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第6話

活動報告にも書きましたが、第2話にギャル達のフルネームを記載しました。

岩田→岩田 渚   (いわた なぎさ)

森田→森田 みなみ (もりた みなみ)

水田→水田 蘭子  (みずた らんこ)

山田→山田 碧   (やまだ みどり)

「はい。じゃあ文化祭の担当が決まったので、残りの時間は定期テストが近いので自習にします」


 担任の坂上さかうえ先生の掛け声が岩田のせいで重苦しい空気が支配する教室に響く。


「マジで、入場ゲートじゃないの意味わかんねえ」


「ほんと。渚がやりたいって言ったのにぃ」


 他の生徒が黙々と自習をする中、既に決まった事に対して文句を言い続ける岩田とそれに同調する森田。


「でも、男子が全員西棟に投票したのはおかしいでしょ。絶対なんかやってるよ。みどりもそう思わん?」


「別にどうでもいい」


 ありがとう山田。水田が裏で何かあったんじゃないかと気付いたみたいだけど、山田が話の流れをぶった切ってくれた。



 はい。山田のおかげで乗り切ったと思ったんですが、全然そんなことありませんでした。絶賛、岩田・森田・水田に捕まっております。


「あんたさぁ、アタシが入場ゲートやりたいのに何で西棟になるように皆に頼んでんの?」


「そうそう、みなみ達は入場ゲート作りたかったのにぃ」


「知らねえよ。一番楽な西棟がやりたかったから、皆にお願いしただけだろうが」


 放課後、帰る前に一人でトイレに行ったのが運のつきだったみたい。てか、文化祭の担当業務一つでここまで真剣になれるのか。


「文化祭の準備、やる気無くなったわ。あんたのせいだよ」


 拗ねた小学生みたいな捨て台詞を吐いて立ち去っていくギャルを見送る。

 別に、入場ゲートでも準備手伝うつもり無かっただろ。っと、冷との待ち合わせに遅れると面倒くさいから早く玄関に行くか。



「駆流遅かったね。なんかあった?」


 案の定ちょっと遅れただけで冷に心配されている。


「別にトイレに行ってただけ」


「ほんとに?」


「流石にしつこい」


 冷に続いて優兄も尋ねてくる。大事にしてくれるのは嬉しいけど過保護過ぎなんだよな二人とも。

 そういえば、俺がクラスの男子に頼んでた事をギャルズにチクったのって誰なんだ?

読んでいただきありがとうございます。

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