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狼殿下とお飾りの聖女  作者: さんぴん茶の缶
お飾り聖女と侯爵家の崩壊
3/3

3

 レヴァン王国は、周辺を海に囲まれた島国である。

 地方によって地形が大きく異なっており、国土の大半はなだらかな丘陵地だが、首都から離れた田舎には起伏に富んだ高地も多い。もっとも特徴的なのは、島の中央に位置するのは「竜の背骨」と呼ばれる巨大な脊梁山脈で、それが島を大きく南北に分けている。

 海峡を挟んで近傍に存在する巨大な大陸国家によって、過去、幾度かの軍事侵攻を受けるも退けてきた歴史を持ち、それゆえ周辺に点在する列強には小さな巨人とも称されていた。

 豊かな自然と、長い歴史を誇る海洋国家。それが我がレヴァン王国である。


 ──いずれ、ルドルフ殿下が治めることになる国。


 そう考えてみると、あの人がいかに遠い存在であるかを思い知らされる。

 いまだ神への信仰が厚いこの国において、最高指導者である「聖女」の権威は盤石なものだ。神の代理人として、国民からの尊敬と羨望を受けるべくして受ける。待遇でいえば、そこらの貴族よりも良いだろう。しかし直接的に政治に関与することのない聖職者の立場は、どうあっても王族と並ぶことはない。

 あくまでも象徴。教会という組織の見栄えを良くするためのアクセサリー。当世における聖女の役割など、実質はそのようなものだ。

 本来であれば、ルドルフ殿下は気軽に言葉を交わせるような相手ではないのだが──故あって、私はあの人の使い走り、あるいは都合の良い便利屋として面倒事を処理させられている。

 当然、内密にである。このことは教会や王宮でも限られた人間しか知らない。大方の貴族や一般市民は、腐っても聖女である私が殿下に顎で使われているとは夢にも思っていないはずだ。

 ましてや宮殿を抜け出し、身分を隠して市井をうろついているとは想像もつかないだろう。

 それは、いま目の前で話している初老の女性も同様だった。

 姿勢の良い、毅然とした雰囲気の貴婦人。クレム侯爵家の女主人たるベレニス夫人だ。


「あなたにはまずハウスメイドとして、屋敷の清掃を担当してもらいます。制服は一式支給しますから、それを着用するように。給金の支払いは一月後です」


 夫人は紹介状に目を向けたまま、こちらを一瞥することなく淡々と告げる。

 貴族らしい、取り澄ました、突き放すような声だった。新しい使用人の人となりには全く興味がない様子で、ひたすら事務的に説明を続けている。

 私が何者であるのか勘付いた素振りはない。質素な服に身を包んでしまえば、聖女の威厳というのはたちまちに霧散して消えるようだ。そっちのほうが都合はいいんだけど、でもなんだろう、この切なさ。

 話を聞いているふりをしつつ、私は目だけを動かして部屋をひそかに見渡した。

 不吉な印象を漂わせていた外観に反して、邸内は驚くほど豪奢な内装を誇っていた。通された応接間も立派なもので、マホガニー製の机や壁に掛けられた絵画が目に付く。

 トビーの言っていたとおり中は綺麗だ。

 屋敷に入ると、まずこの応接間に案内された。そのあとすぐに夫人がやってきて、挨拶もそこそこに説明を始めて今に至る。

 それにしてもハウスメイドとして採用されたのはありがたい。掃除するふりをして、屋敷内を探りやすいからだ。


「仕事の詳細はメイド長から説明されるでしょう。なにか質問は?」

「いいえ。ありません、奥様」

「よろしい」


 説明を終えると夫人が顔を上げた。やっと目が合う。感情の読めない、冷え切った目つきだった。

 夫人が小さなベルを鳴らすと、部屋の扉が開いて恰幅の良い中年女性が入ってきた。彼女がメイド長らしい。名前はモレラ。

 夫人はモレラに屋敷の案内を命じると、さっさと部屋を出ていってしまった。


「じゃあ、行きましょうか」


 ぽんと一度手を叩いて、モレラが歩き出した。その後を追って、屋敷を回る。


「ここが晩餐室、ここは図書室、それから隣にあるのが遊戯室で──」


 それぞれの部屋の名称を告げてはすぐに次の部屋に移るものだから、慌ただしさに目を回しそうになる。

 はたして上手くやっていけるだろうかと不安が募ってきたところで、モレラが振り返ってにこりと微笑んだ。


「このお屋敷はとても広いから、初めてきた人は迷うこともあるの。気をつけて」


 温厚そうで人好きのする笑みだった。ほっと安堵のため息を吐く。

 少なくとも怖い上司ではなさそうでよかった。


「王都のお屋敷ではジェネラルだったのね。ならメイドの仕事には慣れているのかしら」


 モレラの質問に小さく頷く。

 私はキャニングに来る前、王都の小さな屋敷でジェネラル──いわゆるメイド・オブ・オールワーク、つまり家事労働をすべて担当するメイドだったという設定だ。

 完全に経歴詐称だが仕方ない。こういう大きなお屋敷に未経験のメイドは採用されにくいからだ。


「ある程度は。掃除なら一通りこなせます」

「そう。頼もしいわ。見ての通り、このお屋敷は万年人手不足なの。ハウスメイドとは言っても、やることはジェネラルとあまり変わらないでしょうから……不思議そうな顔ね。侯爵家なのにって思ったかしら」

