憩中の様ですね」
「そう、なんだ……」
「なので、呼びますねっ!」
しかし、そんな心配をよそに、彼は慣れた手つきで扉をトントン。と叩くと、「客人を、お連れ致しました」と丁寧な言葉で声をかけていた。
――どうぞぉ~!
すると、ほんわかとした声が聞こえてきたので、彼が扉を開けてみると、部屋の中はフローラルのような、甘い匂いが漂っていた。
と同時に、薬品特有の刺激臭も、鼻に来ていた。
「こんにちはぁ~!」
「あはは。お久しぶりだねー! ミクラ!」
「おぉ! お待ちしておりましたっ!」
「会いたかったですわぁ! 創造神様!」
「ギンコも、エボシもお久ぁ~!」
そこには、三人の個性的なお姉様方が、こちらをじーっと品定めして見るように座っていたのだ。
それに、控え室の雰囲気も、周囲には可愛らしい花に囲まれているせいか、女子の部屋。という印象を受けてしまった。
だけど、彼女らが座ってるテーブル以外の机には、たくさんのラベルが付いた薬品がゴロゴロと転がっているが。
そのせいか、まるで圧迫面接みたいな圧だが、彼女はフランクに慣れた感じで、お姉様方と接している。
もしかして、メンコさんが……、『創造神様』だったり!?
「さぁ。そちらのお嬢よ、その茶色い紙袋を妾に献上しなさいなっ!」
「は、はいっ!」
ちなみに三人とも白衣姿だったが、私に笑顔で声をかけてきた右側の女性は、青に紫色のメッシュを入れていて、毛先はパーマで上品に巻いている。
目元はアイライナーでクッキリと化粧も決まっていて、大人の女性、という雰囲気がする。
そっか。この人がエボシさんかな。
「ありがたい。これで次の仕事の活力として生きていけるわっ!」
「あはは。その勢いは相変わらずだね~。エボシ」
「はっ! いやぁ。あれから創造神様の書く『薔薇本』があまりにも素晴らしくて! 妄想を滾らせながらも日々、生きる糧として、頑張っているのですわ!」
「それなら良かったぁ~。あ、紹介するねっ!」
「えっ!?」
「この子が『タミコ』ちゃん!」
『ほぉー!』
すると、私は何故か、メンコさんから自己紹介される形で、三人のお姉様方の前へ出ることになってしまったのだ。
「はは、はじめ、まして……」
「あらぁ~。緊張しなくていいからねぇ~」
「は、はぁ……」
「ここにいるみぃ~んな、『タミコ』ちゃんの事知ってるからねぇ~! うふふっ!」
そして、緊張する私に声をかけてきた女性は、紺色の髪をしたストレートヘアで、にこにこと穏やかな声で言いながら、上品に接してきたのだ。
しかし、細目で常にニコニコ笑っているせいか、何を考えているのか、全く分からないのが本音だ。
だけど、ほんわかとしていて、海月のように綺麗な人だなぁ。この人がミクラさんかな。
「えっ!? ししし、知ってたんですか!?」
「そうなんですよっ! 上司のシイラさんからは粗方、貴女達の事を聞いておりまして!」
「はぁ……」
「なので、今回の事件に関しても、率直に言うとですね、力になれるのかと思うのですよ! はいっ!」
「えっと……」
この、言い方の圧が強い、銀髪セミロングヘアーで、紅い眼鏡をかけている女性が、ギンコさんかな。私よりは身長は少し小さめだが、薬に関してはヲタク級の知識量がありそうだ。
「まぁ、まぁ。ひとまず、エボシ達にはそれぞれ、『ツブヤキにいる新人店員の薔薇本』を献上した訳だけど、先に『本題』を話そっかぁ!」
「おっ!?」
まさかのメンコさんが、しっかりと三姉妹をリードしていたのには驚いてしまった。
もしかして、あんまり公私混同をしない人なのかな。
「そうですわ! 先に『本題』から行きますわよっ!」
「わっかりましたっ! エボシ姉さん!」
「うふふぅ。わっかりましたぁ~!」
そのせいか、三姉妹もつられる形で『本題』へ入ることができたのだ。
「すごっ!」
「あはは。タミコちゃん、驚かせちゃってごめんねー。まずこの『本題』を片付けてから。てアタシの中で決めているからさー」
「なるほど……」
ちゃんと優先順位を決めて行動しているのは、尊敬しちゃうなぁ。
「とりあえず、タミコちゃんも、真生くんもこっちおいでぇ~。一緒に座ろ~ねぇ!」
「えっ!? は、はい!」
「ぼぼ、ぼくも良いんですか!?」
「うん! ずっと立ってるの大変だったでしょぉ~」
「で、では……」
「ありがとう、ございます」
