No.3
私がたくさんの部屋を前に呆然としていると近くにもう一人困っている人がいることに気づいた。
「ゆ!勇気出して話しかけないと…!」
もうすでに集合時刻10分前だった。
「あの!すいません…第5会議室の場所って分かりますか…」
よく見てみると私と年齢が近そうだった。
「第5会議室?私と行く場所同じだ!」
「わ…」
「でもごめんねー!私も場所わからないの。」
「あ、そう、なんですか…すいませんでした。」
「謝んないで!行く場所が同じってことはアイドルになる子でしょ?」
「まぁ。」
「よろしくね!私は上井梓。中学1年生だよ!」
中学1年生?もっと年上に見えた…
「私は川口、結城です…」
「うーん、それにしても第5会議室ってどこだろー。」
「どこなんでしょう。」
2人で頭を悩ませていると突き当りの部屋から誰か出てきた。
そして私たちの方を見て目を輝かせながら走ってきた。
「ねぇ!もしかして梓ちゃんと結城ちゃん?!」
「そうだよ〜」
「そうです。」
「浦野木葉って言うの!よろしくね!」
「あ、よろしく〜…」
「よろしく!」
えーっと多分この子がもう一人のメンバーだね。
私より背がちっちゃい…
「木葉ちゃん。さっき出てきた部屋が第5会議室?」
梓は小さな子をあやすような言い方でそう聞いた。
「そーだよ!」