「ええ」

「以前はもっとたくさんの使用人が雇われていたんだけど。時代かしらね。みんな都会の方に流れていってしまって、いまでは数えるほどしか残っていないわ」


 モレラは寂しそうに肩を竦めた。しかしすぐに気を取り直して、明るい声で言う。


「でも、それっていいところもあるのよ。以前は使用人もたくさんいたから、与えられる部屋は基本的に相部屋だったのだけど、いまはみんな個室なの」

「私も個室なんですか?」

「もちろん。手狭だけどね」


 手狭な個室。なんて素敵な響き。

 期待に鼓動を高鳴らせながら、私は聞き取れないような小さい声で呟いた。


「それはとっても楽しみ」



 使用人の寝室は屋根裏にあった。

 使用人達の居住区である屋根裏に上がると、屋敷の様相が急に変わった。廊下はいきなり狭く細長くなり、壁も白い漆喰がむき出しの状態で、全体的にどことなく薄暗い空気が漂っている。先程まで見ていた煌びやかな内装とは天と地ほどの差があり、少々面食らった。

 私が普段暮らしている宮殿や王宮のように、使用人の部屋すら華やかな方が異質とは理解しつつも、『主人』と『使用人』には明確な線引きが存在することを実感する。立場が変われば見えものも変わるというべきか。聖女として暮らしているときは意識もしなかった、階級がもたらす差について少々思うところはあった。

 私に割り当てられたのは、廊下の突き当たりにある角部屋だった。薄い扉を開けて中を覗いてみれば、モレラの言った通りたしかに手狭。五歩も歩けば壁にぶつかるだろう。

 家具も最低限しか用意されていない。薄っすら埃を被った箪笥と、その横に立てかけられた姿見。使い古された机と椅子。そして小さなベッド。


「荷物を置いたら、次は他の使用人との顔合わせよ。制服に着替えたら声をかけてね」


 モレラの言葉に頷いて、扉を閉める。

 それからゆっくりと振り返って、もう一度部屋を確認する。

 じわじわと口角が上がっていく。

 我慢できず、私は満面の笑みを浮かべながら、両手を広げてベッドに飛び乗った。


「ああ……いい。悪くない。素敵だ」


 私を受け止めた木製フレームの古びたベッドが、ぎぃと悲しげな泣き声を上げる。シーツからはかすかに埃っぽい匂いがした。

 こじんまりとして質素ではあるけど、そこが気に入った。古びているけど綺麗に整えられているし、過ごしやすそう。こういうシンプルな空間のほうが私好みだ。

 聖女にふさわしい部屋よりも、ずっと。


「このまま寝ちゃいたい……」


 ごろんごろんと左右に転がりながらぼやく。

 でもそんなわけにはいかない。

 のそのそと起き上がり、渡された制服に着替える。シックな黒のドレスに、清潔感のある白いエプロン。フリルの帽子の後ろ側には長いリボンがつけられており、動くたびに尻尾のようにゆらゆらと揺れた。