そして、私と真生くんはミクラさんに言われるがまま、空いてる席に座ると、早速『本題』へと取り掛かることにしたのだ。
確か、『ドラックルームスープ』で流行っている薬について。だっけ。
「さて、本題は『ドラックルームスープ』というサイトで流行ってる薬物について。だね」
「あぁ。知ってるわよぉ~。ドクター越智からの命令として、シイラさん経由で伝えてきたからねぇ~」
「なるほど……」
そっちはそっちで、越智さんからの指示で動いていた。ていう事か。
私は静かに彼女らの話に、耳を傾ける事にした。
「確かぁ~、その薬物に関しては、ギンコが得意分野だったよねぇ~」
「そーですね。ミクラ姉さん。私は薬から起因する薬毒専門なんです」
「薬毒専門?」
「そぅなのぉ~。ちなみにミクラはぁ、『動物から起因する毒』に詳しくてぇ、エボシ姉さんはぁ、『植物から起因する毒』専門って事なのぉ~」
「なるほど……」
つまり、この三姉妹は一括りに『毒』専門と言われても、『植物』『動物』『薬』と得意分野が別れているのか。
「ということは、今回の『ドラックルームスープ』で乱用されている薬って……」
なので、ある程度特徴がわかった所で、今回の『本題』へと切り込むことにしたのだ。
「恐らく、『ネクター』と呼ばれる鎮痛剤の亜種みたいな薬が、悪さをしているみたいね」
「ネクター?」
聞いたことない薬の名前に、思わず首を傾げたが、真生は複雑そうな表情でこう語り始めたのだ。
「確か、『ネクター』は元々、服用量を守れば、精神を落ち着かせる事ができる、チート級の鎮痛剤なんです」
「そうなの?」
「だけど、あまりにも過剰に摂取してしまうと、幻覚症状が起こりやすくなって、ハイになってしまう副作用がある。て、聞いた事があります」
「流石! 真生くん、物覚えが良いねぇ~」
「えへへ。ミクラ姉さんに褒められるのは照れます。でも、実はその『ネクター』ていう薬の名前、どこかで見覚えがあって……」
「嘘っ!?」
という事は、未成年にまで、その薬が出回っているってこと?
だけど、真生くんまで知ってるって言うことは、恐らく、前に彼がいた『学校』にまで、その薬が密かに出回っていた。ていうことだろう。
もしそうだとした、確かにこの案件、前にやっていた『キルマイフレンド』よりも厄介になってきたような。
「だけど、何処にあったのか。までははっきりと覚えてなくて……」
「そうなんだ。でも、教えてくれて、ありがとう」
「いえいえ。なので、メンコさんやタミコさんも、気をつけてください」
「そうだね。ありがとう」
とりあえず、ゴエモンさんに報告が終わったら、次は出処をはっきりと掴まなきゃ。
そう悩んでいた時だった。
「あ。実はな、創造神様とタミコちゃんに、一度試して欲しいものがあってだな」
『試して欲しいもの?』
すると、エボシさんは何かを思いついたような表情で席を立つと、近くにあった引き出し棚から、包装シートに包まれたカプセル状の薬を3本取り出してきたのだ。
色はそれぞれ、シアン、マゼンタ、イエローで、三原色を意識したのかな。可愛らしい色をしている。
「それって?」
「あー。ドーピング薬かぁ」
「えっ!? あれが!?」
「そーだよー。あれは『三姉妹お手製』だから、『適量』であれば、副作用は軽い幻覚程度で済むんだよね」
「は、はぁ……」
そして、メンコさんが軽く説明してくれたのだが、聞いただけで恐ろしいと思うのは、気のせいだろうか。
そもそも『軽い幻覚症状』という言葉が出てくる自体、怖さを感じるのだが。
「だけどな、この薬を扱う際は、少し注意して欲しくてな」
「は、はぁ……」
「コイツはな、妾とミクラ、ギンコが作ったのだが、それぞれ『効果』が違うのだよ」
「そうなんですか!」
「そう。妾特製の『セレーネ』というのは、『精神安定』の役目を果たす奴でな。主に『トラウマ』が強い人には、おすすめなんだな」
「トラウマが強い人……」
つまり、リルドの『血に対するトラウマ』が少しでも和らげられる。ていう事か。
それと、エボシさんが持ってるシアン色の薬が『セレーネ』かな。
「それとぉ~、ミクラが作ったこのぉ『アスカロン』はぁ、主に『身体強化』でぇ、飲んだ人はもれなく、めちゃくちゃ強くなるのぉ!」
「めちゃくちゃ、強くなる?」
何だろう。聞いただけで、チート級の強さが得られる様な便利薬じゃないか。
気になった私は、更にお姉様方の話に耳を傾ける事にした。