 鏡をのぞき込んで微笑んでみる。中々似合っているじゃないかと自画自賛してみたり。鏡に映っている私は、どこからどう見ても普通の使用人だった。


「よし、行こう」


 部屋を出ると、モレラが私を見て大袈裟に歓声をあげた。


「あらあら、よく似合ってるわ!かわいらしいこと」

「どうも」


 気の利いた言葉でも返せたら良かったが、生憎私は人見知りなうえに口下手だ。曖昧に微笑むことしかできない。

 まあ、世辞だったのだろう。モレラは特に気にした様子もなく、せかせか歩き出した。


「この時間帯は、みんなキッチンに集まっているはずよ」


 階段を降りて一階へ行き、使用人用の通路を経由して別棟へ渡る。屋根裏と同じく、こちらも屋敷の裏側にあたるため、質素な雰囲気の造りだった。

 キッチンのすぐ隣に設けられた食堂から、にぎやかな声が聞こえてきた。モレラに続いて食堂に入る。

 一つの大きなテーブルを囲んで、八名ほどの男女が食事を摂っていた。良い匂いがするせいで、みっともなくお腹が鳴りそうになるのを堪える。


「みんな、一旦手を止めて注目して。新人が来ることは聞いてたわよね?この子が今日からうちで働くことになったアランよ」


 モレラが声を張り上げると、中にいた人間がいっせいにこちらを見た。露骨に観察するような目つきを向けられ、内心でうっと怯む。

 私は女優、私は女優……と心の中で唱えながら、とびきりの笑顔を作ってみせる。大丈夫、愛想笑いなら得意だ。


「アラン・ルランネです。ハウスメイドとして働かせていただくことになりました。これからよろしくお願いします」


 値踏みするようだった視線がわずかに緩んだのを肌で感じた。

 受け入れられたわけではないが、疎外する要素もないと判断されたらしい。

 入口近くの木椅子に座っていた若いメイドが、さっと立ち上がってこちらに近寄ってきた。栗色の丸っこい目をきらきらと輝かせながら、握手を求めるように手を差し出す。


「私、ライジーアっていうの。あなたと同じハウスメイドよ。年齢が近い同僚ができるなんて嬉しいわ、困ったことがあったら何でも相談してね」


 ずいぶん人懐っこい性格のようだった。屈託のない笑顔がまぶしい。

 ライジーアの手を握り返して、礼を言う。

 彼女の挨拶を皮切りに、遠巻きに眺めていた人もわらわらと寄り集まってきた。

 

「俺はダミットだ。料理長を任されてる」


 と、だいぶ髪が後退した頭にコック帽を乗せた中年男性がだみ声で名乗る。

 次いで、すらりと背が高く落ち着いた雰囲気の女性が、


「私はケイト。キッチンメイドなの、彼女はエレオノーラ」


 挨拶とともに、隣にいた細面でくっきりした目鼻立ちの女性を紹介した。気の強そうな、尖った雰囲気の人だった。


「エラでいいわ。ハウスメイド」


 エレオノーラはぴくりとも表情を変えずに端的に述べた。

 その後も同僚の紹介が続いた。

 サラ、アニー、ヘレンの三人の少女たちは、それぞれ順番にサラがハウスメイド、アニーがランドリーメイド、ヘレンはデイリーメイド。全員部署が違うものの、仲の良い三人組らしい。

 執事のホイットマンは気の弱そうな初老の男性だった。瘦せ型で、顔色がかなり悪い。

 他にもまだフットマンや庭師、厩舎番などの使用人がいるそうだが、とりあえずはこの場にいる人間だけ紹介される。

 私は人の名前を覚えるのがあまり得意ではないが、それでも必死に顔と名前を一致させようと脳味噌に刻み込む努力をした。

 挨拶がひと段落したところで、サラが興味津々といった様子で身を乗り出す。


「で、アランはどうしてわざわざキャニングに来たの?以前は王都にいたんでしょう?ここよりも仕事があったんじゃない?」

「王都は家賃が高いから、一家揃って別の土地に越したんです。でも、そこはあんまり良い求人がなくって」

「ああ、それで。ここもド田舎だけど、お給料は良いもんね」

「ライジーアも前にいたのは王都だったよね?」


 アニーの言葉に、ライジーアがこくりと頷く。


「あなたと同じで、私も以前は王都のお屋敷で働いていたのよ。都会が嫌になって、長閑なところで働きたくなったのが移住の理由だけど」


 ライジーアが茶目っ気たっぷりにウインクした。

 その隣でケイトとヘレンは深々とため息を吐いて嘆く。


「田舎暮らしに憧れて、なんて羨ましいことこの上ないわね。私たちからすると、都会の方がよっぽど魅力的だけど」

「ほんとよぉ。キャニングなんてどこを歩いても沼に突き当たるんだから。あーあ、あたしも王都で暮らしたーい」

「王都の建物ってどれも背が高くて入ってるお店もお洒落で、洗練された紳士淑女が闊歩してるって聞いたけど、ほんと?」


 きらりと目を輝かせるケイトに、私とライジーアは苦笑する。


「確かに大きい建物は多いですけど……」

「お洒落な人もね。でも人も物も溢れすぎていて、私にはちょっと目まぐるしかったわ」

「ああ、その感性、少し理解できます。何をするにも慌ただしいんですよねぇ」

「そこがいいって人がいるのも分かるけど、私はとてもついていけなかったのよね」


 うんうんと頷きあう私達に、メイド三人娘は不満そうな声を上げた。

 ケイトが首を傾げて不思議そうに言う。


「アランは王都が嫌いだったの?」

「いいえ、好きですよ。ただ、都会だからというよりも故郷としての愛着の方が強いんですよね。だからライジーアの気持ちはすごく分かります。良くも悪くもせわしない街だったので」