「そぅ! 一種類だけでも充分、効果があるけどねぇ。『セレーネ』や後で説明がある『オルフェウス』と併用して飲むことでぇ、効果が上乗せできる様になってるのぉ!」
「つまり……」
「副作用はねぇ、三種類の中でもぉ、比較的低い方なのよぉ~!」
「なるほど……」
つまり、シイラさんやリルドに『セレーネ』と同時に飲ませれば、身体強化も兼ねて、少しでも『血の衝動』や『トラウマ』が抑えられる。てことか。
そう思うと、この『三姉妹特製』の薬、なかなか凄いな。併用まで考えてあるのか。
それと、ミクラさんがニコニコで両手に持っているマゼンタ色の薬が『アスカロン』だね。
「それとですね。この『オルフェウス』はですね、飲んだら『感覚』が『強化』される。つまり、反応速度が上がったり、敵の察知にも早急に気づける仕様にしてあるのですよ!」
「それもまた凄いね……」
「なので、ピッキングが強い真生くんに飲ませると、効果がかなり凄いんですよ!」
「えっ!? ぼく飲んでいいの!?」
「うん。普段、病院から出されている精神安定剤とも、効果が被らないよう、調整してあるから、安心して飲んでいいんですよっ! ただしっ!」
「ただし?」
「これだけは『副作用』が、かなり強烈ですっ! なので、併用する際は『ネクター』が必須。ですので気を付けてくださいねっ!」
「ほえー……」
感覚は強化されるけど、副作用が『強い』から、ネクターと『併用必須』かぁ。
本当に使い方によっては、多種多様だよね。薬って。
効果を上乗せしながらも、副作用をかき消すように、併用をして相殺を狙うとかさ。
まるで、ゲームにある、アイテムを使うとこの効果が上がるけど、その代わりにほかの効果は消えますよ。みたいな制約さを感じる。
「えっとつまり……」
「そうですね。三姉妹からの依頼として、是非、貴女方に、『テスター』になって欲しいんですっ!」
『えっ。はぁぁぁー!?』
すると、まさかの三姉妹からの依頼で、私とメンコさんは空いた口が塞がらなかったが、副作用付きのテスターとか、なにかのバグだろうか。正直に言うと、とてつもないほど怖い。
「まぁ。安心してください。メンコ姉さん、タミコさん」
『……え?』
「実は『ぼく』や、『シイラさん』は既に、試しに『一日1錠』飲んで、それぞれ三種類の効果を『確認』してましたので。あはははっ!」
しかし、真生くんは何故か、不敵な笑みを浮かべながら、恐ろしいことを言い始めたのだ。
「えっ……」
つまり、あの地雷カップルは、既に三種類、一日一種類ずつ試していたって事!?
まさかの回答に、私とメンコさんの表情が瞬時に凍ってしまったのだ。何この性別不明のカップル、やる事なす事ギャンブルで怖すぎるだろ!
「それってつまり……」
「うん。『ネクター含めた全種類一気飲み』をしない限りは、命に別状はありません。なので、安心して飲んでおっけーですよぉ!」
「いや。ちょっと待って!?」
その前に、私達に心の準備というものが全く出来てないんだけど!
まるで『いっき!』『いっき!』て目で言われている気がして、物凄く圧を感じるのは気のせいかな!?
それと、あんまり詮索しないけど、シイラさんもしれっと、何やってんのよ。
まさか、真生くんの可愛さにおだてられて、一緒に飲んだ訳じゃないよね?
そこだけ軽く、薬物乱用パーティしないでくれるかな!?
「ふふふっ! あひゃはははは!」
「え!? メンコさん?」
しかし、彼女は豪快に笑うと、無邪気にニヤケながらも、彼にこう聞いていたのだ。
「ほんっとーに面白いね。このドーピング薬、試したんだぁ! ちなみにそれぞれの効果はどうだったの?」
「え!?」
「全種類、試しに飲んだのであれば、人それぞれになるけど、効果とか、副作用とか、様々な方向で現れたりすると思うのよ」
「それは、そうですが……」
「ちなみに、実際に飲んでみて、『アタシ』に適用可能な薬って、どれになると思う?」
「はぁー……」
まさかのメンコさんからの切り返しな質問に、真生くんは目を見開きながら驚いていたが、そういう聞き方もあるのか。相変わらずメンコさん、かっこいいなぁ。
確かに実際に飲んだ人から聞いた方が、どんな風に副作用が出るのか、分かりやすいもんなぁ。
「やぁ~。楽しそうに話してるね~」
『うぇぇ!?』
すると、控え室の扉から、ひょっこりとシイラさんが現れたのであった。