「私ならぜーったい王都の方が素敵だと思うけどね!この辺、ほんっと辺鄙なんだもん」


 まあ、キャニングと王都なら断然王都なのは私も同意である。利便性の面で差がつきすぎているのだ。


「隣町に行くにも時間がかかるし、お店もほとんどないもんねー」

「あら。キャニングにだって雑貨屋さんくらいありますよ」


 ヘレンの言葉に、すかさずモレラが言い返した。

 胸を張るメイド長に、サラが「あーいう古くてカビの生えたセンスのお店じゃなくて、もっと若者向けの品を取りそろえた店が──」などと力説する。

 それに対して料理長と執事も会話に参加し、変化が緩やかな田舎の良さを説きはじめ、もちろんメイド達は各々の持論を展開して反撃。

 暫し、年嵩の使用人と若輩の使用人の間で、都会対田舎の激論が交わされた。

 私は中立派として時折意見を求められながら、


「はい」「いいえ」「はい」「まあ」


 などと、当たり障りのない、面白みもない返答をする。


「……」


 エレオノーラだけが、一人つまらなさそうに皿に盛られた料理をつついていた。

 都会派と田舎派の論争がまったく終息の兆しを見せないことにうんざりしかけてきた頃、


「おいっ!誰かいるか!」


 けたたましい音を立てながら、トビーが勝手口から飛び込んできた。

 キッチンに集まっていた全員がぎょっとしてそちらを見た。

 門番の男は数時間前とは打って変わった真っ青な顔で、人の集まっていたテーブルまで駆け寄るとがくりと膝をついた。ただならぬ様子に、皆一斉に介抱しようと席を立つ。


「なんだあ?騒々しい」

「ひどい汗よ、大丈夫?」


 息も絶え絶えになりながら、トビーは必死に何か言おうとしていた。呼吸が整わないまま話そうとしたせいか、むせて咳き込んでしまう。

 料理長が水を差し出すが、トビーはそれを片手で押しのけると、唇を震わせながら言葉を発した。


「沼、沼……!」

「沼がなんだよ」

「ぬ、ぬま、沼から──」


 息を吸い込む音がやけに大きく響いた。トビーは悲鳴のような声で叫ぶ。


「人の、骨が出てきたんだよッ!!」


 キッチンが水を打ったように静まり返った。

 料理長は眉をひそめて、モレラはさっと手で口を覆った。メイド達が怖々と顔を見合わせる。私は考える前にぽつりと呟いていた。


「誰の?」


 質問してからなんて馬鹿なことを聞いたんだろうと後悔した。骨になってるのに身元がわかるわけない。

 けれどトビーから返ってきたのは、予想とは違う言葉だった。


「誰のかなんてわかるわけない。思い当たる人間が多すぎる」

「は?」


 がつんと頭をぶん殴られたような衝撃に襲われた。

 いま、なにかとんでもないことを言われた気がする。

 ぐるりと周囲を見渡して説明を求める。


「どういうことですか?」

「……」

「モレラさん」

「だから、その」


 モレラはそれ以上何も言いたくないとばかりにきゅっと口を引き結んだ。先程まで饒舌だった使用人達の姿が嘘だったように、執事も料理長も目を逸らした。

 目が合ったのはライジーアだけだった。

 私は答えを求めて、その栗色の瞳を根気強く見つめる。彼女は困り果てた顔をしていたが、やがてたどたどしく話し始めた。


「……えっと、じつは、失踪事件があったの」

「失踪、事件」


 不穏な言葉に慄いていると、隣で難しい顔をしていたエレオノーラが低い声で呟いた。


「村の人間がもう十人も消えてんのよ」

「エレオノーラ」


 たしなめるようにライジーアが名前を呼ぶ。


「本当のことでしょ。誤魔化したってすぐわかるわよ」


 吐き捨てるような声だった。冗談ではないのだとわかる、真剣な声。

 冷たい手で心臓を握られたような心地がした。

 ひそかにそれぞれの反応を窺う。使用人達は皆一様に顔を曇らせ、恐ろしい出来事にショックを受けているようだった。

 しかしよく見ると、どこか違和感があった。

 動揺しているように見えるが、それは骨が発見されたことに対してであって──人が死んでいるという事実に対してではないように見える。

 無感動というよりも、慣れている。まるで日常の延長であるかのように、人死にに慣れ切っているのだ。

 彼らの目が昆虫のように無機質な光を湛えていることに気づいて、ぞっと背筋が凍り付いた。いきなり気温が何度も下がったような気がした。

 私は頭の中の殿下に恨み言を捲し立てる。


 ──よくも、こんなとんでもないところに送り出してくれましたね。


 もしも十一人目になるようなことがあったら、殿下に憑りついて呪ってやろうと思った。

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